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KENWOOD XIT《ザイト》presents avex Dream Audition STAR GATE'97 Final Stage
1997.5.15 (thu) at 六本木ヴェルファーレ
 ●text/Kuniko Yamada
 5月15日、夜。東京六本木のディスコ ヴェルファーレで、今や泣く子も踊らすavex group主催の、“踊らない”女性ヴォーカルのオーディションが行われた。歌唱審査である。応募総数3,475通の中から勝ち進んだ10組(12名)が最終審査のステージに立った。優勝者は、TRFのDJ KOOを中心とするプロデュ−スチーム「the FACTORY 」プロデュースのもとこの秋にデビューする。
 「STAR GATE'97」と題されたこのオーディションにふさわしく、ディズニーランドのアトラクション・スターツアーズさながらのオープニング。ステージのモニターには矢継ぎ早に各地の予選風景が映し出される。フロアには今回の審査員である全国のFM35局の代表者がずらりと並び、取材陣のカメラは所狭しとステージをねらっている。出場者は16歳から25歳の女性達。DJ KOO曰く“ファンキーでソウルフルなヴォーカリスト”を求めるというだけあって、内側から滲み出る何かを伝えようとみんな必至だ。しかし、安室・ボニーピンク・UA等の曲が歌われると、どうしても原曲のイメージが強すぎてピンとくるものがない(確かにウマイんだけど)決め手は何だ? 審査委員長DJ KOOの目論見は! 自問自答しながら迎えた最後の出場者、曲はジャクソンファイヴの「I WANT YOU BACK」…答えも結果もここにあった。
 優勝したのはもちろんその曲を歌っていた福岡出身の井手麻理子さん(21)。本当に楽しそうに、嬉しそうに歌う声は幼い頃のマイケルジャクソンのようでもあり、その姿には 、“Big Mama”的な貫祿さえ漂っている不思議なキャラクター。「この人の歌、もっと聴きたい!もう1曲歌って!」と素直に思えた。圧倒的だった。
 地元福岡で2年前からバンドで歌っていたという彼女、「将来は胸を張ってヴォーカリストだと言えるようになりたい。」開かれた扉を前に、気負うこともなく、これからたくさんの人に自分の音楽を聴いてもらえることへの安堵感を感じているかのような表情だった。美しく、可愛く、屈託のない笑顔。自己紹介で、歌える喜びと感謝を述べたのは彼女だけだったこと、とても印象的だった。

●主催:avex group●後援:G1Grouper・TOKYO FM●特別協賛:KENWOOD●協賛:コスモ石油株式会社 ●審査内容:歌唱審査●審査員:DJ KOO他、JFN35社 ●特典:avex groupより、DJ KOO(TRF)を中心とするプロデュースチーム「the FACTORY」プロデュースによりCDデビュー ●企画制作(株)ホワイト・アトラス (株)クリエイティブマックス