WEB BEA VOICE Vol.260 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET
極上のポップスに酔いしれた夜。
キリンジ TOUR 2000/PT.3
2000.11.23 at DRUM LOGOS
TEXT by Tomomi Morobayashi PHOTO by Tomofumi Yamada
 予定の時間から少し遅れて、メンバーが登場。思っていたよりもキリンジ=堀込兄弟が爽やかに思えたのは新作『3』のドアップの顔ジャケのせい?静かな歓声があがり、初期の名作『風を撃て』でライヴはスタート。今回のツアーにはフルートとサックス、ベース、ドラム、キーボードのサポート陣に加え、キリンジの全作品にアレンジやプロデュースで参加している富田恵一氏が初めて同行。キリンジ第3のメンバーとも言える氏の参加により、サウンド面により広がりが出ていたと思う。
前半は1st、2ndアルバムからの曲を、後半は新作からの曲を中心にたっぷりと21曲が披露された。瑞々しいのに老成したような歌声、美しくて心地よい演奏が会場中に響き渡って、観客は極上のポップスに酔いしれた。前半一番のヤマはやはり「お兄ちゃんが歌います」で始まった『メスとコスメ』だろうか。弟とはまた違う、兄高樹の乾いたボーカルは何ともセクシーだった。
本編後半、ダンサブルな『イカロスの末裔』、『グッデイ・グッバイ』で踊らせて一気に盛り上げ、続く『あの世で罰を受けるほど』では、兄高樹VS富田氏のギター・ソロ対決!音源以上に「ロックンロール!」な演奏で、客席の盛り上がりは最高潮に!アンコールで『銀砂子のピンボール』のクリスマス・ヴァージョンを演奏するあたりも何ともにくい演出だった。
曲数が多いだけでなく、内容もホント大充実の今回のライヴは2000年最後のツアー、しかも初日ということで、イイ意味で力が入っていたと思う。「今日は特別よくしゃべる方」と本人達も言っていたようにいつになくMC時のテンションも高かった。(MCは福岡が一番面白かったというウワサも。)
 ドリンクコーナーで飲み物を注文する奥様、キリンジTシャツを着て意気込むギャル、「キリンジって〜」と熱く語る青年まで、ホント様々なキリンジ好きが集まった会場。その観客の幅広さからも、キリンジのタイムレス・ミュージックは世代や性別といったものを超えて、心あるポップス・ファンの心を震わせているのだなと改めて実感した。
M0. シュラスコ/M1. 風を撃て/M2. 双子座グラフィティ/M3. 雨を見くびるな/M4. ニュータウン/ M5. BBQパーティー/M6. 耳をうずめて/ M7. メスとコスメ/M8. アルカディア/ M9. むすんでひらいて/M10. ダンボールの宮殿/M11. 君の胸に抱かれたい/M12. 牡牛座ラプソディ/ M13. 車と女/M14. エイリアンズ/ M15. イカロスの末裔/M16. グッデイ・グッバイ/M17. あの世で罰を受けるほど/M18. サイレンの歌
EN1. 悪玉/ EN2. 銀砂子のピンボール(X'mas)/EN3. 千年紀末に降る雪は