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![]() ●インタビュー・構成/なかしまさおり |
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“どんなに切ない恋の歌でも、これからはなるべく希望の光の当て方の多い曲を作っていきたい”--前回のツアー・インタビューでそう語ったSakuraが先月、New
Single『Oh I... 』をリリース。実はこの曲が出来た頃は創作面ですごく煮詰まってた時期。「“アタシはどうしたいんだろう?”というより、“周りに必要とされてるアタシ”を表現するので精一杯で。それは母親業と仕事のバランス、自分の中での折り合いの付け方、そういう事もあったんですけど、その中でやっぱり(そら君を)守りたいっていう気持ちがあって、ようやく出来た曲。やっぱり、命を産んだからには責任--ちゃんと幸せな世の中で育って欲しいっていう願いもあるし、アタシが歌い手として、すごく大袈裟なんですけど“使命”として、そこで何か出来ないかなと思った時に思い付いたのが、曲の中で“奇跡”を起こす事だったんですよ」。 先の見えない不安な時代--今、目の前には仮想と現実の区別も付かないような事件が蔓延し、人々は希望を持つことさえ失おうとしている。 「多分、誰にでもあると思うんですよ。“こんな世の中で頑張ったからってどうなの?”って思う瞬間が、絶対。アタシにだってありますもん。でもそこで“そんなん言うてたらアカンわ。そんなん言うとったって家族も大切な人も一杯おるし、空事みたいに思えてもやっぱ“夢”を歌うべきなんちゃうか?”って。…それで今回はみんなにとって一番身近な形--ラヴ・ソングの中で“奇跡”を起こしてみたんです」。 一度は別れた男女が再び、出逢って結ばれるという“恋の奇跡”は、一見、恋愛というメタファーを装いながらも、僕らに“希望を持つことの大切さ”を教えてくれている。 「70年代、みんなが信じて疑わなかった世界平和の時代、奇跡の時代“エイジ・オブ・アクエリアス”から30年。結局、地球は何もしないままここまで来ちゃったわけで。だからこそ2000年は数字的にもみんながやっと気付いて、ベクトルが一気に変わるんじゃないかなと思っています。人ってやっぱり、どれだけ落ち込んでいたとしても、遠くにちっちゃな灯りが見えれば、絶対そこに向って歩いていくもんやと思うんですね。で、それは神様が人に与えてくれた才能やとも思いますし、そのためにも私はこれからも“希望”が持てる歌、良い形で“光”を投げ入れていく歌を作っていきたいと思います」。 さて、このインタビューの前日。11月23日に福岡DRUM LOGOSで行なわれた『LIVE TOUR 1999〜MORE LOVE〜』は実に素晴らしい内容だった。前回のツアーよりもファンキー度が増したのは当然、最初のMCで彼女が言った言葉-- 「踊りたい人も聴きたい人も、私に身を任せてゆっくりと楽しんでください」--が、すべてを物語ったステージだった。 ゆったりとした空気の中で静かに客席へと贈られた『Lavender Blue Sky』。デビュー曲でもあり、彼女の裏テーマとも言える言葉を冠した『SOUL MATE』のメッセージ。あるいはフロント全員でユニークなダンスを披露し、LOGOSがハッピーなディスコ・フロアと化した『Let's Go Dancing』。デビュー後、さまざまな経験を得て、さらに大きく広げられたSakuraの“Love”が客席全体を温かく包みこんで、とても幸せな気分にしてくれた。 「やっぱりデビュー前はアタシを知らん人の前に出ることが多かったから、緊張したり、どう受け入れられるんやろう?受け入れてくれるんやろうか?っていう葛藤があって“みんなに受け入れてもらいたい”ってばっかり思ってた。でも、最近はその中で“どれだけアタシがみんなを受け入れられるか”--直立不動のまま楽しむのがいいんやったら、どうぞそのまま。座るんやったら座ってもいいよ。どんな聴き方であっても、大丈夫やからって。あなたのまんまで(ライヴに)来てくれて、アタシの音楽にどこかで触れて何かを感じ取ってくれて、今日ここにいる。それはなんかの縁やし、後はアタシが全部受け入れるから…って。そう思えるようになって、素直に開くことが出来た」とSakura。そんな彼女の想いが通じたのか、アンコールではこの日、28歳の誕生日を迎えた彼女に、客席から『Happy Birthday To You』の大合唱が…。 さて、今後は2月にシングル、3月にアルバムのリリースも予定。 「今回は(曲をすべて)人に預けて書いて貰う新しい試みなんかもあって、結構楽しんでやってます。それに、初期の段階からプロデューサーやアレンジャーを立ててはいますが、アレンジのアイディアや構成は私が持ち込むこともあったので、今回からはもっとイニシアティブを取った形でもやって行けたらと思ってます。お楽しみに」。 というわけで、2000年…Sakuraが起こす奇跡に是非、あなたも触れてみてほしい。 |
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![]() ●『Oh I... 』P.V裏話 「実は今回の撮影には約100人ほどの人たちが参加してくれたんですけど、その人たちのために『裏Oh I... 』というのを作ったんです、記念に(笑)。というのも、日本の家族で大っぴらに両親がキスをしている風景ってすごく珍しいでしょ?だってどうしても“両親”になってしまうとその役割の方が優先されて、恋のドキドキより、ほのぼのした安定感とか、そういうモノに変わっていってしまう。だから今回はそういう風に家族や両親でくちづけをしてもらって…。私も丸1日立合いで見てたんですけど、何だかすごく感激しちゃって、涙が出て来て。P.Vではそんなみんなの“Love”を少しでも感じてもらえればなと思います」。 |
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