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| ●インタビュー・構成/なかしまさおり |
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それまでもwilberryの、というよりは城理生の詩的想像力の働き方にはある一定の重力と方向性があり、それは常に遥か彼方の光を追いかけつつも、どこか心の奥深い場所をキリッと引っ掻くものだった。が、決して悪い意味ではなく“よりパーソナルな位
置でのラヴ・ソング”として、それらが明確な意志を持って動いていたかというと残念ながら答えはノーだ。例えば彼らの曲に対するリスナーのイメージ(壮大な映像が浮かぶ…云々)がやって来る“根っこの部分”みたなモノがイマイチ明確には見えて来なかったのだ。千葉県船橋市--都会でも田舎でもなく「やたらと人だけは多かった」というフツーの団地のフツーの小学生。中学に上がり転居した我孫子はそれに対し「ビックリするぐらいの田舎だった」と言う。が、そうした故郷の景色が、彼の歌の生まれ出づる泉に存在するかと問われれば、彼自身、答えに窮すると苦笑い。 「結局、ずっと“そこに居る”としか言えないんだよね…例えば自分の持ってる憧れだとか、救いを求める心とかが自然にそういう言葉になるんだと思う。ただ…確かに今回はアルバムを作る時点でそういうモノが何となく自分の中でのストレスになってて…。そこでこの曲が書けたというのはかなり重要な事だったと思う」。 言わば「スライド1枚1枚を見ている感じ」から「よりストーリー性のあるモノ」へ。その転換は前述した“よりパーソナルな位 置でのラヴ・ソング”という意味でも歌としての解像度を一気に高めた。しかも、それが世に五万とある「男と女のキレイな部分だけを見せ合うリアリティの無い」ラヴ・ソングではなく(『(i will)unmask you』という曲まで含め)その裏にある--コトバとしての意志を持った--痛みや毒にフォーカスされているのは彼ららしい。 もちろん「それでもそこには救い」があり「この曲では(言葉としては出て来ないけど)“愛”なんですね。サビの終わり…クドイことに4回も繰り返すんだけど(笑)最終的にはそこだと思ってるから。やっぱ希望を持って走る…っつうか、走ってれば必ず救いは見えてくる(もちろん解釈は自由だけれど)そういう部分を感じてもらえたらと思う」。 とても哀しく切ない歌。と同時にとても優しい救いの歌--『(read)between the lines』を是非ともあなたの心の中に! |
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| ●『(read)between the lines』はアルバム8曲目に収録されたナンバー。実は“歌入れ”という部分においても城は、一度OKテイクを出しながらもこの曲だけ「初めて録り直しをした」と語る。やはりそれだけ思い入れが深いということか?さらに「詞は今後まだまだ変わる感じはある--それが結構、今、自分でも楽しい部分」。次作も期待できそう? | |||
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