WEB BEA VOICE Vol.236 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET
素敵に、ヨコシマな、ヤツら。
FBS MUSIC CLUB Vol.4 THE GREAT ESCAPE
1998.11.29(sun) at:スカラエスパシオ
●text/Saori Nakashima ●photographs/Yukino Nakanishi
 THE COLTS。90年代にして強烈なプリズナ−・ストライプのコスチュームに身を包む、音楽好きの懲りない面々。
私は彼らを、ありったけの愛情を込め《どさ回りの見世物一座》と呼ぼうと思う。なぜなら、彼らのライヴにはロックがある。スカがある。パンクがある。レゲエだって、ジャイヴだって、何だってある。“ジャンルを問わない音楽”というのは余りに陳腐な言葉だけど、実際それを“言う”のと“演る”のじゃ随分違う。しかも“演る”のと“演って、魅せる”のじゃ、また全然。
「音楽ももちろんそうなんだけど、もう全部…空間から照明、お客さんひとりひとりを含めたもの全部がひとつのショウだから」…とはTHE COLTSのライヴに対するYAMA-CHANGの解説。“お客さんひとりひとりを含めた全部がひとつのショウ”、つまり観られる側と観る側の両方を意識したエンターテイメント性、それを音楽で“演って、魅せる”のがTHE COLTSなのである。
もっと言えば、ロックはこう、ライヴはこうっていうステレオタイプな見方、演り方を一切無視したところに彼らの求めるスタイルがある。
だからWISH BOARDを抱えたYAMA-CHANGとか、バンジョーを鳴らす岩川さんとか、TOMMYが、JOHNNYが、SEIJIが歌う場面があっての、THE COLTS。もちろん客には子連れのパパ、ママも普通にいるし、女の子同士やカップルで来ているファンも多い。そういう人たちが飛んだり、跳ねたり、コインを投げたり…自分たちの好きなように楽しみながら、その空間に“参加する”ことが彼らのショウなのである。そう、まるで遊園地か何かみたいなノリで。
ま、第一、縞模様っていうのがひとつの証で。『ポパイ』のブルータスとか、昔の囚人とか、もっと遡れば中世の売春婦とか旅芸人とか。縞模様には連綿と“異端の証”が息づいていて、で、そういう立場を背負った上でしか言えない逆説的なメッセージっていうのもあったりしてさ(…『I FOUGHT T HE LAW』とか『THE HARDER THEY COME』とか。ただ、彼らの場合、ハナから『LIFE IS A CIRCUS』って言ってるところが素敵にヨコシマなんだけども…笑)。
ま、何はともあれTHE COLTSのライヴは観るが一番。きっと“ライヴ”に対する考え方が変わるよ〜!
M-1 LIFE IS A CIRCUS/M-2 YO! QUOS/ M-3 LA CARNAVAL/M-4 HAPPY TOGETHER/M-5 WORLD IS YOURS/M-6 ROOM NO 502/M-7 MAMMA MIA/M-8 何もないから/M-9 PARTY'S NOT OVER/M-10 SINGIN' IN VAIN/M-11 (workin' for a) WACKY RACE/M-12 I FOUGHT THE LAW/M-13 EAZY COME & EAZY GO/M-14 CIRCUS TRAIN/M-15 N・I・G・E・R・O
EN-1 DIG IT UP & GO/EN-2 ジェシー・ジェームス/EN-3 THE HARDER THEY COME/EN-4 T・K・O ROBBER〜CIRCUS