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| もっと自分自身を表現するために一番必要なサウンド、言葉は何なのかって | |
| ●TEXT/SATOMI YAMASAKI | |
4枚目のミニ・アルバム『anytime』において、まるで心の底に溜まっていた全てを吐き出すような音を鳴らしているwilberry。今やるしかない、これを出さないとバンド自身、自分自身が壊れてしまう、そんな雰囲気を持った音だ。歌詞にしても、城理生という人間自身のよりリアルな部分に踏み込み、その上で彼がテーマとし歌い続けてきた“希望”をより切実なものとして表現しようとしている。1stアルバム『never
had no one ever』でひとつの完成形を見たwilberryサウンドは、今“I just wanna change”(M-5『ten
stories』)を歌い、新たな地平を臨むべく深化を始めた。 ―今作での変化って、“進化”ではなくて“深化”って感じがすごいあるんですよね。それは、バンド(=wilberry)自体を変えたいのか、それとももっと自分自身を解き放ちたい、っていうような感覚だった? 「…んと、きっと両方なんだろうけど…でもすごいストレスは溜まってたかな…それまでの音に関しては。『only in my dream』までやってきたことはもう一通りやり尽くした感じがあったから、ちょっと違った面も見せたいなと。じゃあこれまでと違う表現の仕方は何なのかってことを考えたら、もっと力強さというものを出したいって思った。『only〜』で曲は明らかに僕らの中では変わったと思ってんだけど、音としては変化できなかったというのがあって。『only〜』で少しポップな路線をやってみたんだけれども、まだ…違うなあって。…もっと、自分自身を表現するのに一番合ってるサウンドは何なのか、っていうときに、やっぱこっち(『anytime』)のほうに…行くべきだ、って考えたんだと思う」 ―より自分自身を表現するための、強い音。 「うん。だから、『anytime』は『only〜』とは形は全然違うんだけど…でもこの2枚は段階を踏んでる感じなんですよ。元々ミニ・アルバム2枚で自分らの変化を見せていこうと思って作った2枚だから。歌詞に関してもその段階を踏んでる感じはある。テーマとして元々ある、強くいなくちゃいけない、というか、希望を歌ってるみたいところは変わってないと思うんだけど…だけど最近は、自分を通してから歌ってる、歌詞にしてるっていう感じがすごく強い」 ―ちなみに、anytimeっていう言葉の響き、持ってる意味…まず惹かれたのは? 「言葉の意味、かな、特に。『anytime』って曲も、自分自身のことを歌ってたつもりなんだけど、結果的にはバンドの、バンド対聴き手、みたいな関係を歌ってるようにも感じられて。だからこそ6曲の中の代表曲としてタイトルにもなってるし」 ―その『anytime』を世に出すことで、wilberryが欲しかったものって何だったと思う?
「…そうだなあ…明らかに、僕らは変化を求めているわけで、自分自身で。…でも、聴き手にその変化を受け入れて欲しいっていうふうには考えて作ってないかなぁ。自分達が、こういう強い音を出していきたい、っていうことがとにかく一番あったから。そういう自分達のやりたいサウンドなり歌なりっていうのを作り出しさえすれば、聴き手には絶対伝わるって思ってるし。だから今回欲しかったものは、強さ、以外はない、と思う」 |
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![]() ![]() wilberry/93年結成。99年メジャー・デビュー。1stアルバム『never had no one ever』(2000年3月)ほか現在までにミニ・アルバム4枚とマキシ1枚を発表。現メンバーは城理生(Vo)、永見泰也(Gu)、衣川正一(Ba)、浜下典子(Key)。新作では共同プロデューサーに亀田誠二を迎えている。 |
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