発想。発振。
 文/熊谷美広 TEXT by Yoshihiro Kumagai
 写真/ノニータ  PHOTO by Nonita

今や日本を代表する男性ダンス/ヴォーカル・ユニットになった感のあるDA PUMP。 3月にリリースされたシングル『Joyful』では、緻密なコーラス・ワークを聴かせ、それまでの彼らとはひと味違った魅力を見せてくれた。夏には2回目の全国ツアーも決定し、さらに熱く盛り上がっているメンバー4人の、現在の心境を聴いてみた。


――3月にリリースされたシングル『Joyful』は、それまでのシングル曲とは違って、ラップがなくてコーラス主体のサウンドになっていましたけど、ファンの反応とかはどうでしたか?
SHINOBU
:オレの知り合いのおばさんなんかも、いいねぇ、って言ってくれていますね。友達のお母さんとか。
KEN:でもぼくたちとしては、周りの反応とかはあまり気にしていないんですよ。ぼくたちがいい歌だと思えれば。
――この曲を作るときに、何かテーマのようなものは決めていたのですか?
ISSA:99年最初の曲だし、今年は違うものを出して、新たなるスタートにしたいということは、プロデューサーの富樫(明生)さんやスタッフの人たちと話し合っていました。常に動いていないといけないんで。
KEN:技術的なこともあるんですけど、ぼくたちが尊敬している海外のアーティストとかと一緒の舞台に立てたら気持ちがいいじゃないですか。今ブラック・ストリートなんかを聴いているんですけど、ああいうアーティストが、日本から出てもいいと思うんです。ぼくたちが日本の代表としてそういうアーティストになれれば気持ちいいなと思いますね。そういう意味で、常に新しいものには挑戦していきたいです。
――視点はすでに世界に向いていると。
KEN:自由な発想でいたいんです。視点は自由に、束縛なく広がっていて、でも心はひとつに固まっている、まっすぐに進んでいるという感じですね。

――6月にはニュー・シングルが出るそうですね。
ISSA:ええ、今テレビのCMで流れている曲です。
――CMで流れている部分を聴くかぎりでは、『Joyful』とはまた違った感じの曲になりそうですね。ソリッドな感じというか。
ISSA:そうですね。『Joyful』とは違った感じの曲になります。ひとつのところにとどまるんじゃなくて、踊りをみても、歌をみても、コーラスをみても、“何かが足りないね”じゃなくて、“こういう部分もあるんだね”って思ってもらえるような、そういう挑戦はいろいろと続けていきたいです。
――次のアルバムの制作にも入っているんですよね。
KEN:ええ、作業に入ってます。夏頃にはリリースできると思います。
――どういう内容になりそうですか?
KEN:話したいんですけど、初めて聴いてもらったときの初々しさみたいなものを大事にして欲しいので、ナイショです(笑)。アルバムを聴いて、あ、ここはインタビューで言ってたあの部分か、とかわかると新鮮味がなくなるでしょ。
――夏に2回目の全国ツアーが予定されていますが、ツアーに対する意気込みがあれば聞かせてください。
KEN:ぼくたちのライヴを観て、鳥肌が10回以上立って欲しい。前回のツアーは、テーマは“EXPRESSION”で、ドキドキ・ハラハラするような緊張感や躍動感を感じて欲しいというステージだったんですけど、次回はスウィートさや、強さなんかもうまく出していきたいですね。ラップだったり、コーラスだったり、ダンスだったりをうまく使って。ぼくたちのライヴって、全員の席の高さが同じなんですね。メンバーも、スタッフも、お客さんも。ダンスをやっていない人が、ダンスについて提案して、それが良かったら取り入れたりとか。そういう状況の中で、参加したみんなが何かを感じられるライヴを作っていきたいです。
SHINOBU:前回のライヴって、お客さんが最初から最後まで全部立っていたんですね。でも次回は、落ち着いた曲も入れて、会場全体が落ち着いた雰囲気で聴いているというか、例えばぼくたちがア・カペラでコーラスをやって、みんなもそれをじっくりと聴ける空間というか、そういうものもやってみたいですね。
KEN:みんなが静かに聴いているんだけど、心は繋がっているという、そういうのっていいですよね。
SHINOBU:そういう瞬間って、時間が止まったような感じになるんでしょうね。
YUKINARI:ぼくは、すごい大まかなイメージなんですけど、感動を伝えられるのがいちばん大事かなと思っています。
ISSA:体に気をつけて、いつも新しいものを見せたいなと思っています。ショウ的な流れは決まっているんですけど、毎回毎回、なんか違う表現で、新しいものを見せていきたいですね。
――去年初めて本格的な全国ツアーをやってみて、気がついたこととかはありますか?
KEN:みんなの力はすごいと感じたし、やり遂げるオレもすごい(笑)。個人の意識が高まっている時って、端から見ていてもすごく熱いものを感じますよね。“ソウルマン”というか(笑)。だからメンバーのみんなを見ていて、あらためていいヴォーカリストだなって感じたし、いい顔する、いい雰囲気出すなって感じましたね。
YUKINARI:すごくいろいろなところを回って、たくさんの人が来てくれたわけじゃないですか。その人たちがぼくたちを支持してくれているんだから、ぼくたちも偉くなったんだなぁと思いましたね(笑)。ちょっとビビりました(笑)。
KEN:いやいや、偉くなったんじゃなくて(笑)、大きくなって、見せられるようになってきたんでしょうね。
SHINOBU:コンサートが始まる前、リハーサルをやっているときは、不安とか緊張とかがありました。でもツアーが始まって、バンドのみなさんとかスタッフの人たちとかと一緒にやってきて、いちばん最後の日に“あぁ、もう今日で終わりか”って思ったんですね。それで“またやろうよ”っていう、新たな気持ちが出てきました。
ISSA:自信はつきましたね。2時間ぐらいのライヴでずっと歌うっていうのは初めてだったんですけど、そこを超えられたっていうのは自分の励みにもなっているし。
――DA PUMPというユニットで、今後こういう活動がしていきたいという、目標などはありますか?
KEN:他のアーティストの人とのジョイントなんかもやってみたいですね。例えば和田アキ子さんと一緒にやるとか。ぼくたちはただ後で踊っているだけでもいいから。それでもぼくたちの雰囲気は出せると思います。もし歌えるのであれば、一緒にコーラスをやるとか、それこそアレサ・フランクリンの曲をやるとか、そういうのはカッコいいなと思いますね。
YUKINARI:そのときそのときのぼくたちの感情を、曲だったりとか、ステージだったりとかで、出していければいいですね。
ISSA:4人でステキな曲を歌い続けていきたいですね。いつも光っていたいです。好きでやっていることだし、埃をかぶることもあるだろうけど、それを乗り越えながら、ずっとやっていきたいです。
SHINOBU:さっきも言ったんですけど、コンサート会場で、コーラスをア・カペラでじっくり聴かせるとか、落ち着いたDA PUMPも、これからは見せていきたいですね。
――みなさん“エンターテインメント”というものについてはどのように考えていますか?
SHINOBU:ぼくたちはいろいろなアーティストの人から影響を受けてきたわけだから、ぼくたちも、影響を与えられるようになりたいです。ファンの人を勇気づけたり、励みになるように、続けていきたいですね。
――あと何年かしたら“DA PUMPを見てダンスを始めました”っていう人が出てくるかも知れない。
SHINOBU:“DA PUMPを見て沖縄に引っ越しました”っていう人が出てくるかも知れませんね(笑)。
KEN:今はまだ分からない世界が多いというか、スタッフの人たちに先導されてやっている部分も多いと思うんです。でもそれをうまく自分たちのプラスにして、将来の、エンターティナーとしての自分たちに繋げていきたいですね。
YUKINARI:ぼくはそういうことについて、あまり考えていないです(笑)。ベスト、ベスト、ベストを尽くしていくだけです。
ISSA:いいものを提供していき続けたい。それが率直な気持ちですね。

――では、夏のツアーを楽しみにしているファンの人たちに、何かメッセージがあれば。
SHINOBU:“ビックリしただろ、またツアーやっちゃうぞ!”by SHINOBU(笑)。
ISSA:絶対いいライヴをやるので、楽しみにしててください。前回と違うものができると思うし、ステップ・アップしたところを感じてもらえれば嬉しいですね。
YUKINARI:ガンバリます(笑)。
KEN:また、盛り上がろう!一回離れて、他のアーティストのファンになってもいいよ。そのあとまた帰ってきてくれればいいから(笑)。自由自由、そんな感じ(笑)。でもライヴはおもしろいし、他にはない魅力がDA PUMPにはあるよ(笑)。
――他のアーティストは舞台でバック転しないだろって。
KEN:ただのバック転じゃなくて、土臭いバック転というか(笑)
YUKINARI:猿っぽい(笑)
KEN:体操なバック転じゃなくて、踊りとしてのバック転ですね(笑)。



7th Single『Jouful』
avex tune \1,020(tax in)
NOW ON SALE!

New Single『Crazy Beat Goes On!』
avex tune \1,020(tax in)
NOW ON SALE!