Dragon AshがDragon Ashであるために…
 文/なかしまさおり TEXT by Saori Nakashima
 
写真/久保憲司  PHOTO by Kenji Kubo


SPECIAL INTERVIEW

久保憲司氏とのフォト・セッション
前作『Viva La Revolution』から約1年半。“DRAGON ASHがDRAGON ASHであるための”アイデンティティをストレートなまでにギュ〜ッと濃縮させたアルバム『LILY OF DA VALLEY』を3月14日にリリースしたばかりのDRAGON ASH。前作とはある意味、正反対の“直球”的方法論で作ったアルバム とは是、如何に?今回はフロントマン・降谷建志を中心にアルバム、ツアーに関する話を訊いてみた。

--今回はライヴと平行してのレコーディングだったということですが…。
降谷『うん。結局去年はツアー3本演って、他にもイベントとかフェスとか、とにかく年中ライヴ演ってたからね。そういう部分ではかなり“ライヴ感”が強いアルバム…というか“ロック要素、ロック・テイスト”が強いアルバムにはなったと思いますね。具体的には去年の10月か11月にまず『Bring It』を録ったのかな。…で、12月のツアーにそれを持ってって演ってみたんだ。それは、客のリアっく埜んとかが木に成るっていうんじゃなく、自分たちが演奏してみてどう感じるかっていうのが知りたくて。で、まぁ、自分たち的にはすごい良くて。じゃあ、その方法論をもうちょっと突き詰めて曲を作っていこうかなって。それで『Revolater』とか、ああいうアッパーでリフが経ってて、かつ、ラップがちゃんとしててサビがある…みたいな形を中心にアルバムが出来ていった感じ。」

--今までライヴで新曲をおろすようなことって、あんまりやってなかったように思うんですが。
降谷「うん、そうだね。逆に3年前…全然売れて無い頃とかはそれしかやってなかったりしたけど(笑)、ホント、ここ最近では久しぶりかな。」
--間隔としてはわりと初期に誓いというか、“パンク/ハードコア”な部分が前に出てるってことでは初期からのファンもそれこそ、ストライク・ゾーンに叩き込めたんじゃないかと。まぁ正直、『Viva La〜』前後の、わりとヒップホップ色が強いDRAGON ASHについては、“しばらく静観する”というファンも少なくはなくて。その辺の意識なんかも今回のアルバムには多少、表れているんじゃないかなと思ったり…。
降谷「ん〜でも、そういうのはあまり関係ないかな。別に(ファンの)ニーズに合わせて俺らはやってるわけじゃないし、ただ(自分たちが)やりたいことをやって、共感してくれる人がいるか、いないかの話しなだけで。それはお互い強制する問題じゃないと思うし。…ただ、今回のアルバムは“DRAGON ASHがDRAGON ASHであるために
…”みたいな部分はすごい考えてて、ホントに“DRAGON ASH印/百合印”のモノにしようっていうのは最初にあった。…多分、初めてかな。コンセプトっていうか、最初に一つの方向性を見据えてアルバムを作るっていうのは。例えば『Viva〜』の時は、『Buzz Songs』や『陽はまた〜』でみんなが注目してくれるようになって、そこでついたカテゴライズ…みんなの中についたカテゴライズや、俺らが自分たちで知らず知らずにつけたカテゴライズを1回壊して、そこから新しいことをやろうっていうんでそれこそ思いっきり両極端な事やったんだけど、今回はそれとは全く逆の方法論。とにかく“どこまでもDRAGON ASHなアルバム”っていうか、ラップがあってサビがあって、ポップな面もちゃんと附随してっていう、俺ら的にすごい“直球”なアルバム。」
--うん、それは確かに。しかも“ライヴ”ということを想定した時、すごく意味を持ってくるアルバムというか。音としてももちろん、そうなんですけど象徴的に繰り返される“百合(LILY)”の姿が、個人的には『Viva〜』での“孤高感”から、もうちょい咲き乱れている慰安時に変わってきてる着がして。
降谷「うん…まぁ…でも、どうだろうね。孤高な人間って基本的にはいないと念うし、俺らは俺らなりに頑張ってるけど、それでロールモデルになる気もなけりゃ、他の人の身替わりにもなれないっていう。なんかさ、“私はダメな人間で、こんなにダメな人間ですー”っていう曲はあんまり俺、好きじゃないんですよ。それよりは“私はダメな人間で、こんなにダメなんだけど、どうにか頑張ってる”って、そこまで自分が納得してから良くを作る方が好きだし、基本的には“前、向こう”とか、“まずは今日1日生き抜こう”とか、言いたいメッセージは最終的にそこだからね。ま、俺らは俺ら自身を“百合(LILY)”に例えて、その “百合(LILY)”はずうっとそこえ咲き続けてるから、ちょっと見たくなったり聴きたくなったりしたら来ればいいし、ずっと同じ場所に居る必要はないよって感じなんだけどね。 」

--で、そういう“百合(LILY)”の咲く場所…ライヴなんですけれども、九州は長崎公演、Zepp Fukuoka 3DAYS、ツアー・ラストの福岡国際センター2DAYS…とかなりスゴイことになっているんですけど(笑)?
降谷「うん、俺らも聞いてビックリですよ。だって、知らない間に入ってんだもん(笑)。っつーか、俺は確か“ロゴスで演りたい”って言ったんですよ。それか俺らの希望としてはZepp Fukuokaくらいの規模で5回ぐらいやれたらすごいいいかなぁって。なのに…決まってたのは国際センター…もう好きにしてって感じで、言わばBEAの策略ですよ(笑)」
--あ…いや…え〜っと…ホントにいつも、すみませんねぇ(困)。で、でもライヴと言えば今回もアルバムにはIntoro、Outroが入ってますし、その辺の演出も楽しみなところじゃないですか?
降谷「ですね。今度もそれを流して俺らが(ステージに)出るっていうのを想定して(BOTSが)作ってるから、かなりオーバーな感じにはなっていますよ(笑)。もうね、BOTSが大好きなんですよ、オーバーなのが。俺がタイトにタイトに(本編の)曲を作ってるっていうのに、そこだけどんどんデカくなっちゃう。まぁ、BOTS君の仕事ぶりに比べたらね、俺らなんか、ほんのウ○コみたいなもんだから言えないんだけどね(笑)」
--あと、AIRフィーチャリングkjでリリースされた『Right Riot』というマキシシングル。ファンにとってはすごく嬉しいアイテムになったと思うんですが。
降谷「うん、あれはね、俺らとスケ(ボー)キン(グ)と麻波(25) でやったツアーの楽屋にクルちゃん(車谷浩司=AIR)が来てて“今度曲出すんだけどラップ入れてほしいんだよねー”って言うから、“あ、いいよ、やろう、やろう”って。で、“BOTS君とかもやってくれるかなぁ?”って最初、クルちゃんが俺に聞いて来たから“いやぁ…アイツは多分やんないと思うよ、きっと忙しいから…”って言ってたら…」
BOTS「全てはコレ(金)で…(笑)」
--それこそ、DRAGON ASHのツアーと同じく“Riot”ですから、さらに気分も高まるんじゃないかと。
降谷「そうそう!ライオット。でも、実はあれって偶然なんですよね。お互い別の曲を作ってて、後で聞いて“マジで?”みたいな。でも、かなり嬉しい感じ(笑)」
--まぁ、何にせよ、そういういろんなトピックがありつつの全国ツアーですから。メンバーの皆さんも最後まで福岡・長崎でのライヴを楽しんでもらって…。
馬場「ま、おれはライヴの数が増えれば増えただけ指輪を失くすってことになるけどね(笑)」
桜井「やめなさいって(笑)」
降谷「とにかく今回のツアーはアルバム全曲演ると思うし、かなりお腹いっぱいの状態にはなると思うんですよ。だから、来てくれる人もスゲェ楽しみにして来て欲しいなと思います!」

■■■DRAGON ASH official HP■■■
http://dragonash.co.jp

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