しかし、あこがれが憎しみに変わると スターを脅かす最も恐ろしい存在となる。 |
![]() さらにオリジナル・サウンドトラックが、ある時は効果音として、また哀愁をおびたBGMとして作品全体をデジタルサウンドで引き立てている。普通の人間が狂気の犯罪者と変わっていくさまをロバート・デ・ニーロが彼独特の演技で披露してくれる。 ●原題:THE FAN 1996年作品 112分●制作:ウェンディ・ファイナーマン●監督:トニー・スコット●原作:ピーター・エイプラハム●撮影:ダリウス・ウォルスキー●音楽:ハンス・ジマー●出演:ロバート・デ・ニーロ、ウェズリー・スナイプ。エレン・バーキン 他 |
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メジャーリーグの選手を夢見た少年が、長い年月を経て今はしがないセールスマン。妻にも見放された男のたった一つの生きがいは地元のメジャーリーグであるサンフランシスコ・ジャイアンツの試合を応援することだった。男はいつしかチームにトレードで戻って来たスーパースター、レイバーンに急接近する機会をもった。ひとりファンのあこがれと崇拝の心が、狂った歯車の様に彼を恐怖の妄想へと変えていく。ファンとスターの間に恐怖と狂気のドラマが展開していく。 「フォレスト・ガンプ」のウェンディ・ファイナーマン制作、全米で驚異のベストセラーとなったピーター・エイブラハムの原作を「トップガン」「クリムゾン」のトニー・スコットが監督。熱狂的な野球ファンが狂気の犯罪者と変わっていく過程を「カジノ」「ヒート」が記憶に新しいロバート・デ・ニーロが熱演、SFジャイアンツのスター選手に「メジャーリーグ」「ドロップ・ゾーン」のウェズリー・スナイプ、作品ごとに大物男優を食いつぶす名女優エレン・バーキンといった役者陣も魅力。 |
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幼い命と、そして男たちの絆 |
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| ニューヨーク市長のジョン・パパスは次期大統領への野望を着実に手に入れようとしていた。そんな彼を陰で支える市長の右腕である補佐官。二人は固い絆で結ばれていた。そんなある日、執行猶予中のチンピラ・マフィアと警官の銃撃戦にまきこまれ幼い黒人少年と警官が銃弾に命を奪われる。やがてこの事件には裏があるとかぎつけたマスコミによって世間は事件に注目を集める。市長はイメージ・ダウンを避け、事をうまく処理しようとした。市長に対する疑惑が補佐官を襲う。理想派の完璧主義者で知られる補佐官は…? サウンド・トラックで使用されているアメージング・グレイス(バグ・パイプで演奏される)があたかもノンフィクションのように描かれた作品に対して、実にナレーションのような効果を出している。 |
この作品の原案人ケン・リッパーが元ニューヨーク市の助役であったこと、その原案をもとに脚本を手掛けたのが「セント・オブ・ウーマン」のオー・ゴールドマン。さらに「タップス」「オニオン・フィールド」のハロルド・ベッカーが監督にあたったことで完成した「訣別の街」。市長アル・パチーノと補佐官ジョン・キューザックによる実に奥の深い男と男のラブストーリー。
●原題:CITY HALL 1996年作品 112分●制作:エドワード・R・ブレスマン●撮影:マイケル・セラシン●監督:ハロルド・ベッカー●音楽:ジェリー・ゴールドスミス●出演:アル・パチーノ、ション・キューザック、ブルジット・フォンダ 他 |
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writer:TAMBO
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![]() ゴダールはこの映画で主人公の夢に水をさすような様々な要因を観客に語りかける。決して娯楽ではなく現代社会を告発するニュース映画と慈悲映画の合体が30年の歳月を経て今ビデオに復活する鬼才ゴダールの芸術。
●原題:PIERROT LE FOU1965年作品 112分●制作:ジョルジュ・ボールガール/ディノ・デ・ラウレンティス●原作:ライオネル・ホワイト●撮影:ラウール・クタール●音楽:アントワーヌ・デュアメル●出演:アンナ・カリーナ、ジャンポール・ベルモント、ダーク・サンダース 他 |
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美しい色づりの漫画本「ピエ・ニクレ」を持って、かつての恋人マリアンヌと再開したフェルディナンは漫画そのままのアバンチュールに旅立つ。まるで子供心の夢をかきたてるロマネスク作品?ところが、その夢のようなアバンチュールを体験しようとした男女はその代償として死の犠牲を払わなければならなくなっってしまう。ベトナム戦争、日常茶番の人々の殺し合い、政治、そして慈悲。 |
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二人の恋の結末は? |
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《運命の赤い糸》昔から、すんなりと見つからないのが男女の恋。しかも、その糸があみだくじ状態でもつれあっていたとしたら? |
監督(脚本) は実はこれが映画デビュー作となる生粋のニューヨーカー、ウォーレン・レイト。派手すぎず、地味すぎない心地よい音楽が全体に流れる、まるで36年前のオスカー作品「アパートの鍵貸します」に勝るとも劣らない小粋なロマンチックコメディノ傑作。
●原題:THE NIGHT WE NEVER MET 1993年作品 99分●制作:マイケル・ペイサー●監督(脚本):ウォーレン・レイト●撮影:ジョン・A・トーマス●音楽:エバン・ルーリー●出演:マシュー・プロデリック、アナベラ・シオラ、ケビン・アンダー 他 |
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writer:TAMBO
Many Thanks:TSUTAYA CLUB |
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| 「ああ、やっぱり今日もだめだった」。肩を落とし面接の帰りに乗った電車で、ふと顔をあげた松尾伸治は1枚の車内広告に目を留めた。「西鉄電車の車内広告 1枠3000円」。このままではそろそろ就職浪人が決まりかけている時期だった。松尾は考える。「求人広告があるなら、僕を雇ってくださいという求職広告があってもいいはずなんじゃないか」。そして友人の小嶺茂を誘い、2人で10枚分の自己PRポスターを作成した。意気揚々と西鉄に申込みに行った2人は、担当者から「広告枠は50枚単位でしか売れないんですよ」との返事をくらう。もちろん彼らにそんな金はない。そこで50枠分の作品を募る電車内ギャラリー化計画「ゲマインシャフト」をスタートさせたのだ。 昨年12月から2月まで、西鉄宮地岳線のある車両の網棚の上には、本来なら広告が並ぶべき場所にコンピュータグラフィックから毛筆の書まで、さまざまな作品が展示された。 |
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何も知らずに乗り込んだ客は、いつもの車両とはなんとなく違う雰囲気を感じたい違いない。吊り広告は通常のままで、道場六三郎さんの笑顔が、逆にちょっと浮いて見えたりしたのも妙だった。この時、松尾と小嶺の求人広告も展示されたが、それに応じた企業があったかどうかは定かでない。これほどゲリラ的なのに誰にもどこからもとがめられることもなく、平和的に決行された「ゲマインシャフト」は、西鉄からもあたたかく迎えられ、好評につき第2回が行われることになった。1997年1月14日まで、もうその列車は走っている。ふだんはあまり宮地岳線に乗らない人も、あの沿線は海が近くてけっこういいのだ。乗ってみてピクニックにでも出掛けることをおすすめしたい。運がよければ1日何往復か走っている、ゲマインシャフトの車両に出くわすかもしれないよ。 |
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writer:池本かおる
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![]() 自らが栄光と挫折を繰り返した人間だけに、男でも女でもない。まるで菩薩のような《愛》が注がれているのが魅力的。ぜひ、その妖艷な演技と歌声に《愛》を感じてほしいものです。ちなみ、『愛の讃歌』とは飛行機事故によって失ったマルセル・セルダンにピアフ自身が捧げた名曲です。個人的には、つかこうへい原作の映画『寝盗られ宗介』で。原田芳雄が女装し熱唱した『愛の讃歌』が一番のお気に入りなんですけどネ…。 ●脚本・演出・音楽・衣裳/美輪明宏● 出演/美輪明宏、いしだ壱成、笵 文雀 他●日時・開場/1996年11月11日(月)18:30〜、12日(火)13:30〜メルパルクホール福岡 11月13日(水)、14日(木)18:30〜、熊本県立劇場 演劇ホール●料金/S席10,000円、A席8,000円(税込) ●問合せ/大庭クリエイト(0120)08-3754 |
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いや〜突然ですが、やっぱり人生、《愛》ですよ愛!とくに人肌恋しいこの季節は、男も女もあったか〜い愛の毛布に包まれて、幸せな気分にひたりましょ…ってなわけで、今回紹介したいのは美輪明宏出演による『愛の讃歌〜エディット・ピアフ物語〜』と演劇集団キャラメルボックスの『不思議なクリスマスの作り方』。 |
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で、お次ぎは福岡でも人気急上昇のキャラメルボックス。今回の作品は、成井豊が早稲田大学《てあとろ'50》時代、初演タイトル『キャラメルばらーど』として上演した作品。内容は、あるクリスマス・イブの日、スヌーピーでおなじみ『ピーナッツブックス』の登場人物が、デパートのエレベーターに閉じ込められた人々と一大エンターテイントメント・ファンタジーを繰り広げるというストーリー。《で、何でこれが愛に関係あるわっけぇ〜?》と言われると困るんだけど、成井自身「この作品がなかったら、今頃キャラメルボックスは存在しなかった」というくらい、思いに思いを込めた入魂の一作なわけで、絶対に見て損はしない1品です、マジで。 |
しかも、ネタがクリスマスだけに21日がレッド、22日がグリーンの服を着て当日券を買うと。なんと300円の割引をしてくれるという演出も(ただし、判断のつきにくい微妙な色の服はダメよ…とのこと)!う〜ん、やっぱりこの、少しでもお客さんに楽しんでもらおうという心こそ、芝居に一番必要な《愛》なのではないでしょ〜か。違いますゥ?
●作・演出/成井豊●出演/大森美紀子、西川浩幸 他●日時/1996年11月21日(木)、22日(金)●開場18:30、開演19:00●会場/メルパルクホール福岡 ●料金/全席指定3,800円(税込) ●問合せ/ピクニック(092)715-0374 ネヴュラプロジェクト(0077)23-154-481(フリーコール無料) 演劇集団キャラメルボックス トークショー●日時/11月23日(祝)●開演14:00●場所/西新パレスホール●料金/全席指定1,800円(税込)●問合せ・予約/キャラメルボックス(03)5386-0220 |
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writer:中島さおり
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