DRUM Be-1 OPENING SPECIAL GIG FUTURE NIGHT Supported by CROSS FM
1999.10.2(sat) at DRUM Be-1
●text/Saori Nakashima ●photographs/Tomofumi Yamada
 
 10月1日に移転リニューアル・オープンしたばかりのDRUM Be-1。さすがに出来たてホヤホヤのライヴハウスっちゅうんで、新築特有の匂いがプンプン。何故か観る側も気分がキリッと引き締まってイイ感じ。まずは当日まで名前の明かされていなかったシークレット・ゲスト、中村敦氏がいきなり登場。元HEAVEN、そして元KATZEといえばその世代にはかなり知られた存在。わずか4曲ながらも、その間、ギターの弦を切ること2回!魂の叫びにも似た渾身の歌声で圧倒的な印象を会場に残してくれた。で、お次は地元・福岡出身のJerry Goose。Vo&Gの辻は元ギルカバー&ザ・モンキーのギター。昨年バンドを脱退した後、アフリカというバンドを組んでいた元木とマロニー、同じく別のバンドに在籍していたK-sukeとこのバンドを結成したそうだが、自身のスキルの高さに胡座をかかない肉迫のステージは、切なさと力強さ、焦げ付くような疾走感をもって観る者すべてを惹き付けていた。
そしてHIKARI。作詞、作曲、アレンジその他プログラミングまですべてを自分で手掛けている彼は、キーボード2台というちょっと変則的なサポート陣にギター・ヴォーカルという驚きのスタイルで登場。遊んでるのか真剣なのか、途中、音の出るおもちゃの機関銃をサウンド・マテリアルとして乱暴にも注入したり、スターウォーズのテーマをイントロで使ったりと最後まで独特な“HIKARIワールド”一気に展開。また1人、2000年に向け、楽しみなアーティストが出て来たなと思わせるステージを見せてくれた。またthe heysは、前半ややヴォーカルが不安定だったものの、6曲目『じゃんき〜がーる』が始まる頃には本来の持ち味である軽快かつノリのいいギター・サウンドに乗せ、伸びのある広いヴォーカル領域を見事に奪回。瑞々しい感性と5人編成ならではの多彩な音で、会場のハートをキャッチしていた。
で、トリはもちろんwilberry。巧みにライヴ・アレンジされた『rocket lunch』がスタートし、すべての視線がステージ奥へと注がれる中、福岡ダイエーホークスのタオルを高らかと掲げた(!)城が登場。前回よりも一段と近くなった距離にすかさず会場から黄色い歓声があがるが、もしかしたらそんな距離感に、誰より高揚したのは城の方だったかもしれない。座り込む、ひざまづく、首を振る…いつにも増しての激しい動きで、しょっぱなからファンのド肝を抜いて、「正しい長さで演ります」と前置きされた5分45秒の『below normal』、限り無きポップな視点と極上のパワー・サウンドに彩られた『what i am』『unemotional poet』…と、最後までスリリングなステージを見せつけてくれたのだった。 さて、この新生DRUM Be-1に集った4つの新星。彼らが、いつ、どんな輝きを持って世界を照らし出すのか…この日、同じ時間を共に過ごした皆さんと一緒に見守っていきたいと思う。

中村敦(Secret guest):M-1.アカペラ〜Blue/M-2.グレース/M-3.サイレント/M-4.STAY Free 
JERRY GOOSE(Opening act):M-1.ピンボールマシーン/M-2.Instant Mental/M-3.No.18/M-4.リアルライフ/M-5.WAY
HIKARI:M-1.JESUS/M-2.METRO/M-3.SASA/M-4.宇宙のうた/M-5.PLAY BACK 
the heys:M-1.LOST CHILD/M-2.child/M-3.Permanent Vacation/M-4.彼女の水/M-5.ルナ/M-6.じゃんき〜がーる/M-7.BED PEACE/M-8.Wandering World
wilberry:M-1.rocket lunch/M-2.unmask you/M-3.below normal/M-4.hervest/M-5.what i am/M-6.unemotional poet/M-7.the sun