ロックはバリケードを目指す!ポリとて、しかり。
POLYSICS TOUR 2000 NEU!!!!!
2000.10.5(thu) at DRUM Be-1
TEXT by Yu-shi Mori PHOTO by Tomofumi Yamada
 メジャーでの第1弾アルバム『NEU(ノイ)』に対応したライヴ・ツアー。メジャー移籍は、彼らにどういう変化をもたらすのか興味津々なところであるが、CDを聴く限りでは演奏・歌ともに、より鋭くエモーショナルな方向を指している。加えて、ぐっと深みを帯び、細やかに計算されたサウンド・メイキングによって立体的かついい意味でのメジャー感も、そこにある。いい作品だ。
  今回は熊本と鹿児島の、九州2カ所を加えた1年ぶりワンマン。5月のGOLD SOUNDZ、8月のSONS OF DYNAMICAにてnumber girlやDMBQなどの猛者達に引けを取らぬ異様なまでのテンションで爆走、観客を圧倒したパフォーマンスの興奮いまだ醒めやらず。鉄は熱いうちに、というわけだ。衣装も含め、基本的なライヴ構成は変わらず、というか、今年早くも3度目の来福だから当然ちゃ当然か。もちろん、新曲は演る。が、巷間よくいうところの、CDの再現性とか、ライヴ・アレンジがどうとか言わせる間は、ない。ステージも客席もそんな余裕は許されない。新曲とライヴ定番曲を、ほとんどMC無く立て続けに演奏、そしてまた演奏。ハヤシの煽り、ダイヴも大盤振る舞い。前回のワンマンではアンコール時に、インスタントカメラで遊ぶ余裕(演出)なんかもあったりして、それはそれで楽しかったけれど、そういうのはなくなった。「食パン投げて!」といまだにリクエストされては困惑失笑を隠さぬハヤシであるが、パンク、ガレージ、テクノ、サイケデリック、などなどロック音楽の最もコアでエモーショナルなエッセンスを全身で発するライヴに食パン投げる余裕などあるはずがない。トレードマーク、揃いのツナギもそろそろラモーンズのライダーズと同レベルに昇格だ。際どいコースをストレートでビシリと攻めてくるような、胸のすく演奏にギミックは不要である。
  メンバーはまだまだ若い。が、「卒業」や「成長」といった言葉をうっかり使えない、使いたくないのがポリシックスの魅力だと思う。縦ではなく横。横が重要だ。ということは、ロックの本質がそこにあるってことだ、と俺は納得した。
M0. SUNNY MASTER/M1. BUGGIE TECHNICA/M2. go ahead now!/ M3. each life each end/M4. Secret Agent Man/M5. MS-17/M6. WHICH!/M7. S.V.O/M8. 2 Faces/M9. TAX IN/M10. DISORDER/ M11. X-RAYS/M12. WHAT/M13. MAKING SENSE/ M14. CY/CB/M15. Hot Stuff/M16. XCT/ M17. PLUS CHICKER/M18. Poly-Farm/M19. URGE ON!!/M20. Modern/M21. I'm a worker/M22. PLASTER CASTER/M23. AT-AT