WEB BEA VOICE Vol.256 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET

●インタビュー・構成/なかしまさおり


 広島出身のKIICHI、大阪出身のKYU。数年前からダンサーとしては顔なじみだったという2人が再会したのは昨年の事。互いに“歌をやっているとは知らなくて最初は驚いた”そうだが、 KIICHI「単純に良いものは良いよねっていう(音楽に対する)認識がすごく共通してて」すぐにユニット結成。世の中にはR&BやHIP HOP、歌謡曲にロック…といろんなジャンルがカテゴライズされて聴かれているけど、 KIICHI「例えば東洋のオリエンタルな声だったり、日本の歌謡曲のメロディの美しさだったりっていうのはやっぱり素直にキレイだなって。その部分をもう1回見直して、純粋にいいもん作ろうよ。例えば『上を向いて歩こう』の現代版みたいな形でさっていうところから」スタートした。だから、KYU「(自分たちのことを)R&Bや言うてくれる人がいるのはそれはそれで嬉しいし、ただのポップスだって言われても全然嬉しい。もうね、聴いてくれる人の解釈の違いでどうとってもらってもいいかなと。僕らは単純にリスナーと音楽との架け橋になりたいだけっていう」。
そんな2人の柔軟な発想はデビュー曲『Everybody Needs Love』の制作過程でも存分に発揮されたと言える。
KYU「僕がキーボードを持ってたんで、それでトラックを作って、KIICHI君はその間、外を散歩してメロディを作ってて。で、後で合わせてみたら偶然にも合ってて。でも、デビュー曲に関してはそうでしたけど、全部を1人がやる時もあるし、ただ2人でトラックだけを作って後から歌を少しずつ乗っけてみるときもあって、ホントそういうのはこだわりなくやってるかも(笑)」。
KIICHI「たまにね(KYUが)自分の中でボツにした曲とかテープに残ってるんですけど、僕が聴いたら“コレ、むっちゃくちゃカッコイイじゃん”っていうのがあるんですよ。でも本人は“コレ、あかんねん。イヤやねん”みたいな感じで。でも、そんなことないから演ってみようよってメロディとか入れるじゃないですか、そしたら“ほんまや。こうやって聴いたら結構カッコえぇわ”とか、ね(笑)。だから演ってて面白いですよ」。
この夏は秋のリリースに向けた2nd Singleのレコーディングとアルバム用の曲作りに専念。
KIICHI「また曲ごとに全然違うアプローチの仕方--思いっきりフォーク・ロックな気分だったり、HIP HOPだったり、バラードだったり、その時その時に感じたものをね、出していけたらいいなと思うし、やっぱりVlidgeとしてのこだわりのメロディ、日本語の言葉遊びの部分をね、是非、聴いてほしいですね」。
KYU「うん。良い曲をたくさん作ってね、早くライヴを…あ、そうや僕(の両親)は熊本出身なんで一応地元ということで(笑)ぜひ九州でね、演りたいです」。

●自宅に5000枚!ものレコード盤を所有するというKIICHI(広島生まれ)と、オフコースも尾崎豊も好きだったというKYU(大阪生まれ)。ユニット名は何かと何かをつなぐ架け橋という意味でのBridgeをモチーフに、ゲーム用語で言うところのブリッチ(切り札)的遊び心も含んだ造語。デビューに先駆けリリースされたアナログ盤ではDJ-WATARAI feat.Q fromラッパ我リヤによるリミックスも収録。KIICHI「WATARAIさんにはDJとしての絶対的な信頼があったし、Q君は僕らと全然違った声質なだけに全く違う解釈であの曲を遊んでもらえるんじゃないかと思って」。今後もそうした試みは続けていくとか。楽しみですね!


Debut Maxi Single
『Everybody Needs Love』
1,200(tax in)/東芝EMI
NOW ON SALE