
TROPICALIZE TOUR も無事終了。 12月に東京・大阪・福岡の3か所でファイナルを行う『THE BOOM』。 このインタビューは8/29福岡公演翌日に行われた。 福岡公演後、完全燃焼(?)で 立ち上がれなかった『宮沢』氏は欠席。 栃木、小林、山川3氏にお話をお伺いした。 photograph;山田トモフミ text;濱村喜代美 --今はちょうどツアーの中盤ですが、正直キツイ時期では…? 栃木 肉体的には若干(笑)、なんてね。でも、ライブの流れそのものを体が覚えるから、ステージ上で皆がリラックスしつつ、バンドの音を楽しめる時期でもあるんですよ。 --お客さんもすごく楽しそうにしてたのが印象的でした。 山川 実はお客さんがステージに上がったの、福岡だけなんですよ!福岡のファンは積極的に楽しんでくれますね。 --ライブでは、メンバーそれぞれの個性がよく表れてたと思うんです…特に小林さんは、独特のハードロックノリでしたし。 小林 みんな自由にやらせてくれるし、音楽って自由に楽しむものだからス夕イルとかにこだわる必要はないかなって。でもそれって、前回の極東ツアーをこなしてそう思うようになったかな。それまではやっぱり試行錯誤しましたよ。悩んだ時期もあったし。自分らしさを考えたらふっ切れましたけどね。 栃木 その音楽ができた背景は理解しなければならないし、気持ちは見習うけど、その精神があれば、自分たちなりに楽しむことができるんじゃないかなって。ブラジルとかに行って感じた、街の持つ熱気を、僕たちの音楽で伝えたいっていう意識は、メンバー共通のものだから。 |

--ライブを見て一番感じたのが、オープンマインドというか、お客さんも含めて、みんなで音楽を楽しもうよっていう雰囲気ですね。 栃木 ブラジルとかでは、演奏してる人だけじゃなくて、周りの人達も手拍子取ったり掛け声かけたりしながら音楽を成立させてるの。しかもみんなニコニコしながら…。だから僕たちのライブも『面自い演奏するらしいよ』っていうぐらいのノリで来てもらって、面白ければ「イエェーイ」って言ってくれたり、一緒に歌ってくれたりするとうれしいですね。僕らは、その渦の中で一緒に音楽を楽しみたいって思ってますから。 --なんだか包容カを感じますね。歌詞も、初期の頃に比ベてテーマが大きくなっている気がするのですが。 栃木 今は三十代になって、結婚して子供もできてっていう具合に状況が違って来てるから、簡単に結論が出せなくなってきてるんですよ。でもその時期なりに自分の結論は出さなきゃならないんだけど、迷うこともあるし、逆に結論が出せないってどういうことだろうって考えて行くと『これが正しい』っていう一つの答えではなく、もっと普遍的な答えに行き着いてしまう。だから、歌詞のテーマも、わざと大きく取ろうとしているのではなく、自然とそうなった気が…。昔は、自分の気持ちに真っすぐな世界を歌うって事が多かったんだけど、今はもっと広く、みんなの感情の根っこにあるものを歌いたいっていう風になってきてるんだろうね。 --では、ライヴを楽しみにしているファンへメッセージを。 山川 やっぱりブームってライブバンドだなって最近よく思うんです。アンケートとか見てても、「CDでは分かりにくかったけど、ライブを見てよく分かりました」とか言う意見もあったし。日本では、席があるから踊りにくいんだけど、音楽を身体で感じて、気持ちの中だけでも、色んなことから解放される…その瞬間を一緒に楽しみたいですね。 小林 やる僕たちだって始まる直前まで、何が起こるのか、半分楽しみで半分不安でっていうかドキドキしてるんですよ(笑)。コンサートって何が起こるか分からないですからね。 観ている人達、演じる人達。それぞれの思いが一つの大きなリズムを刻んでいる。この日エンディング曲となった『風になりたい』の大合唱は、その瞬間が天国であり、楽園だった事を
感じさせてくれた。12月、国際センター。ファイナルにふさわしい楽しさをびっしり詰め込んでいるに違いない…。
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