WEB BEA VOICE Vol.264 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET
アロマテラピーのようなライヴにしたい
●TEXT/HIDEKI ARAKI
 オリジナル・アルバムとして約1年振りとなるアルバム『シシラ』をリリースしたSAKURA。より素直な彼女が表現されたこのアルバムと6月に行われるライヴについてインタビュー。

−タイトルの『シシラ』ってどんな意味なんですか?
SAKURA「“ROOM508”のツアーをやってる時に、スタッフがインド関係の単行本を持ってて、それを読んでたらシシラって単語が飛込んできて。それでインド人の友達に意味を調べてもらったら、インドにある6つの季節のひとつだったんです。ちょうど3〜4月の涼しい風が吹く、1年で一番良い季節だというんです。言葉の響きも風を感じるし、アルバムの雰囲気にもピッタリ合う」
−このアルバムを聴くと、SAKURAさんの充実した生活が伝わるんですが。
SAKURA「充実っていわれると困るけど、自分の中で凝り固まってる部分が取れました。素直になりつつあるというか。気張った部分をなくしたいという気持ちがこのアルバムにはあったんです。自分の中で敵視していた弱い部分を受け入れてもいいやって。私、今カワイイって言われると泣きたいくらい嬉しいんです。これまで、他人にグチることもなく自分で処理して、自分の中の大人な部分がイヤだったし、私ってカワイくないと思ってた。自分の中に理想像が明確にあるがゆえに、そのギャップに苦しんでいた自分が長い間居ましたね。そんな自分から離れることが出来たと思う」
−自分の弱い部分を受け入れられるようになったキッカケは?
SAKURA「聴いてくれている人が、私に対して何を望んでいるかをいつも考えているんです。私を含め、仕事に子育てに頑張ってる女性が多いけど、自分の弱さを見つめることって、実は一番強いことだと思うようになったのがキッカケです。だから、今回は人の言葉を借りてでも、素直になろうと思いましたね。結果的にそれが、深さに繋がったと思うし」
−DRUM LOGOSでのライヴはどんなものになりそうですか?
SAKURA「“ROOM508”ツアーでの、ステージと会場の境界線がなくなったような感じが気持ち良かったんです。今回はDRUM LOGOSだから、そんな親密感がより作りやすいでしょうね。素直な今のありのままを歌詞に込めて歌えば、みんな一人ひとり悩んでることが、ライヴハウスを出る頃にそれに対してどうすれば良いのかわかり始めると思うんです。悩んでる人の70%は答えが出てて、後押しして貰うために相談してるんですよ。そんな悩んでる人も、ハッピーな人も、自分の中で凝り固まってる部分を持っていると思うから、心が静まるようなメッセージを聴くようなライヴにしたい。アロマテラピーのような」


幼少の頃からブラック・ミュージックやR&Bに親しんだ彼女のヴォーカルは、エモーショナルで心地良い世界を生み出す。リリースされたアルバム『シシラ』では、表面上の強さだけでなく、女性が持つ内面的な強さも表現し、より懐の深い作品になっている。


New Album 『シシラ』
東芝EMI/¥3,059(tax in)
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