![]() |
|
| TOSHIRO YANAGIBA CONCERT TOUR〈G〉1997 1997.5.19 (mon) at メルパルクホール福岡 ●text/Saori Nakashima ●photographs/Tomonori Hoshi |
中央に張られたブルーのスクリーンに浮かび上がる、ピンク色のGの文字。客席のライトがゆっくりと落ち、スクリーンに写し出されるさまざまなドラマ・ダイジェストは、俳優・柳葉敏郎の軌跡を浮き彫りにしていく。そして、静かな静寂と穏やかなピアノの澄んだ音色。GIBAちゃん通算9枚目、5月8日リリースのアルバム『G』を引っ提げてのツアーは今回、そんなシーンとともに幕を開けた。ピアノに向かうGIBAちゃん。オープニングの『hallelujah』では、ブルーのライトがGIBAちゃんの白い帽子、白いスーツを一層明るく照らし出す。「どもッ」と短い挨拶の後、客席からすかさず「GIBAちゃん、おめでとう!」の黄色い声援。「ウィッス(笑)」と顔を弛めながら、「このドキドキが最後には喜びになれるよう、最後までよろしく…。」と、前半いっぱいは『愛のリズム』、『蒼』、『決断』といったアルバムからの力強いナンバーが次々と歌いあげられる。「え〜、いろんな意味で生活環境が変わりまして…。(笑)」“結婚”という言葉を口にするのが照れるのか、GIBAちゃんは今の状況をそんなセリフで語り始めた。“やんちゃ”というか、“少年”というか、見かけの男臭さとは裏腹に、本当に好きなものを語るときのこのあどけなさが、女性ファンにとってはたまらないほど魅力なのかも知れない。それにあの2着目の衣装。「懐かしい人には懐かしいでしょうが…。」とダボダボのスーツの腕をまくり、白いランニングにサスペンダー。ソックスは当然、定番の赤…とばかりに“劇男一世風靡”のJohnnyを再現(?!)。テンションも一段と高くなる。 アカペラをバックに切ないバラード、ノワールばりのクールなロック、どれもこれも、男・柳葉敏郎の人間としての熱さ、力強さがステージの端々にほとばしる。そして、アンコール1曲目。GIBAちゃんにとって“忘れられないアルバム”『G』より、尊敬する松山千春氏に結婚祝いに贈られた「愛よ永遠に」を熱唱。アコーディオンとアコースティック・ギターの切ない音色に彩られ、ステージ奥ではいつしか無数の星たちが、ロマンチックにきらめきを放っている。そしていよいよラストの1曲。すべての人への応援歌でもある『初めの一歩』をファンと一緒に大合唱。帽子もタオルもTシャツも、すべて客席に投げ入れて、100%の完全燃焼。晴れ晴れとした体育会系ノリでさわやかさを残したライヴであった。 |
| 1.hallelujah /M2. 愛のリズム /M3. 蒼/M4. 君の瞳に /M5. 決断/M6. G/M7. 我楽多/M8. 今心の底に /M9. 素敵っぽくなれるまで /M10. PARTNER/M11. Nagoshi/M12. 楽園/M13. Friend of mine /M14. がんばろう/ EN-1. 愛よ永遠に /EN-2. 初めの一歩 |
|
![]() |