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| 過去を振り返るのは、それが物凄く大切だから | |
| ●TEXT/HIDEKI ARAKI | |
パラパラと小雨が降る寒い日曜日の昼下がり。その雨はShiroが歌う直前に止んだ。寒い中、駆け付けたファンが彼女の曲に聴き入る。それにショッピング中の人が加わり、その輪と拍手は次第に大きくなっていった。「一番最初は、お客さんとの間に川が流れていたので、近くに行きたい感はあったけど、すごい気持ち良かったですよ。観ている人たちも良い感じがし、終わってからサインしている時も優しい声を掛けてくれたので良かった。前回来た時より、さらに一杯の人が来てくれたので」。CDを通してもShiroのヴォーカルの凄さは伝わると思うが、ライヴのそれはもっと凄い。半年振りに行われたこの日のインストア・ライヴで改めて感じた。 「ライヴはCDと違うもので。元々ライヴは大好きなんですが、最近は特にライヴが一方通行じゃないってことがわかって来ました。前から頭ではわかっていたんですけど、なかなか実感出来なかったんです。でも、ライヴで自分が思いもしなかった歌い方をその場の雰囲気でしたり、びっくりすることが一杯あるんですよね、ライヴ全体を通して。それって、その時の空気やみんなから出ているもので変わるんだなあって思ってます」。ライヴのこうした経験を何度も積み重ねて、彼女はさらに大きくなるのだろう。「だから、1回ライヴをやると新しい自分が見えてくるのが嬉しいし、またそれ以上の新しいことがライヴで起こったらいいなっていうののくり返しですね」。と続ける。 |
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マキシシングル『透明な自分』については「『Pearl』の時と同じように、作った時は恋愛のつもりは全然なくて。恋愛でも、恋愛じゃなくても、別れってことに対する歌なんです。その別れはShiroも経験したことがある(笑)。やっぱり別れって、悲しかったりするでしょ。別れに至るまでの時間や相手のことを考えるけど、みんなそんな過去を振り返ったりするっていうのは、良くないって言うじゃないですか。でも、過去を振り返ることも良いんじゃないかと思って。物凄く悲しくて、物凄く気になるのは、それが物凄く大切だからで、自分にとって深くて良い経験や時間だったからだと思うんです。プラスにしていけば良いし、そうなるような時間の過ごし方をしたいと思う。私も過去を振り返ることは多いですよ。必ず、1日のことや自分のこと、周りに居る大切な人のこと、今の状態、これからのことなんかを考えながら、一杯振り返ってます」。辛い過去も振り返って、プラスに変えていく。そんな強さと気持ちを持っているから、今の彼女があり、私たちは彼女の歌に感動するのだ。今回のシングルが出る直前に彼女はひとつ年を重ねた。そのことで変わったことは?と訪ねると「成長してるなあと思って。1年前の自分と今の自分を比べて、良い意味で変わったと思えるのはこれまでで初めてですね。歌も声も、考え方も、伝えることも全然違いますね。伝えたいと思う気持ちが強くなったし。学生の頃は自分の思っていることを人に伝えるのが恐い派だったんですよ。それが、今は伝えた人から返ってくるのが嬉しいし、楽しい」という。 そんな彼女が今年の目標に上げたのがアルバムのリリースとライヴの本数を増やすこと。ちなみに夏前に3rdマキシが、その後アルバムがリリース予定という。その時は、また成長した彼女を感じられるはずだ。楽しみに待っていて欲しい。 |
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![]() 昨年7月にEXTASY JAPANより、YOSHIKIのプロデュースのマキシシングル『Pearl』でメジャーデビュー。同曲はドラマ「バスストップ」のオープニングテーマにもなった。そのパワフルで存在感のあるヴォーカル、ポジティブで愛に満ちた歌詞は、これからも大注目。 |
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