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九州のキッズ達が待ち望んでいた大型ロック・フェス、
伝説のその序章

7/24 tue 6:00PM @福岡国際センター

PHOTO:HIROSE ASAKO TEXT:ITO KATSUHIRO

 「こんなメンツなかなか東京でもみれねぇぜ」と出演者の一人が言った。

 それほど豪華なメンツが揃った真夏のイベント。平日の夕方というのに多くの人が集まっていた。夏休みに入ったためか比較的年齢層は若く、まさにキッズと呼ぶべき観客達が今か今かと開演時間を待っていた。今年初めて福岡で開催となった大型ロック・イベント、F-X。国際センターの1階と2階があっという間に埋め尽くされてきた頃に、オープニングアクトが始まった。9mm Parabellum Bulletが勢いのある激しいナンバーで盛り上げれば、地元福岡から東京に進出したDOESが鋭くも落ち着いた演奏で実力を見せつけた。

 18時すぎ。1階も人がぎゅうぎゅうになってきた頃、ASIAN KANG-FU GENERATIONが登場した。安定感のある演奏でヴォーカル後藤正文の情熱的な歌声が会場を一変させる。刻むビートの高揚感に、こだまする歓声。特に名曲『ループ&ループ』が始まったときの会場の一体感はすさまじかった。

 次はマキシマム ザ ホルモン。この日一番のバカ騒ぎ。手振りを交えての「めんかたこってり、やったー」というオーディエンスとバンドとのお決まりの意味不明(!?)な掛け合いがさらにオーディエンスを興奮させる。ユーモアと激しさを兼ね備えた強烈なビートに皆踊り狂っていた。

 そしてKen Yokoyama。この日はセカンド・アルバム『Nothin' But Sausage』からの曲がメイン。アクセル全開のパンク・ロックがキッズ達を笑顔にさせる。9月に最新アルバムの発売を控えているが、その収録曲は次回10月にまた来るときに思う存分演奏してくれるとのことなのでそちらも要チェックだ。

 豪華なラインナップにあってトリを務めたのがBEAT CRUSADERS。お面を剥ぎ取り、のっけから『BE MY WIFE』と観客の心を掴んだ。途中お馴染みの下ネタコールも沸きあがり、ラストへ向けての怒涛の盛り上がりを見せた。渦と化したオーディエンスの盛り上がりが巨大な国際センター全体を包み込んだ。

 あっという間に、過ぎ去った夏の夜。Ken Yokoyamaが演奏中にこのイベントの責任者をステージに呼び、次回は野外でこのイベントを開催することを無理やり約束させていた(笑)。形はどうであれ来年の開催はファン全員が望んでいることであろう。F-Xが今後福岡、そして日本を代表するロック・イベントとなることを願う。