WEB BEA VOICE Vol.249 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET

POLYSICS TOUR 1999"A・R・S・R・M・L"
1999.11.26(fri) at DRUM Be-1
●text/Saori Nakashima ●photographs/Tomofumi Yamada
 昨年5月POLY-2の脱退により3人編成となったPOLYSICS。8月に開催されたイベント『ビバ!ヤング〜サマー・ツアー〜』では福岡初上陸を果 たしていたが、今回ついにBe-1制覇!白のツナギにコンバースの黒。胸にはおなじみ「P」マークを掲げ、サポート・ベーシスト含むメンバー全員がステージに姿を現せば熱気は確実に5度上昇。10月にリリースされたばかりの2nd Album『A・D・S・R・M!』の中から早くもドバッと4曲カッ飛ばし、極寒の夜空をあざ笑うかのように場内を一気に常夏ムードへと攻め立てる。
かつて食パンが飛び交ったという伝説のライヴ・パフォーマンスは今や昔。目の前には大量 の汗と歓声!咆哮!絶叫!いろんなモノが入り乱れ、そこはすっかり気炎の一幕。
例えば今年の春先あたりから、YMO、ディーヴォ、プラスチックスといったバンドのリヴァイヴァル世代--いわゆる“ネオ・ネオ・ニューウェーヴ”とやらが雑誌などで持てはやされたが、彼らは決してそこだけにとどまる一過性のブーム・バンドではないことを証明してくれた。もちろん、見事に均一化され、どこまでも匿名性を高めた彼らのスタイル。あるいはフェイクな匂い漂うユニークなパフォーマンスは、ある意味、カルト的な面 でれっきとしたニューウェイヴを継承している。しかし、バンド自身がそれを分かった上で演っているのだ、という二重構造があるからこそ、それはそれで面 白いわけで、実はそれ以上にそうした“目に見えるモノによって奪われた視界が聴き手にもたらす暴力性(=音楽的強度)”にこそ、彼らの真髄=“ロック”が象徴されているのではないだろうか。…って、ライヴを体験した人ならば、それは周知の事実ですわな、今さら…。
何しろ元POLY-1、ハヤシ(g,programing,vo)の強烈なハイテンションっぷりは客席をも困らす燃え上がりぶり。「オーラス!オーラス!恋人選びっ!さて、何番っ?」なんつぅ意味不明なMCは序の口で、『TIME SHOCK!』では客席へ飛び下り場内を走り回って楽器をスタッフにレスキューされたり、アンプによじ登って飛び降りたりで、終始てんやわんやの大騒ぎ。つられて(?)元POLY-4、スガイ(drs)もサングラスを吹っ飛ばしての炸裂ドラミング、あ〜んど、唯一クールな装いに見えた元POLY-3、カヨ(synth,vocorder,Vo)も何だか熱〜い“振り”を!さらに、アンコールではステージ上からお客さんたちをポラで撮影し、それを会場にバラ捲いて立ち去るという暴挙にまで発展し(笑)、21世紀に向け全速力で突っ走っるポリの姿勢と意気込みをたっぷり味わせてくれた夜だった。
M1. A・D・S・R・M!/M2. Poly-Farm/M3. Hot Stuff/M4. Married to a Frenchaman/M5. WHICH!/M6. Eleki Gassen/M7. MS-17/M8. Nice/ M9. PONY RIDE ON/M10. Social Fools/M11. Monsoon/M12. Secret Agent Man/M13. Ka.Sugai(新曲)/M14. TIME SHOCK!/M15. PLUS CHICKER/M16. GOOD/M17. T.RIANGLE/M18. Pike/M19. BUGGIE TECHINICA/M20. Modern/
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