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text;水本桂鶴子 /
九月六日 コンベンションライヴ ラフォーレ六本木
拝啓 槇原 敬之 様秋風が心地よく頬をなでていきます。私の大好きな季節になりました。 初めてお手紙さしあげます。といってもこんな手紙も初めてなので、ライブを見て感じたことを上手く伝えられればと願っています。 さて今日は、十月二十五日に発売予定のあなたの新譜アルバム「UNDERWEAR」を少しだけ聴かせていただくために、六本木へとやってきました。最近ハードなことが続いて、ライブを楽しむにはベストコンディションでなかった私でしたが、ありがとう、ライブを見てアルバムのデモテープを何度も聴いて少し元気になりました。 この日も少々ゴタゴタがあって、まるで「マーフィーの法則」さながらに裏目が重なったままの状態で会場にたどり着きました。今日のライブは特別にアコースティックな編成で「アルバムとは少し違う感じになっている」って言ってましたよね。シンプルで暖かくて、音が心にしみました。 私ここしばらく邦楽に興味が持てなくて、真剣に耳を傾けたことがありませんでした。だからあなたに対する印象も薄くて、コマーシャルやドラマの主題歌になっている作品しか知らなかったんです。でも今日のライブを見て話を聴いて、あなたがどんなに音楽を愛しているのか少し解ったような気がしました。トークコーナーで話していた「僕は僕の音楽を好きな人に聴いてもらえればそれでいい、音楽に触れていることが好きだから」の言葉が、今のあなたそのままなのだと思えました。 何があなたに起きたのか想像もできないけれど、「ここ2年は自分のことばかりを考えていた」ともおっしゃってましたね。日本語のオリジナルアルバムを発表するのは2年ぶりだそうですが、あなたの暖かいライブを観て、音に触れて、私自身も時々は立ち止まって自分の中にある「スキなこと」を確認したり、自分の頭をなでながら、自身を誉めてあげることも必要だななんて思ったりしました。 新譜「UNDERWEAR」のデモテープよく聴いています。この日のライブでは演奏して くれなかった「男はつらいっすねえ」が私のお気に入りです。 あなたが書く曲ってどれも小粋な短編集のようですね。想いがあって、時間が感じられて、ストーリーがあって。
余談ですが 、最近年下の男の子に「かわいい!」と言って、ひどく叱られました。彼曰く「女は男性に可愛いなんて表現を使っちゃいけません、かっこいいと言いましょう」ですって。「人として」を前提にして男も女もお互いの「らしさ」を磨くために、もう少し努力する必要があるのかもしれませんね。 一日限りのアコースティックライブ、「ストレスのたまらないボーカル」に気を付けたと言っていたあなたの言葉通り、 心地よく酔えました。来年に予定されているツアーでは、また違うマッキーを見せて下さることでしょう。会える日を楽しみにしています。 九月二十五日にはシングル「どうしようもない僕に天使が降りてきた」、そして十月二十五日にはアルバム「UNDERWEAR」がリリースされますね。今日のライブで生のマッキーに初めて触れた私は、あなたの表現力と音楽好きな姿勢に、とても心を動かされました。 本当にありがとう。お体、どうぞご自愛下さい。 かしこ New Album『UNDERWEAR』10/25
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