グレイプバインは、当初はライブ嫌いを表明してもいたのだが、実は、嫌いな人はもともと約1名。残り3名はライブは非常に楽しいというのが本心。いろいろとブーブー言われたツアータイトル(「頼むぜ、バイン'98
!!」)にしても、少し前なら「そんなこと言われても」って感じだったが、現在はまかしとけってのが正直な気持ち。とは言え、注文通り期待に応えられるかは別問題なので、昔からのファンも安心するように。98年は物凄い勢いでライブをこなしてきたが、やってみるもので、見にくる観客も、少しだけ年齢、性別に幅が出てきた気がする。もともと地味かつマッタリとしたライブが持ち味なためか、ステージ上からは、じーっと見てる人が、特に、目に付いたりする。あと丸坊主の少年とか。今回のツアーでは金延幸子の「青い魚」をカバーしたのだが、割と思いつきの選曲の割には上手くいったのではないか?カバーするために、アルバムを聴きなおして改めて思ったのだが、あの時代の音はむしろ今っぽい。ジョニ・ミッチェルみたいだし。これで矢野顕子、アン・ピープルズに次いで女性ボーカルものカバーが3つ続いたことになるが、何故かうちのバンドにしっくりくるのは、俺のボーカルスタイルの所為だろうか? 田中和将(GRAPEVINE) |
こんちわ。人間不思議発見のお時間です。どうでもいいんですけど、この連載のタイトルが世界ふしぎ発見のもじりだってこと、僕と森さんまあ、いいや。 そんで今回なんですけどね、僕が高校生の頃に1度だけ見たストリートミュージシャン3人組について、書きますよ。とっても不思議で印象的でしたから。 そう、あれは高3の夏。土曜の夜でした。地元の茨城県取手市の駅前で、1度だけ見たんです。駅前に噴水があってそこはよく待ち合わせ場所に使われるような所なんですよ。そこに腰かけた男3人。うち2人巨漢。しかも双子らしかった。なんでしょう、富永いちろうのごっついのが2人って感じで。バンダナ巻いてるんですよ。暑っ苦しいんです、もう。見た目で。で、ふつう3人組だと2人ギターで、ソロボーカルって感じっスけど、逆なんですよ、そのどですかでん。あ、どですかでんってのは勝手なイメージですけど。ひとりギターに、巨漢2人が歌うんです。もう、インパクト強くって思わず足を止めてしまいましてね。ちょうど始まるところみたいで。で、ふつうストリートにMCってないっスよね。ところが、「では、まず1曲目です」って巨漢Aが。「聞いて下さい」って巨漢B。そこで、まず「え!?」って思うでしょ?そしたら、巨漢Aがゴホンとせき払いをして、すごく普通に「生ハム」って。見てる方は「ええー!?」って。「生ハムゥー!?」って。ねぇ。で、真剣に生ハムについて歌うんですよ、デブ2人。なんか出だしは「脂身がどうたらこうたら」だったな、確か。なんでそんなにアツイのか。なぜ生ハムなのか。僕にはとても不思議だったんです。 |