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CHAGE CONCERT TOUR TOUR "Feeling Place"

1998.12.15(tue) at 福岡サンパレス
●text/Saori Nakashima ●photographs/Tomofumi Yamada
 
 一見、記号的で無機質なセットの前に、映し出された真っ赤な炎と激しい躍動。黒いテンガロに豹柄のジャケットを着込んだCHAGEが高らかにギターを突き上げて言う。「今日はたくさん愛し合いましょう!」
 CHAGE、19年ぶりのソロ活動開始。このビッグ・ニュースがファンを驚かせたのは、何もソロ活動開始に至るまでの時間が長かったという理由からだけではない。何よりその第1弾が音源制作ではなく、“コンサート”という能動的な方法で、さらに“上海”からスタートするという事実だったからにほかならない。日本語の通じない異国の街。集まってくれた1万人の観客が果たして、“CHAGE&ASKAの曲を演らないCHAGE”を快く受け入れてくれるだろうか、という不安。だが、そうしたさまざまな想いは結果、ラストのスタンディング・オベーションという形でCHAGEにひとつの解答を与えた。「コンサートの原点を見た」のである。
 「しっとりと歌いましょうか」。ひとしきり汗をかいた後、歌われたのは『Reason』『告白』『MR.LIVERPOOL』の3曲。誰もがCHAGEの“声”を噛みしめ、そして共に“確認”しているようだ。やがてバンドのメンバーが全員中央に集まって、アコースティック・コーナーがスタート(実はセットリストにもこの部分の曲名は無く興味津々)。と、おもむろにCHAGEのギターが奏でたフレーズは『STAND BY ME』そして『万里の河』!思わず客席からキャーッという歓声が巻き起こる。「1回でいいからメインでヴォーカルを取りたかった(笑)」とCHAGE。ファンにとっては思わぬ嬉しいプレゼントだ。しかも、今回のツアー・バンドの名前を決めようということになり、“ザ・ノ−ネ−ム”“ザ・ストローズ”“福岡サンパレス”の3つの中から、会場の拍手に決定権を委ねたところ、予想通りの結果で“福岡サンパレス”に決定。またひとつ、CHAGEと福岡をつなぐ絆が強くなって、ファンの感慨もひとしおである。
 「今日はホントにありがとうね」。2時間たっぷりの本編最後にCHAGEはこんな言葉を続けた。「やっぱり、僕がいちばん気持ちいい場所はここです」。“歌う姿勢と伝える心”…CHAGEが見つけた“コンサートの原点”をもっと具体的な言葉で言えば、こうである。例え言葉が通じなくても、歌に対する真摯な姿勢、そして伝える心があればきっと相手を説得させられる。そういう“歌”の確かさや力強さをCHAGEはソロ活動という方法を通して再確認したのかもしれない。アンコール後、それまで一度も外さなかったサングラスをひょいと頭の上に乗せ、深々と客席に頭を下げたCHAGE。その姿に改めて「おかえりなさい、そしてありがとう」と言ってあげたい夜だった。
M-1 GIVE&TAKE M-2 CRIMSON M-3 UNDO M-4 Hello! M-5 TRANCEENTRANCE M-6 東京DOLL M-7 Reason M-8 告白 M-9 MR.LIVERPOOL M-10 ピクニック M-11 SOME DAYM-12 NとLの野球帽 M-13 赤いベッド M-14 U・P・K・ M-15 [7] M-16 官能のEsplendida! M-17 トウキョータワー M-18 僕が見つけた気持ちのいい場所 EN-1 MY SHARONA(カヴァー曲) EN-2 Windy Road EN-3 12色のクレヨン