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| ●インタビュー・構成/荒木英喜 | ||||
10月20日に6枚目のアルバム『MUGEN』をリリースしたサニーデイ・サービス。それとともに、学園祭を含んだ全国ツアーをスタートさせている。前作『24時』とは、ある意味対照的なニューアルバムにはどんな意図があるのか、曽我部さんに聞いた。
−今回のアルバム『MUGEN』も良いですね。 「良いですよ、驚異的に良い。聴いてもらえればわかると思いますけど、良いですよ。サニーデイ・サービスの音楽の最終型」。 −前作『24時』と比べると時間が半分近くになってますが? 「別に短くしようと思ってやったわけじゃなくて、良いものを作ろうと思っただけですよ。コンパクトなポップソングはある程度、意識したけど」。 −『24時』の揺り戻しなんですかね。 「いつでも思ってますけど、究極のやつをやりたいですからね。『24時』はあの時点であれがポップスの究極だと思ってやってましたから。それをさらに突き進めただけ。少なく見積もっても2700時間くらいの制作時間はかかってますよ」。 −そんなに作り込んだんですか? 「作り込んで、足して、削って、変えて、MUGENに。曲のプロットというか骨組みはあるわけですよ、断片的な歌詞とメロディは。それを1曲ごとにどういう方向がベストなのかを、それも3曲目に入るならどういう曲が良いとか、それだけを抜き出した時にどう聴こえるかとか、複雑に考えました。そこまで作り込む必要はないかもしれない。20年後の音楽の聴き方ってどういうふうになってるかわからないけど、俺は完璧なもんを作りたいし」 。 −例えば、曽我部さんの頭の中に『プリーズ・プリーズ・ミー』もあれば『ホワイトアルバム』もあって、どっちも作りたいけど時代の流れだと『ホワイトアルバム』だからという感じで『24時』を先に作って、今回『MUGEN』ができたんですか? 「違うんですよ。選択肢が、単純なものと複雑なもの、ポップと非ポップとか、日常的と非日常的なものではないんですよ。とにかく一番いいものをやりたいだけで、そこに全部入れたいだけ」。 −ライヴが11月15日に電気ホールでありますが? 「ぼちぼち頭の中にはありますけど、普通に演奏します。今回は北海道での野外ライヴと同じ6人編成になります。テレキャスをピンクパールに塗り直したんで、それを早く弾きたいですね。ロックのステージなんて見た目ですよ、ヴィジュアル。きらびやかだから良いんじゃないけど、絶対ヴィジュアル。9割9分それ。それが音になって出てくるんですよ。ザ・バンドのラストワルツは、立ち位置とかそのままで音でしょ」。 |
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