7/8のペイヴメント福岡公演を成功させるべく、
行って参りました。ロサンゼルスはハリウッド。(正確には、 カリフォルニアのハリウッドね。)録ってきましたコメントも。 というわけで、はなはだ貧相ではございますが
これ読んで、ペイヴメントに来て下さいね。
メーカーの御好意により、FAXにてアポを入れてもらっていたのでスタッフ用の出入口で許可をもらう。しかし、このスタッフたちの屈強なこと。用がなければ関わりたくないですな。
ペイヴメントは丁度、サウンドチェックをしているので外でしばらく待っていろとのこと。んじゃ、ホールの外観でも撮るか、と思っていたら、あらら?あれはBISのマンダちゃんとメンバーでは?そうです。本日はペイヴメント、BIS、ロイヤルトラックスの3バンドのブッキング。もちろんメインはペイヴメント。でまぁ、目前をウロウロしてらっしゃるので数カット撮らせて頂きました。 そのうち、中からスタッフが出て来て「カモニン!」と手招き。横にはベースのマーク・イボルド…が。そして我々が通されたのは楽屋の一部で、らせん階段を上っていった狭い部屋。古くて小汚いけれど、ベルベットの高そうなソファとかじゅうたんがまるでキャバレーミナミのよう。 ところで今日の会場は、ハリウッドのVINEst.にある「PALACE」という伝統あるクラブで、外観はサックス・ブルーの大使館ふう。中は、ゴージャスなボールルームとなっております。1Fはオールフロア、2Fがシートになっておりまして、1500人くらいは収容しそうなでかさ。ほんとに劇場ってカンジっすね。ロケーションは、ハリウッドの有名なキャピトル・タワーの真ん中。道に迷うことはまずないくらい分かり易い場所ですが、近年、ここいら一帯は治安が良くないらしく、夜はほっつき歩いたりできないそうです。確かに、ホームレスや怪しい人物は多いし、建物や店舗が古かったり閉店していたりしていました。
インタビューが早めに終わったので、開場までカフェで時間をつぶしたあと戻ってみると、長蛇の列が。タクシーの運ちゃんが「本日はフルハウスらしい」と言ってたもんなぁ、納得。人気あるっす。関係者チェックを受けていざ会場へ。ところで、アーティストや主催によってまちまちのようだけど、本日は撮影オールフリーとのこと。おまけにフラッシュOKという、日本じゃまず考えられない自由さにびっくり。
いいっすねぇ。まさに彼らの音楽や存在を裏切らないトータルな表現。これこそ、遠く海を隔てた我々を魅きつけてやまない理由の一つでもありましょう。 さて、客が徐々にフロアを埋めていく中で、BISそしてロイヤル・トラックスが約30分プレイ。ガレージR&Bのロイヤル・トラックスは、本当にむちゃくちゃかっこよかった。そんなこと思いつつ、写真をバチバチ撮っていたら、知らない姉ちゃんから肩を叩かれる。「ありゃりゃ、こりゃおこられる」としょげて連れられて行くと、実は彼女は雑誌(フリーペーパー?)の編集者で、BISの写真が欲しいという。 しかしこの姉ちゃん、日本から来た我々が相当珍しいらしく早口でベラベラしゃべって離してくれない。ライヴ観たいのになぁ…。申し訳ないけどそこそこにして逃げました。すんません。
そんなこんなで、遂にペイヴメントの登場。 ステージ左右の端っこにマイクスタンドが置いてあって、それぞれにボーカル&ギターのスティーヴとスパイラル・ステアーズが。で、何故か真ん中はベースのマーク。マイクがないのでただ調子よく弾いているだけという変な配置。後ろでは、ドラムとキーボードが並べて置いてあるし。しかしこれがまたかっこいいんだ!
演奏も全然ヘロヘロじゃなくて、実に力強く、いい音を出してる。MCがほとんど入らないで、演奏、そしてまた演奏…。いつの間にかフロアは客で埋めつくされて、それぞれが勝手に好きな曲で盛り上がってました。ヒットしている「STEREO」「Shady Lane」に続いて「Summer Babe」のイントロが始まり、私は心の中で大合唱、でありました。 ショーは、アンコール3曲を含んで約20曲、90分ほどでしたが何しろこの会場の雰囲気とペイヴメントの素晴らしさにのまれてしまい亡然自失。感激さめやらぬまま夢遊病のような状態でバックステージへ。今日は何たって、オフィシャルな取材。私がつけているオレンジのパスを見つけて客が「私もバックステージへ連れてって」とせがまれる程の威力。とはいうものの、楽屋はいろんなスタッフで溢れかえっていたのでメンバーを見つけてはちょこちょこスナップを撮って早々に引き上げました。 |
|
||||||||
さてさて、お待ちかねペイヴメントのベーシスト、
マーク・イボルドのインタビューをお届けしましょう。 ライブ当日突然ご両親が現われてビックリした! と言って笑いながら始まった20分間、 ホントに親切にしてもらってウレシイひとときでした。
●前回は2年前に福岡のビーベンで演ったんですが、覚えてますか? M「地下の小さいとこだよね。覚えてるよ」
●ビーベンの外のゲーセンで遊んでたらしいですね。 M「あぁ。あったのは覚えているけど、僕はやってないなぁ。誰かほかのメンバーが遊んでたのかもしれないね」 ●今回は3倍くらい広いクラブなんですが。 M「へぇ。それだけ僕らが前進したのかなぁ」 ●どんな曲を演るんですか? M「セット・リストは、ショーの10分前に決めるんで分からないな。いつもショーを演っているからショー自体が練習みたいなもんだから。曲は、毎晩変えているけど、ニューアルバムから7〜8曲で残りが古い曲。全部で17〜18曲くらいかな。必ず演るのは“ステレオ”や“シェイディー・レイン”なんかの最新のやつで、あと、2回に1回はプレイするのが“カット・ユア・ヘア”。“ボックス・エルダー”は、たまーに演るよ」 ●福岡のクラブでは、“カット・ユア・ヘア”が大人気で、DJがいつもかけてますよ M「ヘぇ?ほんとなの?インディーのクラブとかで?」 ●ええ。もし時間があれば連れて行きますね。 M「うん。行けたら」 ●で、その“カット・ユア・ヘア”なんですけど、福岡でも演りますか? M「えーっと。じゃあ、そうできるよう努力するよ」 ●ところで、福岡でのフロント・アクトのバンドのCDを持ってきたんですけど…(と、カプセル・ジャイアンツの2nd"STARSHIP TROOPER -S IN THE DARK"を渡す) M「うへぇーグレイト! スティーヴ・キーンは友達なんだよ。いかすねぇ。彼の作品は最近、いろんなとこで出会うよね。このバンドは福岡の人たちなの?」 ●ええ、そうです。 M「そりゃいい。ツアーバスの中で聴くよ」 ●では、福岡のファンにひとこと。 M「ハイ! 僕はペイヴメントのマーク・イボルドです。僕たちも福岡に行くことを楽しみにしています。それと、多分“カット・ユア・ヘア”をプレイすることになると思います。もし、うちのギターがちゃんと仕事したら(笑)」 ●ありがとうございました。 --PROFILE-- 88年、学生時代からの友人であったスティーヴン・マルクマスとスコット・カンバーグが二人でやっていたバンドに、彼らが使っていたスタジオの経営者ギャリー・ヤング(当時36歳!)が強引に加入してペイヴメントとしての本格的キャリアがスタートする。3人編成で数枚のEPをリリースした後、マーク・イボルドとボブ・ナスタノヴィッチが加入、バンドとしての態勢が整う。92年、ファースト・アルバム『スランティッド&エンチャンティッド』をリリース。本国アメリカでの高い評価に加えて、イギリスの代表的音楽誌「NME」「SPIN」「MELODY
MAKER」などで人気投票の上位を独占する。93年、ギャリー親父が突然の脱退。バンドはこれまた古い友人のスティーヴ・ウエストを後任ドラマーとして迎えてセカンドの制作を開始。完成した『クルーキッド・レイン』(94年)は、他のバンドへの揶揄や「ロック」への決別を歌った大問題作として各方面で賛否両論の嵐を巻き起こす。翌95年、サード・アルバム『ワーウィー・ゾーウィー』をリリース。そして97年、これまでになくストレートな感触を持った傑作『ブライトゥン・ザ・コーナーズ』を発表。同作は世界中から大絶賛を受け、バンドがまた新たな地平に踏み出したことを強烈に印象付けた。
PAVEMENT are stephen malkmus:vocal,guitar/scott kannberg:guitar,vocal/mark ibold:bass/bob nastaovich:percussion,vocal/steve west:drums
|
|||