WEB BEA VOICE Vol.255 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET

PHUKET FINE,NANANINE presents “音芸 2000”
2000.6.17(sat) at DRUM Be-1
 ●text/Saori Nakashima ●photographs/Tomofumi Yamada

 NANANINE、プーケットファインという、福岡で活動中のフレッシュな面々が自主的に企画したライヴ・イベントの第1回。
まずは彼らとは良きライバル、良き音楽仲間の175R(イナゴライダー)がゴダイゴの『モンキー・マジック』に乗って、元気良く登場。スタイル的にはヴォーカル、ギター、ベース、ドラムの、いたってシンプルな4人編成。だが、ノリはドッコイ!まるでホーン・セクションを伴う大所帯のミクスチャー・バンドのように華やかで力強い!スカっぽいリズムとキャッチーなメロディ、そこに交わるギター&ドラムの見事なコーラス等、トップ・バッターとしては十分過ぎるほどの熱気と勢いで一気に会場を温めてくれた。
続いて登場したのはNANANINE。今年の春に某番組のバンド・オーディションで入賞したのをきっかけに現在、人気・実力とも急成長中の注目株だが、切ないサビが印象的な『オレンジ』は既にライヴの定番--としても、起伏に富んだメロディに果敢に挑戦していた『シナフスキー』や不思議なノリの『マラソンマンソン』など、今後の可能性を匂わせる楽曲も数曲披露。瑞々しいセンスとメンバーのキャラで、客席をポップに彩ってくれた。

また、本公演中、唯一のソロ、中村敦氏は“ギター1本でも十分にロックン・ロールは出来る”と、熱い熱い魂のロックを思い付くまま6曲、熱唱。いつの時代も大事なモノは心だというストレートなメッセージと音楽への愛情。人生において自分が“活かされている”ことの意味を知った者だけが歌える歌で、会場すべてを釘付けにした。「観光バスには乗らないけどね」--そんな彼の言葉を、共演の若きバンド・マンたちはどんな気持ちで受け止めたのか。非常に意義深いワン・シーンを孕んで、イベントはさらに佳境へと向かった。
さて、プーケットファインはイベント2週間前にギターが脱退したとの事で、急きょ3人編成での登場となった。だが、そのことによるコーラスの不安定さや音の厚みといった問題はメンバー全員の勢いや気合いといった部分で見事にクリア。2曲目では早くも新曲も披露し、これならスリー・ピースでも十分イケるかも?!という大きな期待を感じさせてくれた。
そしてラストのBuddhaは、まさに威風堂々。激しさの中にもポップな要素をたくさん詰め込んだ『空想ハイウェイ』、クールな雰囲気をたたえた『アシアト』…と、楽曲のレンジの広さ、安定感ある演奏力で客席を最後まで圧倒しまくり。イベントを締めくくるに相応しいステージを披露していた。次なるイベントの開催日は8月19日。今度はどんなバンドがここに揃うのか、今から楽しみである。

【175R】 M1. Freedom/M2. サクラ/M3. ビューティフルデイズ/M4. パラッパラッパー/M5. everyday/M6. I believe my way
【NANANINE】 M1. マニ/M2. オレンジ/M3. マラソンマンソン/M4. 雨降りずむ/M5. シナフスキー/M6. チェイシングベッキー
【中村敦】 M1. LOVE IS HERE/M2. GRACE/M3. CHEEK TIME/M4. TWO PUNKS(THE MODSカヴァー曲)/M5. DEAR LOSERS-見事な弱者/M6. STAY FREE
【PHUKET FINE】 M1. YOUTH/M2. MINK/M3. スマイル/M4. 虹/M5. いつもと一緒/M6. タンポポ
【Buddha】 M1. 空想ハイウェイ/M2. ベル/M3. ほしになる/M4. 大切なもの/M5. RPM/M6. アシアト/M7. バランス