WEB BEA VOICE Vol.259 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET
苦しいとか痛いだけじゃない、小谷美紗子の側面を見せられたと思う
●インタビュー・構成/山崎さとみ
 共同プロデューサーに小倉博和(山弦、SOY)を迎え、新作『宇宙のママ』をリリースした小谷美紗子。格別に素敵なタイトルは「元々『眠りのうた』の歌詞の一部で。私、哀しい時とか上を向くようにしてて、それで夜空とかに一方的に愚痴を言ったりとか(苦笑)嘆いたりとか、『眠りのうた』はなんかそういう言葉をそのまま歌詞にして出来た曲なんです。『眠りのうた』以外もそういう感じで出来たから“宇宙のママ”って言葉は、なんかそういう夜空の奥の方から、いろんなヒントを貰ったっていう意味で」付けられたもの。唄いまわしといい言葉の選び方・並べ方といい、独特としか言いようのない彼女。その歌に宿る鮮烈な言霊、歌の息吹をそのままパッケージした前作『うたき』から1年8ヵ月を経て、今作ではその“うた”をより際立たせるような、小倉氏のギターを中心としたバンドサウンドによる多彩な楽曲とアレンジが並んだ。アコギの響きもハードなギターフレーズも心地良い。
「そういうのを求めて小倉さんにお願いしたので。歌を聴かせるっていう部分では今までのアルバムと変わりないところなんですけど、小倉さんにお願いしたのは『うたき』ってアルバムと対照的な感じを出そうかな、っていうところで」と言う彼女の狙いは的中したと言っていいだろう。
そしてセンシティヴに綴られた歌とメロディには、彼女がこれまで見せていなかった側面も。
「今まですごく自分の苦しいところとか辛いところを前面に、楽曲にして出してたんですけど、今回けっこう明るい部分とか楽しい部分とか、あとは、すごい哀しいけどサウンド的に前向きな音とか、あたしが持ってて今まで出してなかった部分が出せた。こういう小谷美紗子もいるんだよ、っていう紹介が出来たかなと思ってます」。
●同時発売のシングル『edelweiss』は、彼女が幼い頃から好きで口ずさんでいたという、ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』中の名曲。スタジオで口ずさんでいた彼女のそれを聴いて、スタッフから「シングルにしたい」という申し出がありレコーディングされた逸品。TBS系愛の劇場「永遠の1/2」主題歌としてもオンエアされた。待望のライヴも、2001年3/6(火)イムズホールでの開催が決定。

NEW SINGLE『edelweiss』
\1,155/ユニバーサル
NEW ALBUM『宇宙のママ』
\3,045/ユニバーサル