WEB BEA VOICE Vol.246 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET
 
●インタビュー・構成/荒木英喜


 何げなく聴くとカワイらしくビートの効いたロック。しかし、そこにはパンクの彩りがたっぷりと入っていて、アジテーションのような力強く弾かれるサウンドが聴く者の心をワクワクさせ、グッと鷲掴みする。
12月1日にリリースされる3rd マキシシングル『My Brave Face』も、イントロの口笛がなんともカワイイ。さらにスピード感溢れるサウンドがこの口笛をより印象的なものにする。この絶妙のバランスが彼らの持ち味ではないだろうか。
沖井「とても満足しています。今までインディーズを含めて作品を出してきましたが、シンバルズの要素が一番バランス良く入ってるのではないかと思ってます」と教えてくれた。
土岐「もともとインディーズの2枚目に入ってる曲なんですけど、それをまたやるって聞いた時にそれはナゼだと思ったんです。でも、デモテープを聴いてなるほどねと納得しました」
土岐の疑問に沖井「あのインディーズの時は冬向けのコンセプトアルバムという形だったんで、それに合わせてアレンジをしたんです。だから、元々あるべき姿で出したいという思いがあったんです。作ってから1年くらいなんでこれがラストチャンスだとも思いましたし。メジャーデビューするときにシングルにしたいと思ってたんで、それを実行したという形です」
改めて以前の曲に取り組んだことについて土岐「歌詞も微妙に変わっているんで、セルフカバーをやっているような感覚でやりましたね。新鮮な気持ちでやれました」
矢野「前作の『RALLY』は始まりの疾走感、この曲は終わりっていうと縁起でもないけどそうした疾走感があると思います。季節感が関係しているのかもしれないけど」
彼らの音楽の重要なファクターのひとつに季節感がある。
それに沖井「いい曲の要素の一つは、毎年同じ季節に聴きたくなることだと思っているんです。自分がその曲を楽しむ時もその方が愛着が湧くと思うし」。 矢野もそれを「ポップの不可欠な要素」とフォローする。
そうした意味でこの『My Brave face』には、季節感が十分に加味されている。
ちなみに現在、沖井はアルバムに向けた作曲をやってるそうだ。内容的には今までのものを集めたベスト的なものやポップな曲ばかりを集めたものにはならないそうなので、新曲もいろいろ聴けそうだ。3人のアイディアがどのような形で1枚の作品になるのか、今から楽しみにしていてください。きっと毎年この季節に聴きたい作品になるはずですから。


●プロフィール/土岐麻子(V)、沖井礼二(B&G)、矢野博康(D)の3人編成バンド。沖井がサークルの後輩の土岐をバンドに誘ったのがキッカケで97年に結成。コンセプトは「かわいくっていじわるな感じのバンドをやろう。ただしパンク」。モッドでスタイリッシュなサウンドはインディーズ時代から人気を博し、今年6月にMAXIシングル『午前8時の脱走計画』でメジャーデビュー。ちなみに12月にリリースされる3rdマキシシングル『My Brave Face』は、インディーズ時代のミニアルバム『Missile & Chocolate』にも収録されている。

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