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| 自信(過信)があるから、いろんなことがやれる |
| ●TEXT/HIDEKI ARAKI |
GRAPEVINEをずっと聴いてきて、マキシシングル『Our
Song』を聴いた人は感じたと思う。彼らが何かしらの変革期を迎えようとしているのが。もちろん、常にアーティストは、オリジナリティのある新しい音楽を模索している。しかし、彼らのそれはちょっと違う。さらに上のステージを上がる、そんな予感だ。『Our Song』を聴いて、変わりつつある予感を素直にぶつけると田中氏(Vo&Gu)は「シングルは、いつもちょっと変えてやろうという気はありますよ。同じことをやってるだけじゃツマンナイし。変えても、いいものを作る自信もついてきた。何かしらの変革期を迎えていることは確かでしょう。ただ、そんなに大袈裟なことじゃないんですけどね、自分らの中じゃ」とこともなげ。GRAPEVINEは、ある種、特殊なバンドでメンバー4人がそれぞれソングライティングの力を持っている。しかも、その時々によって4人が影響を受ける曲は違うので、必然的に違う要素の曲が集まるという。「自分がある曲に影響を受けて作っても、他のメンバーが別の解釈で考えてくれて、最終的に自分らの音になるんですよ。そうなる自信もあるから、やれてきたし、これからもやれると思う。だから原曲は、かなり取り散らかしてもいい」と田中氏はバンドの力を確信している。それに西川氏(Gu)が「自信のような過信のような。ずっと過信でやってきましたから」とつっこむ。そんな自信(過信?)は、歌詞にも影響したのか、かなりストレートで素直になっている。それに田中氏は「ちょっと簡単にしたいなと思っていたので、うまいこといったのかな。普通“君を失くすくらいなら 死んだほうがマシ”とは言わないですよね。でも、それが出てしまったんだからしょうがない。歌にしてしまえば、恥ずかしくなかったんでしょうね。別に気負いもなかったし、シングルにするつもりもなかったんですよ。ただ、これからの流れを作るために、新しいことをやれてる曲だから。それに『ふれていたい』とのギャップも面白いし」と答えてくれた。 |
2曲目の『100cc』は、単純に楽しめる曲。これには西川氏が「単純な曲なんですよね。今まであんな曲は書かなかったんですけど、趣味としてはあったんですよ。それが最近はやれるようになった。ものすごい大袈裟に言うと、過渡期にあるのかな。バンドの音楽を考えることも多くなったし。最近は4人でやってることの意味がすごく強くなりましたね。バンドの振れ幅も広くなってきたし」と教えてくれた。最後にアルバムについて聞くと田中氏は「『ふれていたい』も『Our Song』も3曲でバランスの良いシングルだと思うんです。アルバムが見えるような見えないようなもので。多分、6〜7月にアルバムは出せると思うんですけど、“なるほど”なのか、“あれ?”なのか、聴く人によって変わるものになればいいなと。まだ何とも言えないんですけど、今出てる曲に関して言えば、すごく面白くなりそう」 |
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GRAPEVINE/97年9月にメジャー・デビュー。その後、3枚のアルバムをリリース。2本のギターが生み出す強烈なグルーヴに、叙情的な歌詞が絡み合うサウンドが魅力。最新作『Our Song』には3曲が収められている。どれもタイプの違う曲ながら、彼ららしさを出している。 |
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