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●インタビュー・構成/荒木英喜 |
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8月19日にオリジナル『死ぬか生きるか』とカヴァー集『いいうたいろいろ2』という2枚のアルバムを同時リリースした沢知恵。この2枚を聴けば、現在の彼女が何を感じ、何に心を揺さぶられているかを知ることができるだろう。
−まずアルバム『死ぬか生きるか』は、沢さんが歌われてきたテーマ「生きる」ってことがストレートに出たアルバムだと感じたんですが。 沢「普通、アルバムを作って、ツアーに出ますよね。でも、私の場合は逆で、ライヴで曲を発表して聴衆と一体になって、理屈じゃなく“この曲はイケル”って感じる時があるんですよ。そう思った曲が貯まったらアルバムにするんです。だから、作品ではなく、記録なんです。前のアルバムから今のアルバムまでの間をどう生きたか、どう歌ってきたかの。この数年間、生きるってことや死ぬってことが、身の回りで沢山あったんです。『迷い』って曲は“死ぬか生きるか”ってフレーズから出来たんですけど、“死ぬか生きるか”って聞かれたら答えは“生きる”なんです。そのための呻きもこの曲には入ってます。逆にかわいいラヴソングも入ってますし、いろんな生と死。恋愛でも苦しみもあるし、希望もあるでしょ」。 −生きるよりも死ぬが先にきたのはナゼですか? 沢「語呂ですよ。生と死は繋がってるものだから、死ぬことについてちゃんと考えてれば、生き方って自ずと定まってくる気がする。どう死ぬかが、おぼろげに見えてきた時に、そこまでをどう生きるか考えるだけなんですよ」。 −『いいうたいろいろ2』はカヴァー集ですが、カヴァー曲って沢さんにとって何なんですか? 沢「私はカヴァーも、オリジナルを歌うくらいクリエイティヴなことだと思うんです。世の中って良い歌がいっぱいあって、今さら、新たな歌を作詞作曲しなくてもいいんじゃないかって思うくらい。それでも、生まれてくるから歌うんですけど。カヴァーを数年前から歌ってきて、それがオリジナルな行為だと解って、自信に繋がってきました。だから、カヴァーも私の作品なんです」。 |
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●71年、日本人の父と韓国人の母の間に生まれる。91年「Tomoe Sings」でデビュー。98年10月には日本人として初めて韓国で公式に日本語のうたをうたう。同年、第40回日本レコード大賞アジア音楽賞を受賞。 |
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