WEB BEA VOICE Vol.245 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET
 
●インタビュー・構成/森裕史


 いや、それにしてもすごいぞ。エンケンは。そう、先日の「ニューロックの夜明け」というイヴェントに出演したときのことだ。久々の福岡ライヴ。しかも、噂の30周年セルフカヴァー弾き語りアルバム「エンケンの四畳半ロック」リリース直後とあって切れ味もさらに鋭利。く〜っ。来た来たっ。

--それにしても凄いベスト盤ですね。
「ベスト盤を作ろうって話があって、GLAYとか(曲集めただけの)ベストが何百万枚も売れてるけど、俺はレコード会社を7社も渡り歩いているから(音源もまとまらないから)生ギター一本でやってやろうと思ったんだよね。俺は歌いはじめたときからロックとかフォークとかいう枠とか無くて、だから人から勝手に決められるのが嫌で。なにしろエンケンの音楽だから。遠藤賢司の音楽であればいいと思っているから。俺んなかでは『生ギター一本でハードロックをやってやろう』ってことなんだよ」
--「四畳半ロック」というタイトルの由来は?
「四畳半フォーク」っていい言葉じゃない?畳って日本人の文化だよね。安心する。だから四畳半っていう言葉は残したかったんだよね。四畳半って好きなんだよね。手を伸ばせば何にでも触れる。三畳じゃ狭くて。女の子にも生ギターにも好きな本、好きなレコードそいで、猫にも。エンケンにとって大宇宙なんだよ」
--エンケンには「和」をすごく感じるんですが、歌舞伎や能みたいな日本の伝統芸能から刺激されることは多いのでしょうか?
「努力を見たんだよね。すごいと思うんだよ。見てる方は簡単だけどね。喜劇とか歌舞伎とかそういうもの自体俺が好きというのもあるんだろうけど、わざと『やってやろう』というんじゃなくて、人の前で歌う心構えとして、そういうのを吸収したいからだよね」
--いつも「俺には歌いたいこと、言いたいことがまだまだあるから」と言われますが。
「結局、自分に言って聞かせたいんだと思うんだよね。よくメッセージ・フォークとかあるじゃない。あれってお説教だよね。俺は、こうなんだよ、って歌って、聞いている方も『あ、俺もそういう部分があるわ』と思ってくれればいいんだよね。俺も怠けもんだから、俺に言ってるんだ『やるときちゃんとやろうね』って」


Debut Maxi Single
『BLUE』

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