WEB BEA VOICE Vol.256 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET

SHORT LINER(ショートライナー)
 音源制作をするバンドが多い夏だった。録音初日のリズム録りとなると、開始時間の関係上泊まり込みになってしまう。正に音楽とコンビニ漬けの毎日だ。
さて、この夏サウンドトラックが手掛けた数多い制作の中で、印象的なバンドを紹介しよう。SKA POP PUNKを自称するショートライナーだ。彼等は音源制作に積極的で過去にも収録経験がある為、順調で内容の濃い制作となった。サウンド面では、SKAを取り入れたリズムに聴きやすくPOPなメロディをのせてグルーヴィーだ。SKAについては決して新しいリズムではないのだが、彼等の若い感性と斬新なアレンジによって「2000年型スカポップパンク」を作り出している。
そんな彼等に活動などについて話を聞いてみた。「僕らはマイペースです。焦ってはいません。しかし、それはスローペースではないのです。地元福岡でのライヴは当然、この夏は九州、山口ツアーを行ないました。音源も3本出していますが、これからも積極的にリリースします。なにしろ、元気なバンドだからライヴを見に来て欲しいですね」とツボを押さえた答えが返ってきた。彼等も言っているように、とにかくグルーヴ重視のバンドだから、ぜひライヴを見てもらいたいと思う。おそらく、ライヴ会場で音源も手に入ると思うので、買って曲を覚えれば、もっと楽しいライヴになるはずだ。サウンドトラックお薦めのバンドだから、フリーペーパーなどでチェックをヨロシク。

●ショート ライナー プロフィール 98年8月結成。SKAをベースにメロディアスな楽曲を得意とするスカポップパンクバンド。メンバーはVo. ハシモトダイゴ(22)フリーター、G.Cho マツオカテツヤ(19)フリーター、B.Cho タカハシシュウヤ(21)学生、Dr.Cho ナラサキヨシヒロ(21)フリーターの4人編成。活動は福岡市内のクラブやライヴハウスを中心に行ないツアー活動も精力的。音源は既に3タイトルリリースされ今後も短いスパンで発売を予定している。 。
■the sound track recording studio■ 2-3-46-1F WATANABE-DORI CHUO-KU FUKUOKA
810-0044 JAPAN 092-781-8855

RUMTAG/RUMTAG BLUE (K.O.G.A/CD)\2,100
 結成初期のLIVEを見て、ビッ!と、後にCD-Rでリリースされた1stミニアルバムを聞いてビビッ!と、んで、しばらくして又、聞いてビビビーッ!とシビレてました。 そして遂にK.O.G.Aよりアルバムがリリース、あんだけシビレてたんだから当然のごとく良い。何がどうってのは、うまく説明出来ないのだが、ラウドなサウンドに泣けるメロディ、パンクもオルタナティヴも普通に、すっごい特殊な音としてでは無く存在している今の時代に、真正面にやったらこうなるだろって、バンドの出す音が塊となってツボを、ゆっくりとだけど強く突いてくる。歌い上げるバラードでも無いのに"LONG STEP"を聞いた時に何気ない言葉で綴られた歌詞がリアルに響いて恥ずかしながらも襲ってきた切なき感情に"ヤバっ"と思いながらも撃沈されてしまいました。"EMO"ってんじゃなくてエモーショナル、ギミック無しのストレートさが故の伝わり具合が 聞いた人、見た人を揺さぶってくれる筈だ。
■株式会社ボーダーライン カメレオンレコード■福岡店(092)761-0388/小倉店(093)533-1269


 アマンダは「echo」という少女デュオでデビューし、6年前に一人立ちをした。ソロ・ファーストアルバムはパッとしなかったが、セカンドアルバムが大ブレイク。初めの頃、なんとな〜くキャラがかぶっていた鄭秀文(サミー・チェン)に一歩先を越されてしまったような感もあるが、個性的で歌唱力も確かなアマンダは、男性ファンより、女性ファンのほうが圧倒的に多い宝塚系である。メークもファッションも香港女性のお手本だし、カラオケでもよく歌われる。(香港ではカラオケで歌いやすいというのも曲をヒットさせる大切な要因なのだ)。
テレビやスクリーンの中のアマンダは、大柄な女性に見えるが、実際は華奢でしなやかなスタイルをしている。大柄に見えるのは、スター性なのか、ただ単に顔がデカイからなのか・・・。
アルバムの中で私が特に気に入っているのは『プリンセスのふくしゅう』。広東語版なのにタイトルに日本名がついている。例えば、「たまのこし」や「夜中にドアをたたく」など直訳系のタイトルもあれば、「結婚遅い女」という私をナーバスにさせるタイトルまであるが、どれも軽快なダンスナンバーで「人生勝手気ままに楽しく生きるのよっ」という気持ちにさせてくれる心強いアルバムなのだ。
文/ヴィヴィアン
「妖しいリス」
や〜、こないだ郵便貯金が残高不足で“電気代の引き落としが出来ませ〜ん”ってなお知らせが来てたんで、今月こそはお金を入れねばと振込機で入金してたの。したら、この“ゆうちょ”のリスが呼ぶんスよね。「いや〜、ダンナ。実は良い商売があるんスよ。これで貯金を増やしましょうぜぇ、エヘヘヘヘヘ」。。。嗚呼、これって白昼夢?!怖い、怖いよぉ〜お母さ〜ん!っていうか、このリス、昔はもっと可愛いキャラクターだったイメージがあるんですけど。気のせいですかね…蟻地獄。
 文/なかしまさおり

不定期連載
俺の女性ヴォーカル名盤記

 沢知恵は、本紙でもちょくちょく紹介しているのと、第四十回レコード大賞アジア賞を授与されたりしているので「あ、名前聞いたことあるね」という人もちらほらいるはずだ。 ちょいと前ならブラコン、今で言うならR&Bか・・・韓国で生まれ米国で育ち日本に移住した沢知恵は、幼少の頃からピアノに親しみ、クラシック音楽を正規に学ぶも、多感な時期はポップスにのめり込み大学在籍中にジョージ・デュークのプロデュースでデビュー、という経歴を持つ。高名な朝鮮の詩人・金素雲を祖父に持ち、父も母も聡明で実直な人柄、牧師として多くの偉績を残した「血」のなせる道程だろう。
近年、彼女が発表した作品は、祖父が残した詩に感動し、自ら作曲して歌った「こころ」、童謡詩人・金子みすゞの作品にたまたま友人宅で出会い大きな感銘を受けアルバムにした「TOMOE MEETS MISUZU」など、ユニークでかつ非常に意義深いものばかりだが、今回はタイトル、すごい。「死ぬか生きるか」である。もしやツアータイトルまで「死ぬか生きるか」だったらどうしよう、などと考えていたら、本人からも「ツアータイトルには、ちょっとねぇ・・・『沢知恵の死ぬか生きるかツアー』じゃ、なんか勘違いされるだろうし、かなり重いよねぇ」との意見でちょっと安堵。
が、伊達酔狂でつけたものではないことは当然である。先日、彼女が来福した際、FM局のディレクターと、このタイトルについて「日本人には、解りにくいニュアンスですよね」という会話があったけれど、ディレクター氏もいろんな地で生死に関わる多くのものに触れてこられたのだという。日本に生まれ育ち、戦争も逼迫した差別や貧困にも近づかないで生きてこられた俺など、彼女の意図するところ充分には理解できていないのだろうが、作品としての出来は素晴らしいと言える。いや、こんな俺でもこのアルバムを聴いていると、大事なことが解るような気がしてくる。タイトルを継承した内容の「迷い」、歌唱・旋律・詩が一体となって甘美で切ない夏の残像を見事に表現した「summer of 1997」など聴きどころも多い。
それと、彼女は基本的にピアノ弾き語りのスタイルではあるが、今回の作品で特筆したいのは、音空間にしっとり散りばめられたいろんなリズムや楽器の音である。これらの音が「うた」を大きく引き立てている。よりポップで、そしてディープだ。 彼女の作品は、決して明るくはない。かといって、別に暗いわけでもない。生や死をまっとうにとらえ、きちんと自分の歌にすることに明るいも暗いもないが・・・。生で聴けば、わかる。パッケージ・ソフトに手を伸ばすのは生で聴いてからでも、遅くはない。彼女を見ていると、「音楽は生き物」という言葉を痛感するのである。
●一昨年発表したカヴァー集「いいうたいろいろ」の続編も同時発売。「喝采」や「真っ赤な太陽」ほか収録。沢知恵の作品は日本コロムビアで取扱中。
文/森裕史

※来福したミュージシャンに毎月“一組の対義語”を与え、今もっとも自分の中でそれに近い“モノ、コト、人”などについて語ってもらうコーナーです。
今月のお題<<BITTER&SWEET>>
Vlidgeの場合
SWEET
KYU「マックシェイク(笑)。甘いもん好きなんですよ」
BITTER
KIICHI「コーヒー。喫茶店でバイトした時からすごいハマって。この苦さをどう上手く飲むかなとか考えてたりする」
Kiroroの場合
SWEET
玉城千春「自分には、甘いと思います。好きな相手、お付き合いしている人にもメチャメチャ甘えますよ 」  
BITTER
金城綾乃「甘い食べ物が苦手なんです。やっぱり女の子はケーキとかチョコレートとか美味しそうに食べる方が可愛いじゃないですか!!めちゃめちゃ甘いモノを美味しそうにモグモグ食べたいなぁ」


wilberry Vo.城理生、mini album“only in my dream”について語る。
 以前2ndミニアルバム発売時HMVのフリーペーパー用に、今回のような原稿を書いたことがある。その時はレコーディング風景を書いてゴマかした。自分の作ったモノはサイコ−だっていつも思っているけど、それをそのまま書くのはちょっとねぇ…。第一読者が信用する?んで今回のミニアルバム。もー1度聴いてみて、感想でも書いてみるか。『only in my dream』。ファーストフードでハンバーガー喰ってたら思いついたこのタイトルはM2のタイトルでもある。ちょっと淋しげでしょ。全6曲入りで35分以上。たっぷり聴いていただけます。2,000円。1曲あたり333円。1分あたりで計算すると、えーと…。話を戻します。サウンドは今までの重厚なスケール感は残しつつも、思いっきりポップな曲もある。このあたりは今まで聴いていてくれたよい子のみんなは驚くに違いない。でも決して耳が離れていってしまうものではない。素敵な一面だと思ってメロディを噛み締めなさい。どの曲も「うた」がよく聴こえる。初めて聴くよい子のみんなも気に入るでしょう。歌詞にも幅があり、初めてと言っていい日本語のラブソングもある。こういうサウンドと歌詞の変化はこれからも常にやっていく。変化することで前に進むのだ。そして現在バンドは早くも年内にも発売の次作のレコーディング真っ最中!うーん、はやい!
mini album『only in my dream』
\2,000(tax in)/ポリドール
NOW ON SALE

※情報は全てBEA VOICE VOL.244発行当時のものです※