6人の音楽革命家のテロ、Zeppに炸裂!
山嵐
2000.11.6(mon) at Zepp Fukuoka
TEXT by Mizuho Inoue PHOTO by Tomofumi Yamada
 ここ数年におけるラウド・シーンの勢いには目を見張るものがあるが、そんな中“ミクスチャーバンドの先駆者”と形容される事の多い山嵐。LOGOSからZeppへとキャパを広げ、しかも約1年ぶりとなる福岡でのライヴ。いやがうえにも我々の期待は高まる一方である。今回山嵐と一緒にツアーを回っているという横浜のBamboo、そして九州のラウド・シーンを“牛耳っている(by SATOSHI)”AGGRESSIVE DOGSのステージが終わり、観客のボルテージも最高潮。いよいよである。
 バックには黒い幕、機材のみのシンプルなステージの上に、6人の姿だけが浮かび上がる。武史の、低く、重いベースの一音一音が腰に響くー『山嵐』だ。
 超重厚轟音サウンドにのって放たれる、SATOSHIとKOJIMAの強力なツイン・ラップ。ギターのOGA-KIDの加入により、より厚みを増した感のある彼らのステージは、観る度に息をつく余裕すら与えない。ニュー・シングル『ブラックホール』、SATOSHIのラップ・ソロ部分は必聴!の『犯人』、そして同じ曲とは思えない程リ・アレンジされていた『NEXT ROUND』には、1stからの確実な成長を感じ取る事が出来た。  アンコールには、ファンも待ってましたとばかりに拳を振り上げた『BOXER'S ROAD』に、ダメ押しの『未体験ゾーン』。これで静かに観ろと言う方が無理な話で、男のコはもちろん女のコも、そしてOL風のお姉さんまでもが、歌う、暴れる、跳ぶ。しかし一番最後は必ず「どうもありがとうございました。山嵐でした。」と深々と礼をして締める、そんなところも彼らの魅力の一つだったりする。
 地鳴りのようなナンバーが続いたかと思えば、宇宙的な広がりを感じさせる曲もある。そして自らを「音楽革命家」「新型サンプル」「異次元産物」と名乗り、巷にはびこるミクスチャーバンドを一蹴するかの如く、爽快なまでに強気な自信に溢れる歌詞。ボーズにTシャツに短パンの、20才強の男達が放つ音楽のスケールは、実は、とんでもなくデカイのだ。
 メンバーの怪我等により一時活動の停止を余儀なくされていた彼らは、完全復活を遂げた。停止中の隙に増えた、見かけだけの中身の無いバンド勢は、年明けにリリースされるニュー・アルバムという核爆弾によって淘汰され、山嵐は、ラウドシーンの若き王者として再び君臨する。
M1.山嵐/ M2.ブラックホール/M3WIDE VISION/M4.孤独なスペース/M5.スペーススクリューボール/M6.ホログラム/ M7.犯人/M8.逃亡生活/M9.NEXT ROUND/M10.財宝/M11.LOOP
EN1.BOXER'S ROAD/EN2.未体験ゾーン