WEB BEA VOICE Vol.237 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET
「単に甘いだけのものにはしたくなかった」
●インタビュー・構成/荒木英喜

 前作『88+∞』からたった4カ月半でニューアルバム「Wishin g Well』が届けられた。SALT初のバラードアルバムを作り終えた感想と想いを聞いた。
「同じようなアルバムを作るより簡単でした。気持ちを入れ替えて作れたし、バラードアルバムという大きなコンセプトがあったんで。でも、曲を作ったり、アレンジすることは大変でした。前作のプロモーションやジャズフェスティバルに出演しながら作ったんで、時間的にもタイトでしたし。9月初めにレコーディングを始めて、1カ月くらいで全部仕上げたんです」と事もなげに笑顔で話すSALTさん。
「元々、オーケストラ的な響きが好きなんです。小さい頃、姉キがクラシックバレエをやってたんで、その練習場で聴いたクラシックが頭の片隅に残ってるんでしょう。だから前々からこんなアルバムを作ってみたいと思ってました。でも、バラードアルバムだからといって、単に甘いものにはしたくなかった」。
このアルバムにはバラード特有の甘い旋律と共に、良い意味での緊張感が漂っている。それは同録や一発録りが多くあるためだろう。それが何とも言えない心地よさを生み出している。
「カヴァーするって難しいですよ。やっぱりオリジナルが一番いいし、それを越えようと思っても出来ない。だから自分のフィルターを通して感じたものを表現しようと思いました。これは自分の本質を追及することにもなり、オリジナリティを出すことにも繋がりましたね。カヴァー曲があると、メリハリや緩急がアルバムにできると思うんです。堅いアルバムと思わずにBGMとして聴いてもいいし、暖かい空気を感じてほしいですね」。
ピアノとストリングスが中心のこのアルバムは、いつ聴いても心地いい緊張と暖かい空気を運んでくれる。ちなみにM-9『星の夜』のラストはSALTさんの歌声が飾ってます。




New Album 『Wishing Well』
FHCF-2446 ¥3,059(tax in)
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