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| 「ほんとうに好きな言葉を、褪せない言葉を。」 | |
| ●インタビュー・構成/森 裕史 | |
リズムとメロディーを踏みしめ、一句一句鮮やかな輪郭を持たされた言葉は、一度聴いたら日に10回は口ずさんでしまうほどのインパクト。言葉・メロディー・リズムが理想的な緊張感をもって三位一体、なんとも形容しがたいがずるずると惹かれてしまう。クリンゴンの新作『Cosmos』、特にオープニングの『秋桜』は白眉の出来だ。各楽器の音色や細かなアレンジまで含めて、神経質に練り上げられた上質のポップスだが、ベースとなっているのが宅録やセッション・ミュージシャンでなく、ワイルドでまとまりのあるバンド・サウンドだからこそ、活きている。ー 言葉とリズムやメロディーの絡みが絶妙なんですよね。言葉選びがきれい、っていうのもあるんですが、サウンド全体としてシュガーベイブなんかの雰囲気よりどっちかというとガロっぽい、ちょっとくすんだトーンに魅力を感じるんですよ 木村「あ〜ガロか(笑)・・・とにかく、古いもんも好き新しいもんも好き。2000年代のアーティストも同じように聴く。なんでも、聴きますね。好きなメロディーがまず出てくるんですけど、そこには絶対、好きな言葉を埋めようと思って。褪せない言葉を。そのセレクトが一番難しくて・・・。(作曲の時は)メロディーが先で、簡単な日本語を乗せるんですが、やっぱり、リズムとメロディーにちゃんと合わないと日本語ではなかなか難しいと思うんですよ。今回、なんとかアルバム作れるくらいの言葉が出てきたかな、と思うんですけど」。 ー『どろんこ少年』には、すごく魅力的なノスタルジーを感じますね 木村「『どろんこ少年』の場合は、弾き語りライヴをやるために作ったんですけど、こういう詩って僕には多分、書けないと思っていたんですよ。たとえば、小坂忠さんとかあの時代の中では自然に出てくる詩だと思うんですけど・・・でもなんとか僕なりにできたんで、なんか『言葉を消化できたんだなぁ』と思いました」。 |
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| ●木村ひさし(Vo、Key)、鈴木大輔(Ba)、丸尾和正(Dr)、によって1994年大阪にて結成。3年後に小林浩士(Vo、Gu)が参加、現体制となる。当時、木村はギターとヴォーカルで、実験的なサウンドを目指すも、スティーヴィー・ワンダーやコーデュロイ、ベンフォールズ・ファイヴに誘発されてキーボードを始める。現在までメジャーでシングル、アルバムともに2枚リリース。因みにバンド名の由来は、英語での<クリング>と音楽の<音>で、<しがみつく音>だということ。 | |
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![]() NEW MAXI SINGLE『珈琲』 \1,223/東芝EMI |
![]() NEW ALBUM『Cosmos』 \3,059/東芝EMI |