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| ハードにメッセージするサウンド |
| SIAM SHADE LIVE TOUR 2000 KICK UP THE DUST 2000.10.2(mon) at 福岡サンパレス |
| TEXT by Hideki Araki PHOTO by Tomofumi Yamada |
オープニングから彼らはトバしていた。ハードなサウンドの中に、スピード感をみなぎらせて。その勢いは曲を追う毎に増していく。しかし、そんな勢いだけで、これだけ多くのファンに支持されるはずはない。彼らのサウンドのベーシックな部分にはしっかりとしたメロディがあり、それだけでも十分にメッセージを持っている。それをフォローしているのが歌詞だ。今回のライヴを観てつくづくそう感じた−どんなアーティストも、どんな演劇も、生で観るまでは表現者の本質や伝えたいメッセージをつかみ取ることはできない。これは至極当然のことなのだが−。このことを表していたのがM11『Triptych』、M12『LOVE
IS POWER』。ヴォーカル・栄喜はステージから去り、音だけで聴かせ、盛り上げた場面だ。バックの4人が弾き出すハードなサウンドが唸りを上げて、会場を支配していた。最初はそれに気圧されていた会場だが、徐々にそのリアクションはヒートアップする。“3部作”の意味を持つ曲は、彼ら4人のサウンドで無限の広がりを感じさせ、“愛は力だ”という力強いメッセージを放つ。使い古されたメッセージだが、彼らのテクニックが新鮮な響きを曲に持たせている。そんなことを考えていると、栄喜のヴォーカルまでもがひとつの楽器となり、強烈なサウンドを吐き出していることに気付く。そう、彼の声は単なる歌声ではなく、唯一無二の楽器なのだ。それだから、聴く者は栄喜の声に圧倒され、魅了されてしまう。今回のツアーでは、最新オリジナル・アルバム『SI AM SHADE VI』を中心に、多くの懐かしい曲も披露された。M15『PRIDE』は、栄喜自身も“懐かしい曲をやります”と前フリ。会場からも思わず“懐かしい”という声が漏れる。この曲は、今やSIAM SHADEのライヴには欠かせない曲になっている。シャウトする栄喜のヴォーカルとグルーヴ感のあるサウンドが絶妙に噛み合っているからだ。予定のアンコールは1回だけだったが、実際は2回行われていた。異常にヒートアップした会場をクールダウンさせるには、それしか方法がなかったからだろう(実をいうと、その頃の私も会場と同様に、かなり盛り上がっていたので、あまり覚えていないんだけど…)。帰り道、あいにくの雨が降っていたが、私の頭の中では『FINE WEATHER DAY』が流れていたので、それも気にならなかった。 |
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| M1. Fly high/M2. Out sider/M3. D.Z.I/
M4. Dreams/M5. LOVESICK/M6. Shangri-la/ M7. END OF LOVE/M8. if/M9. 今はただ…/M10.
MOON/M11. Triptych/M12. LOVE IS POWER/M13. BLOW OUT/M14. SEXUAL SNAIPER/M15.
PRIDE/M16. PRAYER/M17. GET A LIFE EN1. PASSION/EN2. FINE WEATHER DAY |