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| 今回のツアーは何年かに1度の正当派 | |
| ●TEXT/HIDEKI ARAKI | |
1月21日に文字通り待望のシングルをリリース。実に1年3ヶ月ぶりのシングルである。新作のこと、さらに間近に控えたコンサートについて教えてもらった。
−ニュー・シングル『CLOSE TO ME』は1年3ヶ月ぶり作品ですが、なぜこんなに時間がかかったんですか? 「 単純に僕の歌詞がなかなか出来なくて・・・。いつもそうですけど、歌詞がなかなか。いつになったら出来るのかわからないのが歌詞ですね」 −今回の歌詞は男女の愛に止まらない、広い意味があるように聴こえたんですが? 「そうですね。そうしたら、ツマらないと思っていたんで。すごいシンプルな曲なら、すごい何でもないことを唄ってもミョーに言葉が残ったりすることがあるんですよ。今回もそうですけど、僕のほとんどの作り方は曲が先にあって、歌詞がない状態でオケは作ってしまうんですよ。そのメロディやサウンドを何百回も聴きながら歌詞を作っていくんです。だから、言葉の響きを音として考えて作るやり方が多いので、詞の内容は結果としてそうなった場合が多いですね」 −そうした点は韻を踏んでいる部分などに表れてますね。 「先に曲と音のイメージがあるだけに、言葉を乗せることによってそのニュアンスが変わったら嫌だなっていうのはいつもあるんですよ。だから、出来上がってみて、今回のように広く取れる歌詞の時や物凄く細かい具体的な歌の時もあります」 −メロディーは、ビートルズ的な誰もが親しめるものですね。 |
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「シングルが出るのを待ってくれてた人もたくさんいらっしゃるでしょうし、時間が開けば開くほど、かなりちゃんとした曲をっていう、プレッシャーはありましたね。曲はビートルズの感化を強く受けてます。僕の音楽を作る発想のベースが、ビートルズやビリー・ジョエルになってると思います」
−なぜ今回はそんなに苦労されたんですか? 「苦労とは違うけど、(歌詞が)出て来なくて。作り方として、響きの良い言葉を曲にはめ込んでいくんですよ、バラバラに。それをやっていくうちに歌詞の方向性と行き場所が見えて来るんです。でも、今回は部分的に言葉があっても、それからどうするかなかなか思いつかなくて。期限はとっくの昔に過ぎてました」 −3月20日のコンサートはどんな内容になりそうですか? 「久し振りに正統派でやんなきゃいけないなと思ってますけど…。あんまりふざけないで。CDは何回も何年先も聴いて欲しいと思って作ってますけど、コンサートはその場1回限りのものなので、いかにその瞬間を楽しめるか。楽しむというと、言葉が単純過ぎるけど、コンサートでこんなに笑ったとか、思い切り呆れるとか、あの手この手でやりたいですね。そんな中で、今年は何年かに1度の正統派でやっとかなきゃいけないかなと思っています」 |
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KAN/87年にメジャー・デビュー。『愛は勝つ』『まゆみ』『Songwriter』など数々の名曲を作りつづけてきた。ビートルズなど影響を受けた曲は年齢層を問わずに楽しめる。1/24にリリースされたシングル『CLOSE
TO ME』は「ロッテ グリーンガム」のCMソングでもある。TNC「星の種」(毎週火/24:55〜25:25)にレギュラー出演中。 |
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