WEB BEA VOICE Vol.238 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET
You've really got R&R me?

TVQ「フォーク喫茶」収録ライヴ
1999.1.25(mon) at TVQ Studio #1
●text/Yu-shi Mori ●photographs/Tomofumi Yamada
 TVQで放映中の『フォーク喫茶』は、毎回多彩なゲストを招いてのトーク&スタジオライヴ番組。どうにも4畳半っぽいネーミングではあるが、内容はさにあらず。日本の音楽界に欠かすことのできないミュージシャンがギター1本でシンプルに演奏し語る、という構成がなかなか好評だ。あちらで言えばアンプラグドみたいなもんである。
 今回のゲストは、『チャボ』こと仲井戸麗市。RC SUCCSESIONのギタリストとしてロック界では知らぬ者無しなのだがRC加入以前に『古井戸』というフォークデュオに在籍していたことは・・・あ、みんな知ってるか。失敬、失敬。
 閑話休題。スタジオに招かれたファンは100名を超える盛況ぶり。ナビゲーターの永井龍雲に招かれてさっそうとステージに登場したチャボ、年季の入ったエレアコを抱え喜々として『顔』からスタート。古井戸時代の『おいてきぼり』で緊張気味の会場を和ませ、汗をひと拭き。「次の曲はスティーヴィー・ワンダーの曲に同じ題名のがあるんだが・・・」と、ステージセットに飾ってある歴代出演者のレコードジャケットのひとつを指さして「ブレッド・アンド・バターってスティーヴィー・ワンダーと友達だってなぁ。ちきしょう、うらやましいなぁ」。
 「俺の作った曲でいちばんバカっぽいタイトルで気に入ってんだけど・・・(笑)」と紹介された『いいぜbaby』、ニューアルバム『My R&R』からのご挨拶だ。切なくてとってもいい曲である。そういえば『My R&R』というタイトルについてチャボ曰く「こんなタイトルつけて、おこがましいなぁとも思ったんだけど・・・」と謙遜していた。が、彼が好きな音楽、そしてそれをずっとここまで守って歩んで来たことはファンはちゃんと分かってるのである。しかしながらライヴの場で言われると、やっぱりグッとくるのだ。やっぱり、ね 。
 さて、本日のライヴは全8曲のメニュー。オンエアされるのはそのうち半分程度だからこれは貴重な演奏といえる。全曲終わって現れた永井龍雲がリクエストしてくれたアンコールでは『BLUES IS ALRIGHT』で客席を駆け回り、それを追っかけるカメラも右往左往するという番組始まって以来の珍事に遭遇。おまけに古井戸時代の『ポスターカラー』を永井龍雲とセッションしてくれた。「永井龍雲君、呼んでくれてありがとう!いやぁ、いい青年だ。うん、永井君は!」というコメントに爆笑しつつ、今年音楽生活30周年を迎えたチャボはこのままず〜っと、ラヴィン・スプーンフルやメンフィス・スリムなんかを無邪気に愛しながら、いつだって素敵な音楽を届けてくれるミュージシャンでいてくれるのだろうと納得したのでした。 後記/ライヴ最後のほうで叫んでいた「サンキュー!テレキュー!」ってのは、可笑しかったなぁ。あれは、やっぱり韻を踏んだのだろうか…?

M-1.顔/M-2.おいてきぼり/M-3.You are the sunshine ( of my life )/M-4.Holiday/M-5.特別な夏/M-6.アメリカンフットボール'93 /M-7.いいぜbaby/M-8.ガルシアの風
EN-1.BLUES IS ALRIGHT/EN-2.魔法を信じるかい?-Do You Believe In Magic-/EN-3.ポスターカラー(W/永井龍雲)

New Album My R&R/仲井戸麗市
東芝EMI \3,059(tax in)
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エッセイ集発売予定
『一枚のレコードから』
ロッキング・オン社刊  \1,500(税別)