WEB BEA VOICE Vol.242 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET
BACKYARD(バックヤード)
 アメリカではマンハッタンなどの都会にある家にも必ず裏庭を持っていて、家族の団欒の場となっている。今回紹介するバンド「バックヤード」は、ライヴ空間をオーディエンスと共有する、そんな「裏庭的」な雰囲気を持ったバンドだ。ジャンル的にはロックなんだけど、彼ら曰く「Rockin' Soul Band」と名乗ってくれた。70年代RockやNew Soulからの影響を強く受けているようだ。この5月にサウンドトラックで3曲レコーディングを行った。そこで感じたのだが、日本のロック創世期の音(たとえばシュガーベイブ等)を思い出し疑問を持った。しかしそれはすぐに解けた。正直に音楽に向き合えば、正直な音楽が生まれる。ジャンル的には少数派かも知れないが、流れに翻弄されずに活動している姿勢には好感が持てる。そして全員21才と言う若さにも可能性を感じる。アレンジのセンスも良く幾度も「にやり」とさせられた。彼ら「バックヤード」は、非常に心地よい楽曲を自然体で演奏出来るバンドだ。この夏より活動エリアを広げるとのことでライヴをチェックするチャンスも増えそうだ。ちなみにライヴ会場で今回収録した音源を販売するので、そっちの方もよろしく。
●バックヤード プロフィール 1997年3月結成。4人編成のROCKIN' SOUL BANDだ。メンバー構成は、Vo.&G.東和弘(21才フリーター)、G.鉄留周平(21才フリーター)、B.日野修(21才フリーター)、Dr.森兼二(21才学生)、の4人。コンセプトは「温故知新&新しい音、リズムに聞きやすいメロディーをのせる」福岡市内のライヴハウスで活動中。この夏からは活動エリアを他県まで広げる。 
■the sound track recording studio■ 2-3-46-1F WATANABE-DORI CHUO-KU FUKUOKA
810-0044 JAPAN 092-781-8855
Vol.24
“シャンプーハット”という新しいジャンル
シャンプーハット

 結成当時、専門学校に通っていた小出水直樹と宮田てつじ。彼らはいわゆるNSC出身のコンビではない。「卒業したら就職するだけやし、ほんの“思い出づくり”に」と思って挑戦した『WA CHA CHA LIVE』の予選リーグ『CHA CHA CHA LIVE』。そこで「予想外に合格してもうた」2人は、以後2丁目劇場の舞台を中心に活躍、新世代の若手芸人として注目を集めるようになる。
「一応ね、本格漫才なんですよ僕ら」と宮田は言う。だがボケVSツッコミという基本役割の外で展開される“ボケ+ボケ”の不思議な世界。要は世間話の誇張版だが、そこには“シャンプーハット”という新しいジャンルが確立。「単に自分たちが面白いと思うもんをそのまんまやっているだけ」とは言え、コントと漫才の違いについて話が及ぶと「ボケに対してただツッコむだけじゃないという点では漫才の方がやりがいがある」ときっぱり。夏には全国各地で人気上昇中の深夜番組『吉本ばかな』のメンバーによるライヴも予定。ただ2人としては「年内にもう1回、自分たちのソロ・イベントをちっちゃな所でマニアックに演りたい」との希望も。その時には福岡の劇場にも是非と言うと「ええ。九州にもネタをしに行きたいですね」と宮田。小出水はお父さんが“宮崎出身の九州男児”とのことで「九州で小出水っていう名字の人がいれば教えてください」と嘆願。「親戚以外に会ったことないんですよ」宮田「東京に中出水はおったなぁ」小出水「うん、大出水も。だからあとは小出水。よろしく(笑)」。
最後にMBSラジオ『ヤングタウン』で一緒に仕事をしたCASCADEについて。小出水「色々話しましたよ、趣味とか好きなもんとか」宮田「サムライの話?しました、しました(笑)。原田芳雄の話とか…でも、その割に映画はあんまり知らなかったみたいで。でもめっちゃいい人たちでしたよ。ひそかに僕らより年上だったのにはビックリしましたけど(笑)」。
 文/なかしまさおり

●左:小出水直樹(76年2月生)、右:宮田てつじ(75年8月生)/大阪出身、94年11月コンビ結成/こう見えてスポーツ万能の2人。趣味は野球で「めっちゃ足も早いんですよ」と宮田。ちなみに音楽の趣味は宮田がスカコア(3.6MILK、ナックルズ等)、小出水が昔の歌(甲斐バンド、因幡晃、アルフィー等)と個性的。福岡では毎週土曜8:00〜9:30放送のRKB『いい朝8時』で彼らをチェック!

広石武彦/PRIVATE TRACKS
CD(JJaMMing PROJECT)/\2,300
 バンド解散後、東京に於いては幾度かのソロLIVEと数枚のトリビュートアルバムに音源を帝京した以外は、オリジナル音源を発表していなかった元アップビートのボーカリスト広石武彦。ファンにとっては待ち望んでいたソロ音源が自主制作という形でLIVE会場と通信販売のみでリリースされていた。97年から98年に行われたセッションレコーディングから7曲を収録した本作は咲くし、作曲はモチロン、プロデュース、レコーディングからアートワークに渡っての全てを彼自信が行い、グラマラスなR&Rビートナンバーを中心としたサウンドのアルバムに仕上がっている。今までは店頭販売される事のなかったこのアルバムを今回彼の地元でもある福岡県のカメレオン&ボーダーライン全店にて特別に限定数のみ販売を開始しています。このCDの存在を知らなかった九州のファンはぜひともこの機会に手に入れる事をオススメします。又、福岡で単独の初ソロLIVEも10/24に北九州のラフォーレミュージアムで予定されている事もファンには楽しみな出来事になるでしょう。
■株式会社ボーダーライン カメレオンレコード■福岡店(092)761-0388/小倉店(093)533-1269

チャン・ホイメイ
〜張 恵妹の巻〜

 中華ポップスを紹介している私を閉口させる質問に「その人は、日本人に例えると誰?」というものがある。困惑する理由は(1)例えようがない。(2)日本人アーチストに詳しくない。(3)誰かに例えたとして、相手がそのアーチストを嫌いな場合があるからだ。「いません」と極力丁寧に答えるのだが、想像力の乏しさに失望してしまう。嘆かわしいことに、この張恵妹(A-妹)は、台湾のアムロと紹介されることが多い。いや、別にアムロがどうだと言っているわけではない。例えなくてもA-妹はA-妹だ。それでいいじゃないか。A-妹はデビュー3年目、台湾の少数民族ブームに火をつけた張本人だ。97年デビュー間もない彼女に香港で会ったときは、子猫のような印象だったが、ステージでの彼女は、小さな体がウソのように大きく輝いて、鳥肌が立ったのを覚えている。そのステージを機にあっという間にトップに駆けのぼった。昨冬、名プロデューサー・張雨生(ヂャン・ユィション)の突然の事故死という悲しみを乗り越え、A-妹の爆進は止まらない。CDよりライヴ、それも野外。舞台が大きくなるほど、彼女の実力はものをいう。一度でもステージの彼女を見れば「台湾のアムロ」とは、誰も言わなくなるはずだが・・・。
   文/ヴィヴィアン


マーブルダイヤモンドが主催する人気イベントが福岡初上陸
 新鮮かつ個性的かつ頑固(?)な面々を取りそろえて、新宿ロフトや下北沢CLUB QUE(なんと一週間毎夜連続ダブルヘッダーあり、なんていう暴挙も)、大きいところでは新宿リキッドルームなどなどで繰り広げていたものですが、今回遂に<全国ツアー>という大博打に出た!・・・のです。 ツアーに参加しますのは、まず主宰のマーブルダイアモンド。ガキガキの和製リズム・アンド・ブルースなんですがこれがまた熱くてイカすっ!アルバムのプロデュースはザ・ヘアのあいさとう(誰も知らんだろうが、この人こそ東京モッズシーンの中でも本物中の本物)ということで品質保証の福岡初ライヴ。そしてこれまた福岡初登場しますのは噂のテクノポップパンクPOLYS ICS。こちらは各種音楽誌等で絶賛されとりますのでご存じの方も多いでしょう。若さに委せた無防備な初期衝動こそ、ポップミュージックの神髄!?こりゃ必見でしょう。で、渋いところでお馴染みピールアウトです。ラウド・フォーク・ミュージックで血管隆起、そして泣け。叫べ。一方福岡からはモーサム・トーンベンダーが出ます。アルバムリリースも決定しておりまして、レコーディングの最中なれどこのイベントには不可欠。ラウドかつ非常にエモーショナルなライヴは定評のもの。この機会にあなたも是非。若干のメンバー・チェンジを経てますます戦闘態勢整ったスカ・ロケッツ、この日はまたまた違ったライヴになること請け合いでございます。 で、このイベント、なにが面白いのか?それは、裏街道の良さであります。己の信ずる音楽道を邁進する姿こそ、真のロック・ライフ・・・嗚呼、熱い。日もよろしき8月12日。まさにお盆前夜、ご先祖様も満悦必至。乞うご期待!
  文/森 裕史

〜またまた番外編「啓蒙、俺の音」
 映像には音が付き物。近頃(でもないが)電器屋に行けば「AVシアター」なるセットが売ってあり、ご家庭で気軽に映画館なみの迫力が楽しめるらしい。おっきいテレビとか投影型プロジェクターやらの大画面、スピーカーは前後左右中央で計5本も必要なのだそうだ。そんだけ揃えりゃいい音いい絵であろう。自慢じゃないが俺んちなんか古びた14型テレビである。おまけにスピーカーなんて直径5センチ程度のが横向きに1個だけに付いてるもんで音最悪・・・だがいいのである。音はビデオからステレオに繋げておっきくしたうえ、顔を画面に思いっきり近づけるのだ。そうすれば相対的に大画面となる。だがこの状態でポケモンを見るのは危険なので避けよう。これは自慢だが俺は、スピーカーは自作するのが主義である。何故か?おっきいスピーカーでも自作なら安いのだ。スピーカーはでかいに限る。手作りだから見た目も音もそんなに良くはないが、ミニコンポやラジカセに付いている低音増強装置なんかよりずっと良い低音で鳴ってくれる。一応めんどくさい計算式もあるのだが、アンプなんかを作るのに比べたら作業自体は極めて簡単なものだ。スピーカーは楽器と一緒、使い方をマスターし少しずつ音を整えていくのが醍醐味である。買ったその日からいい音で!なんてセリフは昔日の迷信。音楽とは繊細なものである。聴き手も心して再生を楽しみたいものだ。
  文/森裕史
第2回
「ザーザー」毎晩雨が降っている。じめじめ寝苦しい夜が続く。「ザーザー」雨の音に混じって「ガー」。彼女のいびきが部屋に響きわたる。人の気持ちも知らないで、熟睡してるよ。大口開けて、眼は半開き。寝顔を眺めてためいきひとつ。あー僕の心も梅雨前線停滞中。


 映画『グッド・ウィル・ハンティング』のサントラ収録曲『Miss Misery』で一躍時の人となったエリオット・スミス。彼のメジャー・デビュー・アルバムが本作で、halちゃんいわく「どれをとっても捨て曲ナシ!の素晴らしいアルバム。前まではちょっと内向的なイメージがあったんだけど、明るいメロディで印象が変わりましたね。」なお日本盤にはボーナス・トラックとして先の『Miss Misery』が収録されている。
※"XO"がキス(X)と抱擁(O)"を表すマークだってことはコギャルでなくとも知っておきたいミニ知識。

『XO』エリオット・スミス

(ドリーム・ワークス※日本盤はユニバーサル・ビクター/1998年8月25日)

堂島孝平COLUMN Vol.13「親子キャッチボール」
 どうも。不思議人間発見のお時間です。最近、減った減ったと言われている親子キャッチボール。今回は、僕の貴重な実体験をお話しします。5月のある日。あまりにも天気が良かったんで散歩がてらに近所の公園へ行った時のことです。確か、昼3時過ぎでした。僕がグランドの片隅にあるベンチに座り、なんとか誘拐犯と間違われないように努めていたら、一組の親子がグローブを持ってやってきました。「おお、親子キャッチボールだ!」と感動したものの、よく見ると子供の方はちょっと嫌そうな顔をしているし、子供の手を引いているのはお母さんだったんで、きっと何かありそうで僕は観察することにしました。二人はまず、軽く肩ならしをはじめました。そして、ゆっくりと徐々に距離を広げていきます。「なんだ、ふつうだな」と思っていたら、お母さんが「じゃあ、ヨシ君座って!」と言って腕をぐるんぐるん回しだしたんです。「こいつはおかしい!」と思った瞬間、僕の目には、そりゃあもう見事なソフトボール投げで豪速球を我が息子にぶち込むハッスルママが飛び込んでくるように映りました。唖然とした僕を尻目に、ママはどんどん息子めがけてぶち込んでいきます。ヨシ君はその球を受ける度に何か問いかけるようにちらちらと僕を見ました。その顔はまるで「ふつう親子キャッチボールは子供がピッチャーなのに。ましてやママが下から投げるなんて、恥ずかしいよ!」というのと「できれば、助けて!」というのが混ざったような顔でした。しかし、そんなこととはつゆ知らず、ママは「ヨシ君! 今の球、どう?」と大ハッスル。「ああ、見ていられない! かわいそうすぎて! ヨシ君…ごめんよ。助ける勇気がないんだ。だって、君のママ、本気だろう?」と僕は心が泣くのを必死にこらえ、席を立ちました。最後に背中越しに聞いたヨシ君の「ママ!お願いだから上から投げてぇ!」の一言が今でも忘れられません。一体なぜ、ヨシ君がキャッチャーなのか、そして、ママはいくつからソフトボールをはじめたのか、僕には不思議でしょうがなかったんです。

Dragon Ash馬場育三(B)COLUMN
復活
Vol.11
 
新コーナー・謎のアニール

※情報は全てBEA VOICE VOL.242発行当時のものです※