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STOMPIN' NITE 7 1999.10.19(tue)at DRUM LOGOS ●text/Yu-shi Mori ●photographs/Tomofumi Yamada |
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北九州を拠点として、17年にも及ぶ活動を続けているアグレッシヴ・ドッグスのUZI氏がプロデュースするライヴ・イベントが『ストンピン・ナイト』。福岡での開催は今年4月に引き続いて2回目、タイトルに『7』とあるように通算にして7回目を迎える。『インディーズ』というのは音楽のみならずいろんな所で使われているが、その言葉の示すところの『独立した〜』という意味合いにおいて彼らほど忠実な、そして『インディーズ』が『メジャー』の対角にあるものとすれば、『メジャー』にとってこれほど手強く脅威な存在はないだろう。特に『地元の音楽シーンが沈滞している』と嘆く輩が多いここ福岡では・・・。 さて、今回のストンピン・ナイトは特別である。前回のストンピン福岡は山嵐、小島、SNAIL RAMPなどなどすっかり一般のフィールドでも人気を確立した出演者たちと共に1,000人を超える動員をドラムロゴスで記録、大いなる盛り上がりをみせたが、今回はニューヨーク・ハードコア・シーンの核、H2Oを筆頭にアグレッシヴ・ドッグス、マイナーリーグ、グーフィーズ・ホリデイ、アベスティ・ボーイズ、ファット・ラガ・ダブ、カーブ・クリームという、より本来のハードコアに立ち返ったかのようなブッキングである。 そしてDJに熊本からHIGO VICIOUSと福岡のOUT OF STEPが参加。イベントをサポートする形ができあがった。 インディーズ・シーンに身を置くバンドのイベントは、人気のあるミュージシャンを獲得し高価なチケットを売り尽くすのが目的ではなく自分たちのメッセージ(言葉だけとは限らない。ロックの場合その存在自体がメッセージであることは多い)なりやりたい音楽なりを、細部まで自分たちの手でコントロールし、観客と共に作り上げていくことが魅力なのだがその点でもこのストンピン・ナイトはプロフェッショナルな動きを見せた。 通常、人気の海外ロック・ミュージシャンであればチケットは6,000円前後になるご時世だが、ハイ・スタンダードなど国内の良質インディーズ・バンドが2,000円台でライヴ・ツアーを行う現状をふまえ、なおかつネームバリューに頼らない『イベント』としての主旨を貫くという姿勢でもってH2O参加なれど前売チケットは4,000円に押さえた。もちろんその分動員数が必要となる。 当然、アマチュア・ミュージシャンが最も手薄で苦手とされる『宣伝』にも抜かりはない。当日、開場前のドラムロゴスは、各バンドに与えられた僅かなリハーサル時間をやりくりしながら次々とサウンドチェックが行われ、扉の外のエントランスでは各バンドのスタッフによってTシャツやグッズの販売設営が進んでいく。バンドの重要な収益源だ。ハードコアのイベントでは見慣れた風景だが、7バンド分のグッズは相当な品数である。売り切れる前にと、早々と会場に来てあれこれ買い込む若者も多い。 開演は18時である。福岡の若手バンド『カーブ・クリーム』から演奏がスタート。ひとつのバンドに与えられる時間は、15分〜30分と短い。ラウドなギターやヘヴィなドラム、時にはメロディアスで攻撃的なヴォーカル。各バンドそれぞれの持ち味が福岡最大のライヴハウスで次々と披露される。 この日の動員は、約400人。前回に比べると6割減であるが、その分、ここに集まってくれた観客は本当にここにある音楽が、空気が好きなのだと思いたい。 ただ、トリのH2Oを待っているのか前半はノリがイマイチで、このままH2Oまでなだれ込むのか?と思われたが、アグレッシヴ・ドッグスで一気に盛り返し、H2Oのメロディックでハイスピードな演奏は長時間にわたるイベントの締めとして期待を裏切らなかった。プロフェッショナルなステージング、イベント運営、そして何よりも音楽に対する自信と真っ直ぐな姿勢が、このシーンを独自で盤石なものにしていることを痛切に感じた。音楽シーンの構造はここでも変わりつつあるようだ。 |
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| 出演:H2O、アグレッシヴ・ドッグス、マイナーリーグ、グーフィーズ・ホリディ、カーブ・クリーム他 | |||
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