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●インタビュー・構成/なかしまさおり |
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昨年に続き2度目の参加となったSXSW、さらにはPOLYSICS、ロリータ18号らとのN.Y.〜シアトル・ツアーを経て、遂にリリースされたアルバム『SAPPUKEI』。先行シングル『URBAN GUITAR SAYONARA』を含め、レコーディングは今年の2月末に、N.Y.州カサダガでデイブ・フリッドマンと行なったそうだが、さすがに今回は2度目というだけあって 「わりとリラックスしてやれましたね」 と向井氏。 「やっぱり、1回やったことあるとこやったっちゅうのもあるし、時間もいつもに比べて長く3週間くらい取ってましたからね。非常にゆっくりしたペースで」。 レコーディングはいつものように一発録り。サウンド作りに関するアイディアの交換など、細かいやりとりはあったものの、全体としては 「そういう細かい部分よりもバンドの雰囲気とか世界観みたいなやつがお互いに通じ合ってるという部分」 を大事にした1枚へと仕上がった。だからマキシにしてもアルバムにしても 「タイトルどうこうっていうのはなくて。なんか記憶の断片…フラッシュバックみたいなもんで、いろんな感情をそのまま出してる…どっかで出し切るのが面白いわけです。それを何かリミッターかけて、出さんようにしようとするのが普通は社会人としての役目かもしれんですけど、それをこう…隠すように隠すようにしていくと溜まってって、犯罪を犯したりするような人が出てくるわけですね。でも、僕はそれを音楽で演ってるから犯罪を犯したり、病院に行くこともないわけで」。 例えばNUMBER GIRLの歌に渦巻く“いろんな感情”。その中にはある種、殺伐とした現代の若者の闇(病み)みたいな部分も感じられるのだが…。 「まぁ、そういう時代のムードみたいなやつはみんなが思ってるんじゃないんですか。表層では楽しけりゃいいという形で盛り上がってたりするけど根底ではヤバイんじゃねぇかって。それは僕も感じますし…うん。でもそういうところで苛まれる部分を無くそうっていうか、ま、どうでもいいやという今どきっぽい考え方っていうのもあって。でも、何かやっぱ避けては通れないような問題のようなものでもあると。そこら辺のギクシャク感みたいなもんがずっと続いてるんじゃないですかね。だから今、どんな感情が一番自分を突き動かしてるか?と聞かれてもよく分からない…そういう“分からない感情”が一番(自分を)突き動す、と」。 なるほど。ただ、その“分からなさ”を“分かりたい”とする部分もあったりするのでは? 「あぁ…確かに。それを少なからず見定めたいみたいな感情はあるかもしれないですね。だからこそ(音楽を)やってるというような」。 8月、真夏の博多。己を突き動かす感情の轟音でNUMBER GIRLはそこを満杯にする! |
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