WEB BEA VOICE Vol.258 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET

●インタビュー・構成/荒木英喜
 独自の存在感を持つカゲユトモミの2ndアルバム『目に手にアイに誓うもの』が9月20日にリリースされた。このアルバムも前作に負けずに、振り幅の広い作品に仕上がっている。
「元々メトロノームから曲を作る時点で、歌詞の内容やジャンルに捕われず良い曲をって作ってきたので」
と彼女はいう。このアルバムのライナーノーツには“作詞、作曲者としての彼女は、無意識なのです(以下略)”という言葉がある。では、カゲユトモミと勘解由友見の違いは一体なんなのだろう。
「基本的に作詞作曲している自分は無意識なんですよ。で、歌う方の伝える私はすごく意識的なんですね。歌う方は、すごく伝えたいと思ってるし、いろんな人からいろんなモノを吸収して、どんどん歌も上手くなりたいしっていうのがある。無意識な自分は、ず〜っと変らない部分。伝えていく愛だったり、人を感動させたいというのが変らず、ず〜っと変らずそこにある。この違うふたりがいるので、歌詞の全体的なイメージは理解できるけど、言葉のひとつひとつで見るとわからない部分もある。次にどんな曲が出てくるかもわからないので楽しみ。私もリスナーのひとりなんですよ」 という、
純粋なままの勘解由友見を表現するための良き理解者であり、最良の表現者がカゲユトモミなのだ。だから、彼女のある種、空想的な歌詞が聴く者の心を鷲掴みしてしまうのだろう。ライナーノーツの言葉の最後は“とにかくあたしは歌いたいのです”で締められている。そうまで彼女を思わせるモノは一体なんなのだろう?
「今(デビューする前)まで、相手が全く見えなかったのが、誰に伝えたいのかがわかってきたから。デビューしてこれまでの間に、ライヴとか、インターネットとかで反応があって、誰に伝えるかがはっきりした。それから、伝えたくて伝えたくて、しょうがなくなってきた」。
伝えたい・歌いたい気持ちに満ち溢れた彼女のアルバム。これを聴けば、カゲユ菌に犯されるに違いない。

●愛知県豊橋市出身。看護学校に通いながら作詞、作曲を始める。98年に国家試験に合格し、正看護婦の資格を取得したことをきっかけに上京。99年4月にシングル『キセキ』でメジャー・デビュー。圧倒的存在感を与えるライヴで注目を集めている。


2nd Album
『目に手にアイに誓うもの』

Epic Records/¥3,059(tax in)
NOW ON SALE!