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| ZOOBOMBS FREE CONCERT
TOUR 2000.8.27(sun) at 福岡市中央区天神・警固公園 ●text/Saori Nakashima ●photographs/Tomofumi Yamada |
8月最後の日曜日。午後2時45分を少し回った頃。ジリジリと素肌を焦がすような強い日差しが照りつける中、福岡市のど真ん中、警固公園には続々と人が集まっていた。ズボンズにとっては国内活動復活後、初めてとなる全国ツアー。それも“入場料無料で観せる”という何とも大胆なアイディアによる“フリー・ライヴ・ツアー”だが、事情を知らない人が見たらきっと、この尋常じゃない人だかりはデモか祭りか…もしかしたら地震のための避難訓練かも。などと思われていたかもしれない(ホンマか?)。だって野外とは言え、一連のフェスティヴァルとは状況の異なる“公園”というユニークなシチュエーション。「お客さん、たくさん来てくれるのかなぁ…」と先月号の巻頭インタビューの際、ポツリと漏らしていたドン・マツオだが、結果は、そのロケーションが幸いしたのか溢れかえる人、人、人で物凄い盛り上がりを見せることに。ステージはトータルで40分程。だが、その短い時間に、マッタイラのキーボードが真昼の空を駆け抜け、ブッカビリーのドラムが雲を蹴散し、何故かアフロのウィッグをかぶって登場していた(笑)ピロのパーカッションは言わずもがな、ムーストップの安定したリズム・ラインが周囲の梢を震わせ、オーディエンスの心と体を実に心地良いグルーヴへと導き、踊らせてくれた。そう、余計なMCなど一切なく、ただひたすらに熱い熱い“ロック”を演奏し続けたズボンズ。その司令塔であり、震源地でもあるドン・マツオの体から、滝のように流れ落ちる汗の滴を見ながら、日本にもこんなにエキサイティングなバンドがいるんだぞー!と、わけもなく誰かに誇りたくなる…この日はそんなライヴだったと思う。もちろん、秋にはニュー・アルバムを引っ提げて“全国をバンで移動する”というツアーもキッチリ控えている。 この日、彼らの“ロック”に魅せられてしまった人はもちろん、ずっと彼らのことを応援し続けているファンは絶対、絶対、見逃さないように。最高のロックで踊って欲しい。
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