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| 『原始進化』で得た手応えを持って、絶対にその先に行きたかった | |
| ●TEXT/SATOMI YAMASAKI | |
「よく、もどかしいって言われたなあ」―取材後の冗談めかした近藤の言葉が、一瞬胸にツンと響いた。そう、そうだったね。PEALOUTは常に真摯に誠実にロック・ミュージックへ向かってた。決して器用じゃなかったけど、ひとつひとつ、自らに命題を課すように、強さや激しさやポピュラリティ、永遠のスピード、刹那の静寂、希望としての光り、現実の闇、歌=表現としての日本語…たくさんの凄烈な意志を具音化してきた。その全ての意志の結実とも言えるニュー・アルバム『NEW AGE ADVENTURE CALLED “NO HEARTS, NO TEARS”』。この作品全体が放つ “ストレート”な“突き抜けた”感はどうだ。全てのロック・リスナーへ贈る、新世紀の羅針盤。狂気を超える、エポック・メーキングな驚喜。光りの先へ向かう、野性と純正のスピリッツがここにある。 |
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「今回は、作る前から、ストレートにわかりやすくっていうのは、ありましたね。アレンジで凝ったりはしてるんですけど、構成も曲自体もよりシンプルに、よりストレートにっていうのが根本にあって、要らないものを削ぎ落としていく感じで。(歌詞を)日本語にするっていうのも最初から決めてたし。だからどっちかっていうと、最初から意図したところ、ではあります。『TOUCH
AND GO』(12月リリースのマキシ)っていう曲は、それが出来た結果っつーか。アルバムでちゃんとそういう(自分が意図した)ものが出来た意識があって、そこでもっとシングルで遊べたら、楽しめたらいいかなっていう気持ちで作った。そういう余裕があったから、多分チバくんも…チバくんを、呼べたっていうかね。あと確実に言えるのは、今回のアルバムは『原始進化』の延長線上にある作品、ということで。『原始進化』を作ったそのままの勢いで作りたかったし、実際作ったアルバムだし、確実に『原始進化』でやりたかったものは進化させられてると思う、サウンドにしても、言葉にしても。例えば、今回色々打ち込みとかも入ってるけど、きっかけになったのは『原始進化』の中の“心臓が動き出すとき”って曲で、あの曲で入れた打ち込みの感じをもっと進化させて今回のサウンドに繋がってる。歌詞で言えば、前作ではまず日本語で書くっていうこと自体が大事だったからかなり直接的だったけど、今回はそれをより詳細にというか、このアルバムの写真(※アルバムブックレットに収められたマクロなものを少しずつミクロに捉えていった写真)でいうなら、手の皺からその細胞の中まで見えるような歌詞を書きたかった。だから…『原始進化』がないと今作はなかったし、今回は『原始進化』で得た手応えを持って、絶対にその先に行きたかったんだ」(Vo,Ba 近藤智洋) |
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近藤智洋(Vo,Ba)、岡崎善郎(Gu,Cho)、高橋浩司(Dr,Cho)。94年結成。98年メジャー移籍後、現在までにアルバム4枚とシングル5枚を発表。2000年以降“激ロック”の名の下ツアーやイベントを開催。共同プロデューサーである上田ケンジや最新マキシ『TOUCH AND GO』で壮絶なVoバトルを繰り広げたTMGEチバユウスケらをはじめ、アーティストからのリスペクトも熱い。 |
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