あってもいいと思うんですよ。(さて、何が?)
●インタビュー・構成/森裕史
 ちょいと情けなくてユーモア溢れ、そいでもって妙にリアルな名曲達。田辺マモルは日々身を削る(?)なんとも不思議なシンガー・ソング・ライターである。CD聴くなら10回以上、ライヴであれば終わって3日目以降じんわり効いてくるという(筆者実体験)こればっかりは体験してみないと、わからんわからん・・・。
---どんな時に歌を作るんですか?
「自分でも分かんないですね。作ろうと思わずに書き留めていたものが最終的にでき上がるものもあるし。けど、作ろうという気持ちがなければ全然。もし別 に普通に働いていたら、わざわざ作らなくてもいいし・・・」
---田辺さんの歌って、実体験に基づいたものが多いじゃないですか。歌われた本人からリアクションがあったりします?
「あ、それがねぇ・・・あんまり」
---無い?
「(本人に)届いてない、っていうのか・・・」
---あって欲しい?
「あってもいいと思うんですよ。・・・というか、その人に向けて書いているという作品もあるから。でも『あ、これ自分だ』といって名乗り出たりとか普通 しないですよね」
---歌が好き?音楽が好き?
「うーん・・・両方。いや歌ですか、ね」
---じゃレコーディング、ライヴ、家で歌う。このうち一番好きなのはどれですか?
「いちばんしんどいんですけど、家で曲を作っているのが好きです。いや『どれが好き』というより『どれが大事か』という意味で、(曲を)作っていることがいちばん。そこが基本。そこが良くできてないとライヴやる前提もないですし。家で曲を作ってるって仕事っぽくなくて逆に趣味っぽいんですけど、そこが一番大事です」
---そういう意味でも本当にシンガー・ソング・ライターですよね。
「こういうのって、トレンディなことでは無いから・・・大変ですよね(笑)」

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