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Lime Lite (ライム・ライト)
 オルタナティブとロックは同義語であると以前に話したことがある。何ものにも拘束されず自分らの個性を追求する。それは、音楽に限らず精神論にも関与しているようだ。さて、今回紹介するLimeLite(ライムライト)の個性は強烈だ。ノージャンルミュージックとしてのオルタナバンドだ。この5月に2度目の音源制作を行なったのだが、その個性そしてアクの強さに対し、僕はMacのキーを叩く衝動を押さえる事が出来なかった。もちろん音源を聴いてもらえばすぐに感じる筈だが、技術を超えた説得力がある。特にボーカルの肉声がかっこいい。まるでエフェクト処理をしたような現実離れした声だ。それと彼等のレコーディングで楽しみなのが、そのアイディアにある。今回はかなりローファイな処理を行なった。隠し味ではあるが、ドラムをギターアンプシュミレーターでドライヴさせている。そこで、彼等のパフォーマンスやこだわりについて聞いてみた。「未完成でいて、形にはまらない、分りやすい静と動。その表現の方法として音楽を選びました。僕達はジャンルを意識したことはないのですが、あえて言えばオルタナって事になります。ジャンルは第三者が決めるようですね」と淡々と語ってくれた。活動面でも積極的で、この8月は長崎を除く九州全域と山口までをツアー予定している。もちろん地元である福岡でのパフォーマンスも精力的だ。某フリーペーパー等でスケジュールチェックは出来るので、是非彼等のノージャンルミュージックの世界を体感して欲しい。
●ライムライト/プロフィール 1999年8月結成。3Pのオルタナバンド。メンバーはVo.G.古川寿一郎(21)、B.Vo.上村隆一郎(21)、Dr.中村信平(21)の3人。活動はキースフラック等福岡市内のライヴハウスを中心に行ない、この8月には九州全域ツアーを予定している。
■the sound track recording studio■ 2-3-46-1F WATANABE-DORI CHUO-KU FUKUOKA
810-0044 JAPAN 092-781-8855
MO'SOME TONEBENDER /FOE
SPLIT MAXI
(QUATRO/CD
)

 キタキタァ〜ってカンジですね、モーサム。LIVEの激烈度より大人しく感じられた前作が個人的にはちと残念だったんだけど、その思いは今作のCDをPLAYした瞬間にフッとんだ。ファンキーなリズムがタイトに全ての楽器が声がトゲトゲしくチクチク刺してくるヒズんだ音塊、さらに己自身に向けられた歌詞がフィードバックして向かってくる、ヤバイってのはこんな時に使いたいなと。そして静と動を使い分けた2曲目のジュピター、ジワジワとクルかなクルかなと思わせてギュイーンとクるトコなんかはタマリません。
一方のFOEはEL-MALOのアイゴン氏が結成したグループ。メンバーもブッチャーズ、マルコシアスヴァンプといった強者、クセ者による強力さ。モーサム同様、瞬発力とサイケデリックにユラユラとする両面を持ち合わせたサウンドをこのメンバーで繰り出せば過去のみのROCKにとらわれない現在進行形のサウンドになると勝手に思いました、とはいいつつもFOE2曲目のヴェルヴェットやジザメリっぽいサイコキャンディなチューンにニヤリとしたりもして。
●個人的な動向では7月からカメレオン小倉店からボーダーライン小倉店へ移動となりました。お近くの方は両店ともヨロシクね。九州では多分他には無いと思うぐらいのラウドミュージックオンリーのラジオ番組「爆裂☆RADIO」(CROSS FM毎週木曜26:00~27:00)の選曲の一部もやってますので皆さん聞いてくれたら、ウレシイです。

■株式会社ボーダーライン カメレオンレコード■福岡店(092)761-0388/小倉店(093)533-1269
イーキン・チェン
〜鄭伊健の巻〜
 「風雲〜ストームライダース〜」を観た。香港では大変ヒットした映画だったから、期待に胸を膨らませたのに……。ソニー千葉(千葉真一)だって頑張ってた。しかし、だ。まあ、客が入らないと香港映画の上映が少なくなるからね、少しは貢献できたかな?という自己満足だけが残った。イーキンは、「古惑仔」やこの「風雲」のように人気漫画を映画化する時に主役に選ばれ、着実に香港の映画記録を塗り替えるような大ヒットを飛ばす。どこかしら離れした劇画チックな何かを持ってるんだなあ。一昨年、福岡でイーキンを目撃したという情報が飛び交った事がある。「新天町にいた」とか「キャナルシティで見た」とか「ナイキのシューズを買っていた」なんてね。これはきっと真実でしょう。香港明星はオフによく福岡にショッピングにきてるんだって。3年前イーキンに会った時「福岡にはまだ行ったことがないんだけど、ぜひ行きたいと思ってるんだ。街の中に運河があるんだろ?」と目をキラキラさせてた。     
文/ヴィヴィアン

『ふくろうの森』
 けやき通りの近くに住んで、もう6年になる。住所は警固だが、赤坂と隣り合わせの場所なので、天神まで徒歩圏内な割には静かで緑の多い場所だ。といっても、上空は福岡空港へ着陸する飛行機の通り道なため、数十分おきに鋼鉄の鳥が行き交う。そんな僕んちの近くに「ふくろうの森」なる愛称を持った緑地があるという話を某フリーペーパーの誌上にて知る。場所は筑紫女学園の前(和菓子の五島)の脇にある細い路地から、六本松方面を目指してどんどん登っていった坂の上。静かな静かな森の一角で、正式名称は赤坂西緑地。広さはそんなにないのだけれど、晴れた日はここでボ〜っと青空を眺めるだけで、いろんなイヤな出来事が忘れられそう…。緑地の奥の木の上には手作りの巣箱がかけてあって、夜になるとフクロウの鳴き声が聞こえてくるらしい。。。あぁ、ここで月見なんてのもいいなぁ。というわけで、疲れた心を癒すための緑にすご〜く蟻地獄な7月の僕ちんでした。
 文/なかしまさおり

〜今月のお題 《LOVE & HATE》〜
来福したミュージシャンに毎月“一組の対義語”を与え、今もっとも自分の中でそれに近い“モノ、コト、人”などについて語ってもらうコーナーです。

鈴木由紀子(BUGY CRAXONE)の場合

◎LOVE 「ブランキー・ジェット・シティの本。くだらない経験がいっぱい載ってて、腹の底から笑えるから、かなりラヴ!」  
★HATE 「泥沼みたいな重ダルイ空気。例えば、やたらでっかいテーブルとかを囲んで黙っ〜ってる感じのスタッフ会議とか…うん、会議、会議!会議は嫌いだぁ〜(笑)」



Skoop On Somebodyの場合
◎LOVE
TAKE
「人。ずっーと誰かと一緒におるし、ホッとする。でも、レコーディングの合間に1人で波乗りに行くのも好き」
KO-HEY「空気の対流というか、流れている感じが好き。それに附随して草の香りが好き。だから、風と草の香り」
KO-ICHIRO「いろんな意味で“裸”。人と接する時もお互い裸の気持ちで、ごまかしとか無いところで話したいし。状態的にも家では裸やパンツ一丁の時が多いんです。 泳ぐのも好きですし、水に漂う感じとか。自分を開放したいという欲求が凄く強くて、気持ちも体も裸でいることが好き」  
★HATE
TAKE 「人ごみ。休日の渋谷とかを歩くと心臓がバクバクしてダメですね」
KO-HEY「飛行機。…飛行機はダメですね、すみません」
KO-ICHIRO「人に強要されたり、求められることが嫌い。求められると、つい外したくなる。天の邪鬼です」

 活発です。福岡の若き音楽家たち、実に活発。今回ご紹介するのは8月25日そして26日にDRUM Be-1で開催されるイヴェント2発。まず、8月25日金曜はラムタグのレコ発イヴェント。知る人ぞしる老舗インディーズ・レーベル「K.O.G.A」から1st.アルバムのリリースが決定したということで、そのラウドかつ心に浸みるメロディアスなラムタグの演奏をしっかと聴いていただきたい。対バンもベスト。地元のファスト・パワーポップ(で、いいのか?)「ジャスタ・ファイン・スロープ」と東京から実にクールなヒップホップ・テイスト溢れるバンド「54-71」が出演ということで、ラムタグは当然のこと、この2バンドもきっちり見て欲しいもの。 続いて26日は福岡を中心にネオアコ〜ギターポップ・サウンドを聴かせる10組が出演します。ゲストでアメリカのキティ・クラフトや東京移住したカプセル・ジャイアンツも参加、DJはお馴染みカーディナルの川崎大助氏がいい仕事。ということで、フィールドを紹介しましょう。林田恭孝を中心に4人、うちリズム隊の2人は女性という編成でこちらもラウドかつ切ない曲を聴かせます。厚いコーラス・ワークにちょっとグループ・サウンズ入った和製洋楽の機微を見事に体得、自主企画イヴェント「POP IT!」も精力的にすすめる中の全国展開となった次第。このイヴェントではフィールドはもちろん、腹一杯良質ポップ音楽を堪能できますので、ぜひぜひ。そして夜の部はごらんのとおり、田中はん、仲社長が参加。これは行かいでか! ああ、でもなぁこの日ビブレホールではFOEとMO'SOME TONEBENDERのスプリット盤発売ツアーのライヴやっているんだよな。ううむ・・・。
 文/森裕史

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※情報は全てBEA VOICE VOL.255発行当時のものです※