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| 四半世紀の蓄積は、決して重くならず、むしろ軽やか。 | |
| ●TEXT/YU-SHI MORI | |
結成25周年。白井良明が1年遅れで加入して以来メンバー・チェンジもなくコンスタントに活動し続けているムーンライダーズ。とにかくこれは、すごいことだ。レコード会社の移籍は通算8回。つまり国内のほとんどのメーカーが、彼らの音を一度は手掛けているということになる。これも、すごいな。いちいち挙げていくとキリがないので割愛するが、ソロ活動や楽曲提供、プロデュース業などにおいてもそれぞれの才能で道を拓いている。やはり、すごい。すごいすごいとしつこいけれど、すごいと呼ばれるミュージシャンやバンドはたくさんいらっしゃいますが、本当にすごい、と思う。そして、すごいからかどうか解らないが、ムーンライダーズは不思議な魅力を湛え、ファンを魅了して止まないのである。が、最近は楽曲のインターネット配信で話題を呼んだり、イヴェント参加やソロ活動が見られたものの、ライヴ・ツアーはなく、1998年の『月面賛歌』以来CDリリースも途絶えていたのでファンにはご不満、それ以外の方には、なおさらつかみ所のない印象を与えていたようだ。しかし!今年はどうやらすごいことになりそうであります、これまた極端に。まず、3年ぶりのライヴ・ツアー『六匹侍spring大行進』が企画された。タイトルにちょっと引いてしまったが、これぞムーンライダーズ流のウィットである。命名したリーダー鈴木慶一氏によると「いろいろ考えたんだけど、なんか日本語にしたかったんだよね」とのこと。springはどうすんですか!と突っ込みは控えつつ、ライヴ・ツアーの敢行は素直に喜びたい。名前は知っているんだけど・・・という貴兄にも、ライダーズに近づく絶好の機会だ。 さて、精力的な活動はリリースにも表れる。所属プロダクションが立ち上げたジョイライド・レコードからのライヴ盤『a touch of fullmoon shows in the night』に続き、第2弾『six musicians on their way to the last exit』がリリースされた。これは、6人のメンバーが、各自でレコーディング(つまり、宅録)した音源を集めたミニ・アルバム。「普段はメンバーと会って遊ぶことは無いですね。いろんなやりとりはメールで済ましています(鈴木慶一)」という環境(?)ならではの作品だが、メンバー各々のカラーがヴィヴィッドに出た興味深い1枚となった。もちろん、楽曲の良さも折り紙付き。 そしていよいよ、インターネット配信で反響を呼んだ『kissin' you till I die』の歌詞を一部変更して25周年第1弾シングルが決定。なんと福岡公演の当日、4月15日の発売だ。理由は福岡が好きだから、とのことで、これは嬉しい。はちみつぱい時代から一貫して、旺盛な好奇心と稀代のミュージシャン・シップを失うことなく、時代の裏や表あちこちに足跡を残すムーンライダーズ。まだまだ前進は止まない。 |
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72年鈴木慶一らが中心となって前進となるバンド「はちみつぱい」を結成。はっぴぃえんど、頭脳警察等と日本語ロック・グループのパイオニアとして活躍。その後75年に「ムーンライダーズ」として始動。今年25周年を迎え、3年振りのツアーも新作発売日の4/15福岡からスタート! |
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