WEB BEA VOICE Vol.255 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET
 
 ●インタビュー・構成/なかしまさおり


 いつの時代にも“いい歌”というのは必ずあって、それは聴き手の年齢や性別、あるいは社会背景といったすべての事象をも飛び越える。誰が聴いても良い歌、どんなときに聴いても良い歌--そんな本当の歌の力を持ったシンガーソング・ライターがこの夏、デビューした。
森田哲朗--高校時代からベーシストとして幾つかのバンド活動を経験した後、95年にソロ活動をスタートさせた彼に、自身の歌の原点について聞いてみた。
「僕がずっと聴いて育ってきた音楽っていうのが常に、何かしら匂いなり、場面なりを持っていた曲が多かったんです。結構、古いモノもタイムリーで聴いていたし、例えばオフコースとかチューリップとか、ロックなんだけど、やんわりと切なくなるような。あ、あと洋楽で言うとビートルズとかビーチボーイズとかのいわゆる王道もの。ただ、当時は片方でそういった洋楽を聴きつつ、『ザ・ベストテン』も見てるっていう(笑)…その感覚がすごく離れてた気がするんですよね。今の子たちはわりとすんなり、それをバンドで一緒に演っちゃいますけど、あの頃は良いお手本があんまりなくてバンドで演るには時間がかかりましたよね。ただ、ソロになって、そういう自分の持ってる世界観というか、自分の頭に描いた絵をより具体的に音に出来るようになった感じはします。多分、自分自身がベース・ヴォーカルだったせいもあるんですけど、スティングとかポール(・マッカートニー)とか、ああいう人たちのセンスって好きだったんですね。例えばベースライン、ボーカルラインで成り立っている、その崩しがたい曲の関係性っていうか。そういうのはこれからも目指してやっていきたいな、と」。
さらに
「曲作りって(自分という)人間を出してるようなものじゃないですか」
と彼。
「それがないと伝わんないし、そういう意味ではやっぱり自分をいつも絶えまなく磨いておかないといけないなと思いますね」。
8月には全国各地でのインストア・ライヴも予定。秋口にはフル・アルバムのリリースもあるとか。
「もうね、どこでも演りますから、ホントに。マイクなくても、狭くても、パンクバンドの対バンだって演ってまえ!って感じで(笑)」。
そう、“誰が聴いても良い歌、どんなときに聴いても良い歌”というのは、きっと“どんな場所で聴いても良い歌”なのだ。
Debut Maxi Single
『LONELY NIGHT』
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