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Chapter 9(チャプターナイン)
 2000年を迎えてあまり世紀末と言う言葉を聞かなくなった。本来なら今年が今世紀最後の年に当たるのだが、商業ベース的に「2000年」のインパクトの方で世界は踊った。あのお祭り騒ぎは何処へ行ってしまったのだろうか。さて、そんな混沌の世紀末から生まれた音楽にミクスチャーがある。それはカテゴリー分けされるのを拒否する人達が始めた音楽であった。しかし認知されるに従って「ミクスチャー」と称されて、皮肉な結果となったが、世界中に浸透する強力な「ジャンル」に成長した。そこで今回紹介するバンドはChapter 9(チャプターナイン)もちろんミクスチャーだ。この3月にサウンドトラックで音源収録を行ない、強い印象を残してくれた。「Limp Bizkit」「レッチリ」等からの影響を受けながら彼等独自の世界を構築している。彼等に音楽シーンについて聞いてみた。「日本人はブランドイメージに感化され易く、商品化された音楽に反応する。そこで、少しでもインディーズシーンにも目を向けてもらう為、我々チャプター9は頑張っているんです」と前向きだ。チャプター9の商業音楽性については。「職業としての概念を越えて、音楽が生活の全て又は、一部になる事をメンバー全員が強く願っています」とライフワークとして音楽と向き合っている。しっかりとした考えを持ったバンドで今後の活動が楽しみだ。サウンドトラック推薦のバンドなので名前を見かけたら、一度ライヴへ足を運んで頂きたい。
●チャプターナイン/プロフィール 1999年2月結成。4人編成のミクスチャー系バンド。メンバーはVo.若杉裕樹、Gu.近藤幸雄、Ba.武政吾郎、Dr.堤章、の構成。福岡市内のライヴハウスを活動の中心とし、自主企画のイベント展開も予定している。音源は3曲入りフリーテープがあり、秋にはアルバムをリリースする。
■the sound track recording studio■ 2-3-46-1F WATANABE-DORI CHUO-KU FUKUOKA
810-0044 JAPAN 092-781-8855
 vol.34
女の子永遠の憧れバーバリーのように(嘘)!
タータンチェック

 福岡では珍しくインディーズ系のお笑いユニットとして今年1月に結成されたタータンチェック。メンバーは安松透、山西久美子、いちろう…という年齢も趣味もバラバラな3人なのだが、あれ?この顔、どっかで見たような気もしないではないぞ?!山西「まぁまぁ、それはいいじゃないですか(笑)。要はね、3人ともやっぱり“お笑い”が好きだっていうことと、人を笑わせることの快感、舞台に立った時のドキドキ感みたいなものを忘れることができんかったってことなんですよ。何かまだ自分の中に決着が付いてなかったっていうか。それを今回形にしてブツけてみようみたいな所でスタートしたんですけど、例えば場所探しやら、チケット作りやら今までは事務所サイドがやってくれてた事もすべて自分たちでやらないかんってことで、その大変さを味わいつつ、そういう事を分かった上で舞台に立つ大切さみたいなんもんを噛み締めてます」。とは言え、山西「とりあえず1回目はこの3人ですけど、2回目以降は徐々に人を増やしていけたらなぁと思うんですよ。ジョビジョバじゃないですけど、形にとらわれない自由なお笑い集団が福岡にもあっていいんじゃないかなって。で、最終的にはその中から超有名人が出てくるぐらいの勢いと野望で、演ってます(笑)!」そんな彼らが目指す笑いのコンセプトとは?いちろう「ズバリ、ドリフ(ターズ)みたいなヤツですね。いわゆるコテコテな感じ。分かりやすくて安心できるネタって言うんですかね、お年寄りから子どもまで誰もが笑える日常的なコントをテーマにしていこうかなと」。山西「うん。誰もが忘れかけてるお笑いの王道を福岡でバシッと見せていきますよ」。おっ、頼もしいねぇ。あ、でもさ、まさかとは思うっちゃけど衣裳にタータンチェックとかは着らんよねぇ?いちろう「…!」山西「…あの…ネタ作り直します(苦笑)」。というわけで、彼らの記念すべき第1回公演は7月27日(木)アクロス福岡円形ホールにて。山西「ファンになっとくなら今のうちですよ!マジで!」皆さんも是非、チェックしてみて下さい。
文/なかしまさおり 写真/MAMI MAMI
▲左から、いちろう、安松透、山西久美子 ●旗揚げライヴ『一からの書〜僕たちの向かうところ〜』7月27日(木)アクロス福岡円形ホール/前売・当日共980円/問合せ 090-9728-3264(安松)

DESSERT/SOUL SEARCHING(CD/pic LP)\2,300
 メロコア、スカコア、ミクスチャー、ニュースクールとかが総称して"コア系"と呼ばれている事に、今となっては抵抗は感じなくなってきたけれども、最初の頃はお店で『ゴリゴリのハードコアあります?』とか質問されてガーゼとかLIP CREAMとかの昔ながらのハードコアをPUS Hして困惑されてましたが。昔からの世代にとってはハードコアって言葉自体にイメージが凄くあるので、どうしてもゴリゴリでガツーンってヤツを考えてしまうんですがねぇ、今回の1枚はex.ココバットのVo.RYUJIを中心に結成された"DESSERT"の1stアルバム、ex.ココバットという名前が出た時点で"コア"なイメージが湧くところを、ガンッと砕く王道の"ハードコア"サウンド、所詮、80年代の焼き直しと思われてしまえば、それまでかも知れないけれど、今の時代のSPEED感を充分持ち合わせていると思う、イラストレイター"USUGROW"の重々しいアートワークに包まれた中から叩き出されるのはディストーションが目一杯かかったギターに早くて重いリズム、そしてそこに切り込んでくる声によってもたらされる"緊張感"。あぁ、自分は多分この緊張感が好きなんだ、フレンドリーな感じも嫌いでは無いけれどLIVEにしても何にしても何が始まるか、どんなLIVEが見れるのか、一挙一動を見届けてやるって気持ちになれる場の雰囲気が好きなんだ、色んな見方や楽しみ方があっていいとは思うけど、目当てのバンドがLIVEをまだ演ってる最中にTシャツ買いの列に並ぶのって本末転倒じゃないかぁ?、いらぬ世話かもしれませんが。そんな目を離せぬ緊張感を叩き出してくれるバンドとして今月はこの1枚をオススメしたい。
■株式会社ボーダーライン カメレオンレコード■福岡店(092)761-0388/小倉店(093)533-1269

エリック・ソン
〜孫 耀威の巻〜
 台湾でも映画「G.T.O」が撮影される。その鬼塚先生役が、このエリック王子である。でも、デビューのきっかけが「青春スター・コンテスト」だったというだけあって、PTAご推薦のような、アクのないさわやかな容姿。果たしてこのエリック王子がどこまで鬼塚先生になれるのか?記者会見の映像を見る限りでは、今年25歳のエリックは、先生というより、まだまだ現役の学生っぽい。「飛び出せ青春」の石橋正次の方がはるかに老けている(古っ)。さて、このエリック、私が王子呼ばわりするのは、香港中文大学でコンピュータ・エンジニアリングを専攻したという、香港には珍しい高学歴あいどるだからである。王子は、来日時には必ず秋葉原の電脳街をブラつき、車のショールーム巡りをするのが大好きなんだそうな。3年前、『レディ・ムーン』という曲で日本デビューを果たした。私はその日本デビュー前、デモテープを聞いて王子の日本語度チェックをする機会に恵まれた。それまで、日本語で歌う香港明星はお世辞にも上手いと言えなかったが、王子の日本語はお世辞でなく上手かった。日本デビューの結果は芳しくなかったが、20代後半から色気が出てくるのが香港明星。これからを大いに期待したいお姉様である。
       文/ヴィヴィアン
『おじゃる丸』
 NHK教育テレビで放映中のアニメ『おじゃる丸』(毎週月〜金 朝7:46〜7:56/再放送17:31〜17:41)が今、大人気らしい。そういえば、あのaikoもおじゃる丸グッズに夢中とかなんとか、そういう噂を耳にしたけど、一体どんな所が人気なの?早速調査をしたので報告するでおじゃる。 放送開始は1998年10月5日。今から千年昔、ヘイアンチョウという妖精の住む世界に育ったおじゃる丸(5歳)が、ひょんなことから“エンマ大王のシャク”を手に入れ、満月ロードを通って現代へとタイム・ワープ。そこで出会ったカズマという男の子の家に居候することになるのだが、エンマ大王の子分・子鬼トリオが追い掛けてきて…というのが物語のあらすじ。好きな食べ物はプリン。おっとりしていて、マイ・ペースで、でも遠慮知らずでワガママという憎めないキャラクターが、どうやら人気の秘密らしい。しかも、そんなおじゃる丸が使う“公家言葉”が今、子どもたちの間で大流行(※自分のことは“マロ”。語尾に“そーしてたも”“…でおじゃる”などと付ける)。ちなみにオープニングテーマは演歌界のドン!さぶちゃんこと北島三郎の『詠人』である。ん〜、何だかすごいでおじゃる。
文/なかしまさおり
◆おじゃる丸(ヘイアンチョウ生まれ。妖精界の貴族、坂ノ上家の一人息子。体力、なし。オカメ姫といういいなづけ有り)。現在放映されているのはシリーズ第3話目。日本クラウンからはビデオ『おじゃる丸(第2シリーズ1〜5)』各\2,900、シングル『プリンでおじゃる』\1,000などがリリースされている。

ついでに寄ったカリフォルニアでは…。 
実は、テキサスついでに本場のカレッジ・ミュージックを体験すべくサン・フランシスコから橋を渡ってお隣バークレーにも行ったのでした(ついでと言うにはテキサスからえらく遠いが・・・)。ここは、インディー・ポップと呼ばれるバンドやレーベルが活発で、俺の宿も縁あってSlummber Land Recordsのマイクさん宅。サン・フランシスコ国際空港から車で約40分ほど走り、マイクさんの自宅のあるオークランド住宅街へ。
「バークレーと違って家賃が安いからね」と言われても三階建ての一軒家だしなぁ・・・と溜息が止まらないまま歓迎のホーム・パーティーが始まり(ちゅうか、他に娯楽がなさそう)、昨年SFXツアーで来福したTHE AISLERS SETの面々やCHAO BELLAのマリオ君などが集合しての楽しいひとときを過ごさせてもらいました。
で、またこのゲスト・ルーム兼レコード室がスゴイ!キッチン・カウンターもシャワー室もありまして、至れり尽くせり。築80年と聞いてまたビックリですが、やっぱ気候ですか、すごくしっかりしてますしね。リフォームしつつ、このくらいの築年数は珍しくないとか。そのぶん幽霊もよく出るらしいが・・・。
翌日は、サン・フランシスコに渡ってASIAN FILM FESというイヴェントでTHE AISLERS SETのライヴを堪能。なんでアジア系のイヴェントに出れるかというと、ドラムのヨシ君が日系。確かに、顔はコテコテ日本人だし名字はNAKAMOTOなんですが、英語しか喋れないという・・・。他にHIP HOP系のDJとかも出ていましたが、イヴェントの性質上、東洋人(日系ふくめ)ばっかりで、不思議な感じでしたね。 
ちゅうことで、番外編でした〜。

文/森裕士
見よ!この絵はがきのような風景。


THE AISLERS SETのギター&ヴォーカル、エイミーと#POUNDSIGN#のベース、ジェイミー。呑んでます。 レコード顔のマイクさん。しかし、壁一面のアナログは圧巻。特注のレコード棚も美しい。





●DEVO『Hardcore DEVO   Volume 2』(1991年)
デビュー前の音源を集めたアルバムなんですけど、当時はまだ録音技術もそんなになくて、MTRで録っているんですよ。パンクとかガレージとかのサウンド要素にかなりキ○ガイなシンセサイザーが絡んでたりして。今、聴くとベックみたいな音で、カッコイイっすよ! (HAYASHI)

●Bill Nelson's Red Noise  『Sound on Sound』(1979年)
ビル・ネルソンがBE-BOP DELUXEというバンドの後に一時期、組んでいたバンドのアルバムで、DEVOと共にすごく影響を受けましたね。やっぱりキ○ガイ・パンクなんですけど(笑)、メロが立っててイメージ的には初期のXTCにムーグが入っているような感じ。ジャケもグッド!(HAYASHI) ※1986年と1999年にCDで再発。

●NIRVANA 『INCESTICIDE』
(1992年)
僕、ニルヴァーナのコピー・バンド演ってたんですよね(笑)。で、これはニルヴァーナの中でもレア・トラック系というか、B面曲集みたいなヤツなんですけど、なんと!DEVOの『Girl U Want』というシングルのB面曲『Turn Around』のカヴァーが入ってるんですよ!これだけでも聴く価値ありでしょう?(SUGAI)

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※情報は全てBEA VOICE VOL.253発行当時のものです※