Pt.2/60年代中後期のポップシーンに開花した青い目の黒人音楽
「Blue Eyed Soul Group」特集 |
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■1.......You've
Lost That Lovin' Feelin' (ふられた気持ち) /THE RIGHTEOUS BROTHERS
未だ物議をかもすビートルズ『Let It Be』のプロデュースを手掛けたフィル・スペクター、そしてシンシア・ウェイル、バリー・マンという鉄壁のティン・パン・アレー仕事。60Sポップスの至宝。
[1964:#1]
■2.......Good Lovin'/THE
YOUNG RASCALS
60年代屈指の実力派イタリア系白人バンド。この曲は黒人コーラス・グループOlympicsのカヴァー・ヒット。ニッカ・ボッカ姿でハツラツと歌うエド・サリヴァン・ショーのビデオは必見。山下達郎氏が敬愛してやまないことでも有名。[1966:#1]
■3.......Sock It To Me-Baby(地獄の叫び)
/MITCH RYDER & DETROIT WHEELS
前作『悪魔とモリー』は黒人ロックンロール界の重鎮リトル・リチャードのカヴァーでこの曲もまた黒人のエスケリータがオリジナルという、彼等のヒット曲は殆ど黒人のカヴァーだった![1967-68:#6]
■4.......Then You Can Tell
Me Baby/CASINOS
作者は『Tabbaco road』などを書いたJohn D Loudermilk。
フォー・シーズンズなどと共にホワイト・ドゥワップを正統に引き継いだワンヒット・ワンダーであるが、熱心なマニアの間で根強い人気を持つ。これは貴重なCD化。[1967-68:#6]
■5.......Cry Like A Baby/BOX
TOPS
ジョー・コッカーの熱唱で有名な『あの娘のレター』でメンフィスからデビューした若手グループ。10代とは思えないソウルフルなアレックス・チルトン(後BIGSTARを結成)の歌声は感動。ギター・ポップ・ファンは要チェック。[1968:#2] |
| 曲名/グループ名(カッコ内はビルボード誌によるランキング) |
皆様あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
'60年代中期から後期にかけて様々なバンド(ユニット)が生まれた背景は、前号で書いたので省略させて頂きます。そんな中でいくつかの注目すべき「ブルー・アイド・ソウル・グループ」(以下BESと称す)が登場しましたので、今回取り上げてみました。BESとは読んで字の如く、白人によるSOUL〜R&B系ポップス・ミュージックです。但し、より本物に近いフィーリングで表現(唄う)出来るアーティストだけがそう呼ばれました。単に白人による黒人のカヴァーではBESの資格はありません。
ロック&ロールが生まれたのが1955年頃ですが、その基礎を創ったのは黒人達です。たまたまメジャーに所属した白人アーティストのレコードが売れたために、プレスリーに代表される白人達にオイシイところを横取りされた60年代初期に流行ったツイストやモンキーといったダンスの殆どが、SOUL〜R&Bによって生まれました。チャック・ベリーやリトル・リチャードといった偉大な黒人アーティストなくして、今のポップ・シーンは考えられません。21世紀になろうとも、脈々とルーツの血は受け継がれていくのです。
さて、テーマに戻ります。ロック&ロールが生まれてほぼ10年が経ち、それを聴いて育った世代がポップ・シーンにデヴューした時期がこの60年代半ばから後半なのです。今回紹介するグループの中で最も有名なのがライチャス・ブラザース。映画『ゴースト』で『アンチェインド・メロディ』が使われ、若い世代にも知られています。黒人が彼等の曲をラジオで聴いた時、てっきり黒人が歌っていると信じた逸話が残っています。但し、今回は別の曲を紹介します。あとは、ヤング・ラスカルズ(後にラスカルズ)、ミッチ・ライダー&デトロイト・ホィールズ、カシーノス、ボックス・トップスです。残念ながら、当時はビートルズ全盛時代で、BESそのものがマイナーな存在でした。
4曲目のカシーノスは日本では未発売。私はFEN放送でこの曲を知り、ファンになりました。彼等に関する情報は全くなく、輸入CDを入手するまでは黒人グループと信じて疑いませんでした。素晴らしいバラード曲です。この曲に限らず、せっかくの「音」をお聴かせできないのが残念です。
次回からはハーモニー豊かなヴォーカル・グループを三回に分けて特集します。 文/シュンサク兄 |
【Gotmany】
1995年4月2日〜2000年3月30日まで5年間にわたってCROSS FMでオンエアされた人気プログラムがビーボイス誌上で再開。音楽心満載の、雑多で奥深いセレクトが音楽ファン貴重な情報源であった。「ガメ煮」と掛けたタイトルも秀逸。 |
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