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世紀末を震撼させたライヴ

THE NAKED STYLE Vol.3<COBRA/CREATOR OF/front act:SHORT RANGE COMBO>
1999.4.14(WED) at DRUM Be-1
●text/HIdeki Araki ●photographs/Tomofumi Yamada

 カメラマンY氏の車の中で、“4月なのに今日は寒いね”なんて言葉を交わしながら会場であるBe-1に着くと、そこには気合いの入った人々が20人程たむろしていた。それにちょっと圧倒されつつ会場内に入ると、そこには“ダラーッ”とした空気が流れていた。ある者は座り、ある者はタバコをフカしている。
 そんなダレた雰囲気の中、フロントアクトのSHORT RANGE COMBOが『北斗の拳』のナレーションとともに登場し、数曲の演奏で会場を温める。そして、THE CREATOR OFの登場。ナント、ナゼか?突撃ラッパと第9をBGMにして現れた。もちろん、澁谷とサカモトは上半身脱いでいる。M-1は『TA KE A GOOD LOOK AT YOURSELF』。セットチェンジで30分近く待たされた場内はそのうっぷんを晴らすようにヘッドバンキングで揺れる。サカモトの場違いトボケたMCも冴え渡り、会場の笑いを誘う。そんな中、M-6『心』のエンディングで鈴木がいきなりギターをステージ袖に投げつけた。ギターアンプの調子が悪く、求めている音が出ていないようだ。急遽、SHORT RANGE COMBOのアンプに変え、ラスト『Standing on the sky』までを轟音と供に歌う。彼らのサウンドには祈りに近いものを感じる。それが創造主と偽神のどちらに捧げられているのかはまだ分からない。その答えは時間が出してくれるだろう。
 ラストを締めたのは昨年末のイベントで復活したCOBRA。彼らの楽器から弾き出される音に会場が、今まで以上に素早い反応を示す。拳を突き上げ、絶叫する。曲が進むにつれ、会場の反応は熱く激しいものとなり、ダイヴへと変化していく。ヴォーカルのヨウスコウの“この曲を覚えているか〜い”でM-13『TOKIO RIOT』のイントロ。“ウォーッ”という歓喜の雄叫びが会場を包む。もちろん会場の誰もが覚えているし、待ち侘びていた。会場からは“もっと飛ばせ〜ッ”と彼らを煽る。それに応えるかのようにオイパンク・サウンドがラストまで炸裂。新旧作を取り混ぜたアッという間のステージだったが、それは今現在のCOBRAを十分に知らしめるものだった。
 いろんなジャンルの音楽で溢れるこの時代。でも、本当に俺たちが感動し、心を動かされるのはミュージシャンの心の中から湧き上がってくるようなサウンドだけ。そんなことを改めて4月の寒い夜に感じた。

THE CREATOR OF:M1. TAKE A GOOD LOOK AT YOURSELF/ M2. アパート/M3. THE KIDS MAKE THE COUNTRY/ M4. I'M WITH YOU/M5. REST ROOM/M6. 心/M7. HEALTH/M8. 偽神/M9. STANDING ON THE SKY
COBRA:M1. CRISIS/M2. WARRIOR'S ROCK/M3. LIFE IS TRAVELING/M4. Twilight/M5. LIFE WAR M6. RUSTY KNIFE/M7. FUTURE CALLING/M8. Capricious World/M9. REAL NOW/M10. Dog eat Dog/M11. TIME IS ON MY SIDE/M12. NEVER GIVE UP/M13. TOKIO RIOT/M14. WORST MUSIC/M15. ANIMAL ATTACK/M16. Son's Song/M17. PRIME of youth/M18. Oi Oi Oi/M19. Oi TONIGHT