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JAYWALK TOUR 1997 PENTANGLE
1997.5.21 (wed) at 福岡市民会館
 ●text/Saori Nakashima ●photographs/Tomofumi Yamada
 薄暗いステージ上に、静かに流れ出す9本の光とインストゥルメンタル。キーボードの杉田さんがそれを追うように演奏する中、メンバーが次々と登場、『PENTANGLE(ペンタングル)』ツアーがスタートした。意外にも1曲目は「祈るなら」。おなじみ中村さんのハスキーな声がホールいっぱいに響きわたり、ステージ中央のペンタゴン(=五角形)が、その角度を徐々に開いてゆく。「今日は意外な曲、いつもとは変わった曲を演りたいと思ってます」という中村さんの短いMC後、3月12日リリースのアルバム『PENTANGLE』を中心に、「RIVAL」、「7÷6」などアップ・テンポの曲が数曲続く。
色とりどりの鮮烈なライト、心地よく左右に揺れるメンバーのリズム。高々と掲げられた5つのペンタングルが、それぞれの頭上で光を放ち、客席の熱気も高まっていったところで、MCを挟み「LONG LONG TIME AGO」へ。この曲は当初、ツアー・メニューには上がっていなかったが、ツアー中、あまりにもリクエストが多かったため、客の声、苦情、誉め言葉などにめちゃくちゃ弱い(笑)JAYWALKとしては、急きょメニューに加えたのだそう。気合いの入った顔のわりには、なかなかキュートなサービスだ。しかも、「河よりも低い町で」、「真冬のON THE BEACH」など、長年のファンにとっては懐かしいナンバーが次々と登場。ドラムス・田切氏の“中村耕一、暴走族に囲まれる事件”のMC後、最新シングル「SHE SAID…」を含む8曲が、ノン・ストップで演奏されていく。
そしてラスト。JAYWALKのテーマ曲でもある「心の鐘を叩いてくれ」では、観客とステージが一体となって大合唱し、思わず感動で涙ぐむファン、力いっぱい両手を振って想いを歌に託すファン…と実にさまざま。21時15分を回って迎えたアンコールでも、鳴り止むことのない拍手が会場全体を熱い雰囲気に包んでいた。
最後に、「PENTANGLE」という言葉だが、これには「JAYWALK5人の才能、力の結晶」という意味があるようだ。5を表わす接頭語“PENT”に、モノを見る角度、視点という意味の“アングル”。その掛け合いから生まれたこの造語は、JAYWALK本来の、“物事にとらわれず自由に生きてゆくこと”のシンボルであるような気がしてならない。彼らの持つ「生きる」ことへの強さと優しさ、そして自由なスタンスを今回、改めて確認したステージだった。

1.祈るなら /M2. RIVAL /M3. 迷路は続くよどこまでも /M4.7÷6 /M5.SINGLE WOMAN/M6.LONG LONG TIME AGO… みんなひとりで生きていた/M7.河よりも低い町で -MY OLD MAN- /M8.真冬のON THE BEACH /
M9.自由を纏う女 /M10. Reason<canbo Version>/M11.タクシードライバー/M12.Reason for fighting〜 /M13.センチメンタルロード /M14.SHE SAID… /M15.秘密 /M16.RELAX /M17.何も言えなくて…夏 /M18.心の鐘を叩いてくれ
EN-1.RELAY RUNNER /EN-2.風に向かって歩きたい